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「10年とか15年以上保存可能とはいえ、200食くらいだったから、例えば10人で3食づつ食べれば1週間程度しか持たない。結局はその程度の量しかなかったのよ」
「ただ、まあ、正直言えば、米と汁物程度しか出せない現状で、たまにでもその防災用保存食を皆で食べたかったね」
ルイの言葉に優が続いた
皆で食べたかった───
まさにその通りだと蓮華は思った
確かに200食程度では、人数で割ればたいした量にはならないだろう
でも、無断で“おじさん三人衆”のみで食べ尽くすのと、皆で平等に分けて食べるのとでは話が違う
そこで蓮華は言わなければならない事を思い出した
「あ、そうだ。慎次郎さんには迎えに来て頂いた時お見せしましたが、私の叔母が災害対策マニアみたいな人で、そういう防災用保存食もありました」
「あー、そうそう。しかも段ボールで5箱くらいあったっす」
「一応、何個かリュックに入れて持ってきてます。必要なら、大変だと思うんですが、慎次郎さんに運んで頂ければ、と思って」




