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「えーー、斉藤和男です。39歳で既婚ですが、子供はいません。会社員です、でし、た」
居酒屋によくいそうなサラリーマンのおじさんという感じだ
「次は俺か、田村新一、51歳、妻と大学生の娘がいる。○○会社の役員だ」
少し禿げ上がった頭のイヤミな感じのおじさんだ
○○会社と言われても、蓮華は聞いたこともない会社名だった
隣にいた小太りのオタクっぽい男性が言う
「はっ、会社名なんか言われても、知らねーし」
新一に睨まれながら自己紹介をする
「小林智哉、28歳」
「ええっと、次、私ですね。中田樹里亜、中学3年生の15歳です。年齢が近いので、嬉しいです。よろしくお願いします」
新一と智哉の険悪な空気感を打ち消すように、樹里亜は明るく挨拶した
「谷佑樹32歳、猫カフェで働いてました」
少し暗い感じの、大人しそうな男性だ




