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いつまでも話は尽きなかったのだが、ここで各自、部屋に戻って休むことにした
蓮華はリュックを持って、ルイについて4階まで上がった
「部屋割りは後で変えるかも知れないけど、今夜はこの部屋で私と寝ましょうね」
「は、はい」
中田樹里亜を部屋まで送った時と同じタイプの部屋で、2つのベッド、備え付けのシャワールーム、洗面所、トイレがついていた
「申し訳ないのだけれど、シャワーは基本3日に1回にしてもらってて、普段はお湯が出ないの。実は下の階に給湯システムがあるのだけど、勝手に使う人がいるから、普段はスイッチ切ってるのよ」
先程までリビングで聞いていた色々な要求をする人達がいて困ったという話を思い出した蓮華
「大丈夫です。叔母の家でも数日に1回シャワーでした」
「こんな状況じゃ、そうなるわよねー。」
ルイは頷きながら続ける
あの時以来、空は分厚い灰色の雲で覆われ、太陽は一度も出ていない
太陽光発電がほとんど機能していない状況のため、節電は必須であった




