中学校剣道部の非日常
この物語は仙台の学校に通う少女が活躍するフィクションです♪登場する人物及び団体は現実とは関係ない架空の人物及び団体です。
皆さん、こんにちは、私は、河合恵。普通の女子中学生です。
佐伯義宗「今日は、曇りか」嫌な天気だ。曇りとか雨は、好きじゃない。
女の子「雨が降りそうだよねえ」
隣にいる男の子と話する。彼は、佐伯義宗。私の幼馴染みで、幼稚園に入園する前からの腐れ縁だ。一応、恋人だ。
佐伯義宗「まあ、そういう曇り空の入学っていうのも、情緒があっていいんじゃないか」
河合恵「どこがよ、私は、青空の入学式の方がよかったわよ、晴れの入学式だったのに」
佐伯義宗「まあ、仕方ないよ、天気だけは」
河合恵「そうだけど」その時、女の子の声が聞こえた。
女の子「おーい、恵、義宗も」
佐伯義宗「えっ、あ」
河合恵「ん、あ、由香、それに、夏希も」
河合恵の知り合いの上原由香と井上夏希が話しかけてきた。
上原由香「おはよう、恵」
井上夏希「おはよう」
河合恵「あっ、由香、おはよう、夏希も」
上原由香「うん、義宗も、おはよう」
佐伯義宗「ああ」
井上夏希「遅刻しなくてよかった」
上原由香「凄い楽しみだったからね」
河合恵「うん」
佐伯義宗「まあな、それじゃあ、行くか」
河合恵「うん」
佐伯義宗「出発だ」俺達は、中学校に向かった。、
数分後。中学校に到着した俺達は、入学式に参加した。
そして、入学式が終わった後、教室に向かった。
佐伯義宗「やっと終わった」
上原由香「校長の話、長すぎるよね、ウザい」
井上夏希「本当、危なく、寝ちゃいそうになった」
河合恵「それ程じゃなかったと思うけどなあ」
佐伯義宗「俺は、眠りたくなったよ」
河合恵「あんたは、いつでも、眠そうにしてるでしょ」
その時、担任となる女性教師が入室して来た。
女性教師「はい、皆さん、着席して下さい、着席」
全員「はい」
女性教師「はい、全員、着席しましたね、それでは、まず、私は、土屋直子、今日から、貴方達の担任を務めます、宜しくお願いします」
生徒全員「はい」
土屋直子「それでは、皆さんにも、自己紹介をして頂きます、では、右の席からどうぞ」
生徒達が順番に挨拶していく。
飯塚雅也「飯塚雅也です」
井上夏希「井上夏希です」
上原由香「上原由香です」
宮内夕紀「宮内夕紀です」
岡野優香「岡野優香です」
大森麻衣「大森麻衣です」
金井こよみ「金井こよみです」
河合恵「河合恵です」
佐伯義宗「佐伯義宗です」
佐々木芽衣「佐々木芽衣です」
曰野朱里「曰野朱里です」
村田智香「村田智香です」
篠崎結衣「篠崎結衣です」
水島依緒「水島依緒です」全員の自己紹介が終わった。
土屋直子「はい、それでは、皆さん、それから、宜しくお願いしますね」全員「はい」
そして、放課後。
佐伯義宗「さて、帰るか」
河合恵「えっ」
バスケ部部員「待って」
女子生徒「君達、部活、どこに入るの」
上原由香「えっ。まだ決めてませんけど」
女子テニス部部員「それじゃあ、テニス部に入ってよ」
女子バドミントン部部員「ちょっと待ちなさいよ、テニスなんかより、バドミントンの方が楽しいわよ」
曰野朱里「えっ」
野球部部員「そっちの君。君は野球やってみないか」
佐伯義宗「えっ、俺ですか」
野球部部員「そう、君だ、一緒に野球を」
サッカー部部員「嫌、是非、サッカーを」
バスケットボール部部員「バスケ部に入りませんか」
ソフトテニス部部員「テニス部はどうですか」
バレーボール部部員「バレー部でーす」
新体操部部員「新体操です」
その後も、部活の勧誘は、しばらく、続いた。そして、俺は、剣道部と卓球部に掛け持ちで入部した。河合恵と上原由香と岡野優香と水島依緒と篠崎結衣は剣道部に入部した。井上夏希は女子サッカー部に入部した。
曰野朱里はバスケ部に入部した。宮内夕紀と金井こよみは文芸部に入部した。
大森麻衣は吹奏楽部に入部した。
田沢雅子「剣道部顧問の田沢雅子よ、宜しく頼むわね」
大石哲平「副顧問の大石哲平だ、男子剣道部の顧問代理も務めるから、宜しくな」
渕上梓「女子剣道部部長の渕上梓よ、宜しくね」
菊地典子「女子剣道部副部長の菊地典子です」
三宅頼子「三宅頼子です」
中西智子「中西智子です」
和田菫「和田菫です」
江口千春「江口千春です」
結城陽菜「結城陽菜です」
河合恵「河合恵です」
上原由香「上原由香です」
篠崎結衣「篠崎結衣です」
宮内夕紀「宮内夕紀です」
井口進「男子剣道部部長の井口進です」橋野正人「男子剣道部副部長の橋野正人です」
野口大樹「野口大樹です」
広岡啓介「広岡啓介です」
毛利貢「毛利貢です」
脇坂一馬「脇坂一馬です」
土橋省吾「土橋省吾です」
篠原秀明「篠原秀明です」
佐伯義宗「佐伯義宗です」
飯塚雅也「飯塚雅也です」
田沢雅子「それじゃあ、自己紹介も終わったので、今日の練習を始めますよ、いいですね」全員「はい」
田沢雅子「それじゃあ、まず、1年生は、走り込み、2年生は、基本の体力作りの素振り、3年生は、立ち合い稽古をやります。2年と3年は、1年のサポートもお願いね」全員「はい」
田沢雅子「それじゃあ、開始よ」練習がスタートした。
渕上梓「さて、新入り達は、どの位、やれるかしらね」
井口進「最初。まだ走り慣れていないと、きついだろうな、単純な走り込みでもな」
三宅頼子「もう走り慣れてるはずの私達でも、まだきついですからね」
橋野正人「ああ。でも、あいつ等には頑張って貰わないと、全国制覇の為に」
渕上梓「ええ」
井口進「それが、俺達の目標だからな、あいつ等にも覚悟して貰わないと」
菊地典子「ええ」
そうして、私達の物語が始まった。その後。
2年が過ぎた。それまでに、1年の時の大会と2年の時の大会は、いずれも初戦敗退だった。
そして、今年の春で、3年生に進級しました。
今日は、宮城県中学校剣道大会の日です。
河合恵「いよいよね」
佐伯義宗「頑張れよ」
河合恵「うん、頑張るわ」
田沢雅子「落ち着いて、頑張りなさい」
中西智子「皆、私達3年生にとっては、それが、最後の県大会だ、それに優勝すれば、全国だ。いいな、皆、頑張れ」全員「はい」
大石哲平「まず、河合ですね」
河合恵「はい」
田沢雅子「落ち着いて、やって来なさい」
河合恵「はい」
私は、試合に出場した。
主審「試合開始」
河合恵「面」海老沼洋子「面」海老沼洋子の面を回避する。
海老沼洋子「ホラホラ、どうした、逃げ回ってたら、勝てないぞ、ヤー」
河合恵「逃げ回ってないわよ、面」海老沼洋子「うっ」私の面が決まった。一本だ。
河合恵「やった、よし、もう一本」
海老沼洋子「くっ、てめえ、面」河合恵「うっ」私は、相手の攻撃を回避した。
ピ。試合時間終了。河合恵「あっ」やった、時間切れで、私の勝ちだ。やった。公式戦初勝利だ。
河合恵「やった、やりましたよ、先生」
田沢雅子「よく頑張ったわね、見事な面だったわよ」
河合恵「はい」
田沢雅子「次の試合までよく休みなさい」
河合恵「はい」
数分後。田沢雅子「恵。2回戦、相手が怪我で棄権したらしいわよ」
河合恵「えっ」
田沢雅子「2回戦突破、次は3回戦よ、準備してなさい」
河合恵「はい」
数分後。3回戦が始まる。
審判「試合開始」
河合恵「面」松沢利美「面」
河合恵「面」松沢利美「胴」
河合恵「面」松沢利美「面」
河合恵「くっ」松沢利美の引き面が河合恵に決まった。松沢利美「よし」
河合恵「くっ、一本取られた、でも、まだよ。面」松沢利美「面」
河合恵「小手」松沢利美「う」河合恵が松沢利美に出小手を決めた。
河合恵「よし、追いついた、後一本だ、えい」松沢利美「ガキが、嘗めるな、面」
河合恵「胴」松沢利美「うわ」河合恵の引き胴が松沢利美に決まった。主審「一本」
河合恵「やったわ」田沢雅子「よくやったわね」
河合恵「はい」
大石哲平「恵。どうしちゃったんだ、お前」
河合恵「ねえ、どうしちゃったんでしょうね、マグレなんですけどね」
大石哲平「次の相手、川上か、もしかして」
アナウンス「赤、桐沢道場、川上選手、白、長沢中学校、河合選手」
主審「始め」
川上亜美「面」河合恵「面」川上亜美が河合恵に面を打ち込む。
川上亜美「胴」河合恵「面」川上亜美が河合恵に胴を打ち込む。
川上亜美「小手」河合恵「面」川上亜美が河合恵に小手を打ち込む。
河合恵「やばい、面」こいつ、滅茶苦茶強い。勝てる気がしない、でも、もしかしたら。
河合恵「あ」相手の動きが鈍った。
河合恵「面」川上亜美「う」河合恵が面で川上亜美から一本を取った。
河合恵「やった」川上亜美「くっ、まだだ、まだ、面」
河合恵「面」川上亜美「面」
河合恵「面」川上亜美「うっ」河合恵の面が川上亜美に決まった。
主審「勝負あり」赤旗が3つ上がった。
河合恵「よし、やった」
田沢雅子「よく頑張ったわね。恵」
河合恵「はい」
大石哲平「ヨッシャ。ヨッシャ、次だぞ、恵」
河合恵「はい」
上原由香「次は、遂に準々決勝だね、頑張って」
河合恵「うん」
数分後。河合恵の準々決勝の試合が始まった。
河合恵「面」鳩山こずえ「面」
河合恵「面」鳩山こずえ「面」河合恵「うわあ」鳩山こずえの面が河合恵に決まった。
河合恵「くっ、でも、まだまだ、面」鳩山こずえ「面」河合恵「胴」鳩山こずえ「面」
河合恵「くっ、このままじゃ、やるしかない。面」
田沢雅子「あ、ダメ」河合恵「面」鳩山こずえ「小手」河合恵「うっ」鳩山こずえの小手が河合恵に決まった。
主審「勝負あり」河合恵の一本負けだ。
河合恵「くっ、申し訳ありません、負けちゃいました」
田沢雅子「いえ、貴方はよく頑張ったわ、ここまで勝ち進んだだけでも見事だった、ここまでの結果に誇りを持ちなさい」
河合恵「はい」
佐伯義宗「ご苦労様」
河合恵「うん」それで、私の中学での剣道は終わりです。終。