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「とりあえず解った事は、あのバケモノは斬る事が出来るって事と、斬れるのは限られた人だけって事ね」
佐藤ルイが全員を見渡しながら言った
「そうみたいですね、斬れる人と斬れない人の違いは解らないけど、そもそもあのバケモノ自体が理解不能な生命体だしなあ」
「小さい塊だし、簡単に斬れる感じしたっすけどね」
伊知地優と木本慎次郎が、塊を触りながら言った
蓮華はその二人を見ながら、よくあんな気持ち悪いのを触れるなあと、少し呆れていた
すると考え込んでいた様子だった北村湊斗が口を開いた
「蓮華さんと俺だけが斬れる、か。俺は少し斬り込み入れたって位でしたが」
そして首を傾げながら呟く
「二人の共通点・・・なんてあるのか? うーん、年齢も性別も違うし、女子高生との共通点って、まったく思い浮かばないのだけれど」
真剣に考え込んでいる湊斗の様子が可笑しくて、なんだか笑いそうになった蓮華
いやいや、真面目に考えなきゃ、と、笑うのを堪えた




