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“ここ”での朝食は、木本慎次郎が佐藤ルイと共に調達してきた常温で日持ちするパウチされたレトルト食品
数ヶ月~1年程度の賞味期限のため、こういったレトルトを使用しているそうだ
朝はそういうレトルトを温めるだけ
昼食と夕食は、それぞれお米を炊いて、スープかお味噌汁などの汁物を作っているそうだ
「炊飯器ではなく、最初はキャンプ道具とか使って、鍋を火にかけて炊いてた、んだけど、ね」
ルイが言いにくそうに切り出す
「食事当番が目を離した隙に、火が燃え上がった事があって。それで、・・・とにかくご飯だけはちゃんと炊飯器を使うようにしたのよ」
大きくて広いベランダ部分でやっていたそうだが、当番の人がその場を離れて火事になってしまったらしい
さすがに火事は怖すぎる
“ここ”にいるのは蓮華を入れて14人
それだけの食事を用意するのも大変だろう
炊飯器でご飯を炊くのは、確かに電力が気になるが、火事になってすべてが燃えるよりはマシだと思えた




