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ホームも大部分が崩れたり、壊れたりしている


蓮華(れんか)雨宿(あまやど)りしている場所も安全とは言えないだろう


かといって、この大雨の中を歩いて行くのも無理だ


まして替えの服も、傘やレインコートなどの雨具なども持ってはいない


やみそうにない雨を見つめる


「さむっ、ちょっとアレなジャージだけど、着てて良かったー」


雨が降っていなくても寒かったのに、雨で余計に気温が下がったように思った


風が強く吹いてきた


蓮華は雨と風が少しでも防げる位置に移動した


その少し先にトイレがあるのが見えた


「あ、助かった」


部分的に崩れていたが、2つの個室は使える状態に見えた


生きてる人が見渡す限り誰もいないとしても、やはり高校生の女の子


トイレはちゃんと個室でしたい

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