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「“コレ”って、俺でも斬れるのかな?」
蓮華が斬ったバケモノの手のような部分の塊をずっと見つめていた伊知地優が誰にともなく尋ねた
「どーすっかね、やってみないとわからないっすね」
慎次郎か答えた
「ねえ、ルイさん、“コレ”試しに斬ってみても良いですか?」
優に聞かれて、どうしたら良いのか迷うルイ
「う、うーん、どう、なのかしら?」
「このまま持ってても、警察に届ける事も、研究機関に提出する事もないっすし、自分達が出来る事をするしかない、のかなーと思うっすよ」
「まあ、警察どころか、何もかもすべて存在してないものねー」
「そうですね、俺でも蓮華さんのように完全に斬れるのかっていうのは少し気になります」
北村湊斗も試し斬りに肯定的ようだった
「蓮華さんはどう思いますか?」
今日来たばかりの自分が口をはさむべきではないと思っていた蓮華だが、湊斗から話を降られてしまった




