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佐藤ルイから中田樹里亜を部屋に送るよう頼まれた蓮華
とりあえずリビングから廊下に出て樹里亜に尋ねる
「ごめんなさい、中田さんのお部屋がわからないので、本当にお部屋に送るだけみたいになっちゃいます」
この豪邸に来てからあのリビングしか入った事がない蓮華
送ると行っても、ただ樹里亜のそばにいる事しか出来なかった
「いえ、それだけで助かります。ありがとうございます」
青白い顔のまま、ぎこちなく微笑む樹里亜
そんな樹里亜に静かに寄り添い、4階の部屋まで到着した
「えっと、ベッドはこっちでいいですか?」
2つあるベッドのどちらかを確認して、樹里亜を寝かせ、布団を整える
「おでこ、ちょっと触りますね」
そう言って額に手を当てる
少し熱い、微熱があるような気がする




