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「すみません、そろそろ部屋に戻って寝ます」
そう言って谷佑樹がリビングから出ていった
少し暗そうな男性だ
先程も笑っている人が多い中、ニコリともしていなかった
それに続いて続々と自身に割り当てられた部屋に戻り始めた
リビングには蓮華を含めて5人が残された
残ったのは、佐藤ルイ、木本慎次郎、北村湊斗、伊知地優、そして蓮華の5人だ
一度、ルイは中田樹里亜の様子を見に行き、戻ってきていた
「樹里亜ちゃん、熱があるし、風邪かもしれないわね」
その言葉に頷く蓮華
「樹里亜ちゃんと私が同室で寝てたのだけど、今夜は蓮華ちゃんと一緒の部屋で休むことにするわ」
病人を一人にして大丈夫かと心配になった蓮華と、それを察したルイ
「病院もない、医者も看護師もいないというこの状態で、病気になったら別室で治るまで過ごしてもらうしかないのよ」




