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エンドレスに見える毎日
ぼくらは精一杯生きてゆく
誰もが何かを追い求めて
理不尽なことにいらだって
理不尽に蹴り飛ばしたごみ箱
散乱する心の声
叫ぶ言葉は遠く聞こえず
ごみ箱がカラカラ転がっていく
後悔 自分への嫌悪
ごみ箱に耳はない 謝ることすらできない
胸の隙間にためこむ 言えなかった言葉たち
また一つ増える
拳を自分に打ちつけ 痛さに震える
けれど謝らなくたっていい 後悔なんかない
もう ごめんだった
傷つけてから後悔するのは
誰かに問いかけたくなる
生きていていいのかと
この先 また何度も傷つけるだろう
物や 人や 草花や 動物
ありとあらゆる綺麗な物を
それでも生きてゆく
死ぬのは怖いから
できることならとっぱらってしまいたい
生物ゆえの生存欲求があるから
そしてちっぽけなぼくは生意気にも
誰かのものじゃない自分の幸せをつかむために
少しばかりの努力をしてしまう
ちっぽけな幸せでいい
それを知ればもう 誰も傷つけることがなくなる
そんな気がする