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「・・・え?」
「バケモノをやっつけた、ってこと?」
「そんなこと出来るの?」
「高校生だろう?」
その場にいた全員がひそひそと小声で疑問を投げ掛ける
「ちょっ、慎次郎君、今のはどういう意味? ちゃんと説明してもらえるかしら?」
ルイが代表して慎次郎に確認する
「メシ喰ってからにしよーかと思ったっすが、ま、簡単に言うと蓮華ちゃんはバケモノを斬りつけて、腕だか手だかを切断したっすよ」
全員から驚きの声が上がった
「ほ、本当なの? 蓮華ちゃん?」
ルイにそう聞かれ、小さく頷いた
「あ、で、でも、斬ろうと思った訳ではなくて、たまたまナイフを振り回していたら斬れた、というか」
「その切断した塊、持って来たんで、ここにあるっすよ」
慎次郎は自身の上着のポケットから、“何か”が入った袋を取り出した




