140/215
140
「ここにある毛布と羽毛布団で寒くはないと思うのだけど、大丈夫かしら」
「はい」
「今は、まあ、この布団でなんとかなるし、部屋のエアコンもなしでいいのよ。これから先、どんどん寒くなったらって考えると、ね、憂鬱になるわ」
珍しく弱音のような事を言い出したルイ
「あのー、私、実は叔母の家でちゃんと横になって寝れてなくて、深夜とか朝方は冷えてきてたので、電気毛布にくるまってました」
「電気毛布に?」
「はい、エアコンとかより電気代かなり安いって言うし、多分、消費電力も少ない、んじゃないかなと思ってたんです、けど」
ルイは「なるほど」と言って頷いた
「確かに電気毛布って有りね。自分が使った事ないから思いつかなかったわ」
そのままぶつぶつ独り言のように呟く
「この家の寝具置き場にあるかしら。慎次郎君に寝具売り場とか見てもらえるかしら。うーん、一人一枚欲しいわよね。ってことは14必要ってことね」
「ルイさん、ルイさん、私、自分で使ってた電気毛布持ってきてます」




