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早くに目を覚ましてしまった蓮華
けれど、久しぶりに“寝た”という感じがしていた
久しぶりにベッドできちんと寝たからだろうか?
それとも誰かと一緒に寝たからだろうか?
ルイを起こさないようにベッドから降り、静かに歯磨きと洗顔を手早く済ませ、そっと部屋を出た
廊下に出ると、同じく部屋から出てきた中田樹里亜がいた
「おはようございます。体調、大丈夫ですか?」
小さな声で挨拶した
「おはようございます。もう大丈夫です。夕べ早めに寝たので、目が覚めてしまって」
「良かったー。私もなんだか目が覚めちゃったんです」
樹里亜がにっこり微笑んだ
「あ、あの、まだお部屋で寝てる方いるから、リビングに行きませんか?」
確かに廊下で話していたら、その声で起きてしまう人がいるかもしれない
蓮華は頷いて、量樹里亜と一緒に階段を降りた




