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014

ペタリと地面に座り込んでいた蓮華(れんか)


突然、地面から突き上げられるような縦揺れが起こった


「きゃー、なにー?」


あまりにも大きな揺れに動揺した


2~3分くらい続いたろうか、縦揺れがおさまったら、今度は横に大きく揺れ出した


「いやーーーー」


視界には上から大小の石やガラスの破片、瓦礫(がれき)のようなものまでたくさん降ってきていた


それまで建っていたビルのうちいくつかは亀裂が入り、崩れた


揺れと恐怖で動けない


咄嗟(とっさ)に頭を(かば)いながら、その場に丸くうずくまる


5分くらい経った頃、ようやく揺れがおさまってきた


すぐには声が出なかった


怖かった


身体が小刻みに震えているのが自分でもわかった

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