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聴衆者達。  作者: 二階堂 はるな
1/1

◯0






街灯のない真っ暗な夜道をガタガタと夜行バスに揺られながらーーーーとか、


インディーズからメジャーになった有名な誰かが歌にのせて語っていて、

それを耳にした只の聴衆者の中でその”誰か”に憧れ抱く者はどれ程いるのだろうか。


ましてやその立場から演者になり、世の人々に感動や勇気を届けられる者など、ほんの一握りだ。




そう言われ続けてた


ーーそう言い聞かせていた。






いつからだろうか、

純粋な支持者ではいられなくなってしまったのは。

円盤から流れる音に、イヤホンから聞こえる声に、

感動を覚えるより先に嫉妬を表すようになってしまったのは。


烏のような色の黒髪を束ね、先程より少しどんよりとした雲空に焦りを感じる。




私にも夢があった。


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