団欒
「お茶とってや」
「ほい」
「あんがと」
「んー」
「っちゅうか最近どうよ」
「んー」
「外、出とる?」
「出てないなあ」
「俺も出とらんのよね」
「君たちも外に出れてないのかい?」
「あ、なに、あんたも?」
「出てないのだよ」
「あーあたしもー」
「今、もう冬らしいぜ」
「まじかよ」
「いつよ、いつの冬よ」
「秋どこにいったんだよ、秋。俺見てねえよ、秋」
「結局釣った魚にゃあとかいうやつやんな」
「昔は良かったなあ」
「ですよねー」
「ってか、要らないならもう放してくんないかなあ」
「捨てるとなったらゴミでも惜しいタイプなんですよ、きっと」
「あーあるある」
「もう回復量的に役に立たないポーションとか持ってそう」
「まじうける」
「エリクサーとか結局一度も使わない系っしょ」
「あるあるー」
『出でよ、バハムートー!!』
「ご指名入りましたー」
「もうお前だけでええやんけ」
「まあ、そう言うなって。じゃ、ちょっくら行ってくるわ」
「「いてらー」」