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蓮華(れんか)はその中から、長袖ジャージの上下セットを見つけた


水色のジャージ生地に、オレンジのラインが上下ともに入っていた


「うわ、なんか・・・ビミョー」


そう思いはしたが、他に長袖の服は見当たらない


寒さには勝てなかった


たくさんの(ほこり)や汚れがついているので、一応、バサバサと振り落とす


ふと気づいて、自分の制服も手で払ってみる


かなり汚れているのでキレイにはならないが、なんとなく気分の問題である


ミニスカートの下にジャージのズボンを履き、ポロシャツの上にジャージの上着を羽織った


「と、とりあえずさっきよりは寒くない。ちょいダサなのは我慢(がまん)我慢」


自分の格好を見て思う


梨々花(りりか)に見せたら、笑われちゃうよね、この格好(かっこう)


梨々花が生きて此処(ここ)にいてくれたら、どんなに心強かったろう

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― 新着の感想 ―
時間の経過と共に徐々に分かり始めた被害と広がる不安な心。臨場感がリアルに伝わってきました。心の拠り所を失うことの怖さを感じました。 他に生存者がいるのか、真夏の寒さの原因や今後の展開がどのようになっ…
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