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屋上の温室にいた伊地知優のところにも顔を出したら、一通り“ここ”での生活について教えてくれた
明日からは食事当番、温室当番、掃除当番、敷地内の見廻り当番と4つに別れるそうだ
掃除はリビングと廊下、階段など共用部分のみ、各自の部屋は使用者が自分で管理するそうだ
見廻り当番は、敷地内を見廻りして、塀や壁が破損していないかチェックするそうだ
バケモノは塀に囲まれていれば中には入ってこないらしい
門を開けっ放しにしたり、塀が壊れて入れる状態になってしまわないよう、朝夕と必ずチェックするそうだ
「ちゃんと役割が決められてて凄いですね」
「ああ、そういうの考えたのはルイさんだよ、あの人、そういうリーダーシップみたいのあるんだよね」
優の口ぶりから、ルイの事を信頼している事が窺えた
「慎次郎は当番に入ってないけど、俺はちゃんと入ってるから、一緒になったらよろしくね、京本さん」
「え、そうなんですね、優さんも専属かと思ってました」
「ま、うるさい連中が、ね。色々言われるのも嫌だし、さ」




