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なんとかカフェのある建物まで歩いた


オシャレなガラス製のドアは無惨(むざん)にも壊れていたが、中に入ってみる


お店のスタッフさんやお客さんであろう人の形がいくつも見えた


なるべく凝視しないよう、目に入れないようにトイレのあるはずの場所へ向かった


天井近くに水のタンクがある昔ながらのトイレ


タンク内の水はなんとか流れた


助かった、そう思った


生きた人間は誰もいなかったが、「ありがとうございました」とトイレを借りたお礼を言ってカフェを出た


出てすぐ、また大きな地震が起きた


小さな横揺れが来たと思ったら、すぐに立っていられないくらいの揺れ


自分も地面も、前後左右に大きく揺さぶられているようだ


また建物の倒壊が始まる


頭を(かば)いながら地面に()せた

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