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微実録シリーズ

友人とその彼氏の物語

作者:

これは主の友人がリア充になったときのお話です。

「付き合おっか。」


「はいっ!」


彼から、言われたその言葉に私は、間髪入れずに返事をした。




この日、私と彼は、彼に車を出してもらい出かけていた。


一度は彼の風邪でお流れになったけれど、彼がそのお詫びとして誘ってくれていた。

彼に連れられ、いろいろな所へ行った。


私が行きたかったカフェについた。

ここのゼリーは綺麗な色をしていると有名だったので、一度来てみたかったんだ。


そしれ、席に案内されると・・・


「申し訳ございません、カップル席しか空いておらず・・・

こちらでもよろしいでしょうか?」


内心すごく焦った。

案内された席は向かい合って座る普通の席ではなく、隣同士で座るカップル席だったから。


「え、ちょ。ま」


「いいですよ。」


「!?」


「ありがとうございます。

それでは、メニューをお持ちいたしますので決まりましたらお呼び下さいませ。」


私が焦っていると彼が店員さんにOKを出してしまった。


「ねぇ、座らないの?」


「え、あ、はい!」


私は彼の隣に座り、一緒にメニューを決め、店員さんに注文をした。


その間、私の心はバクバクと緊張しきっていた。


やがて、注文したものが届き、私と彼は何気ない話をしていた。


その後も、彼の車の中でたわいもない話をしていたけど、私はすごく焦っていた。


「(どこで告白しよう・・)」



そう、私はこのプチ旅行で彼に告白をするつもりだった。

本当はもっと前に告白するつもりだったけど、お流れになってしまったから仕方ない。


私が彼に惚れたきっかけは分からないけれど、前に食事に行ったときにはもう彼にのめり込んでいたように思う。

彼氏持ちの古くからの友人に相談をしながら、大事に心を暖めてきた。


メッセージで


「まさか、あんたとこんな話が出来るとは思ってなかった」


や、


「ここ最近、あんた、彼の話ばっかりだねww

めっちゃのめり込んでるやんww」


などとからかわれたりしたが、友人は私の話を嫌がらず聞いてくれた。



そして、晩御飯を食べている時の事。


「変なこと聞いていい?」


「なんですか?」


「C?」


!?!?


「なんでわかるんですか!」


「前、そんなにないって言ってたのに、結構あるやん。」


「見ただけでわかるって、どんだけ経験済み何ですか?ww」


とても驚いた。

まさか、服の上からあてられるとは思っていなかったから。

最後は茶化して終わらせたけど、嫌じゃない私も終わってるんだと思う。

これが、職場の人だったら、殴ってると思う・・・



そして、突然。


「ねぇ、ほっぺ触ってもいい?」


「良いですよ!

今なら触り放題です!」


「え、あ、おう。」


私が高らかに宣言したからなのか彼は少し焦っていた


そして、お会計も終わり、彼の車に乗り込み、帰路についた。


「ねぇ・・・・」


車を走らせて数分、彼が声をかけてきた。


「はい?」


「あの、えっと・・・」


「なんですか?」


「・・・付き合おっか。」


「はい!」


あの時ほど、即答したことはなかったと思う。

まさか、彼から告白してくれるとは思わず、お酒を飲んでいたことも相まって、あの即答になったんだと思っている。


そのあとは、


「言っとくけど、俺めっちゃ変態やから!」


「知ってます!」


とか、


彼が私の耳をいきなり触ってきて…


「ひっ!

・・・ちょ、ぞくって来たんでやめてください・・・!」


私がそういってもずっと触って来るから、


「私の本当の弱点はご自分で探してくださいw」


「おー!

これからエロいの発掘したるwww」


なんていうバカップルぽいことをしていた。

でも、一番うれしかったのは、彼から言われたこの言葉。


「俺なんかでいいんかな。

純粋な君を汚しちゃうんじゃないかな・・・」


この言葉はずっと胸の中に残ってる。


家の近くまで送ってもらったけれど、別れるのが惜しくて、ずっといちゃいちゃしてたんだw


そのあと、もうそろそろ帰らないとやばいと言う事で別れ、彼の車が見えなくなるまで見送った後、私はメッセージを開き、友人にこう報告した。



「彼とお付き合いすることになった!」

如何だったでしょうか。


楽しんで頂けたのなら、幸いでございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 私と彼の物語から3つ全部読みました。 初々しいです、なんていうか懐かしいです。 好きな人がいて、両思いになってって段階。 そういえばここ何年かは自分が枯れていることに気がつきましたよ。 いく…
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