「傾向」を知ること
最近の流行は流行り廃りが早いもので、何か一つの物が流行ったと思ったら、数か月後には見かけなくなる、ということが結構あります。
例えばTwitterでは、定期的に新しいコラージュが出てきますが、それも一ヶ月経つと新しいコラージュができて、前のコラージュが忘れ去られてしまいます。
ただ、人に興味を持ってもらうためには、その「流行」を読み取ることが重要で、「どんなものに興味を持っているか」という傾向を知ることが必要となってきます。
小説サイト一つとっても、よく読まれているジャンルというものはサイトごとに違いますから、自分の得意ジャンルが読まれているサイトを選ぶというのも一つの考え方となるでしょう。
では、ここ「小説家になろう」ではどんなものがよく読まれているでしょうか。
ランキングを見てもらえればわかりますが、やはり多いのはライトノベル系統でしょう。
特にファンタジーものは累計、年間はおろか、日間でもかなり強いことがうかがえます。
その他の特徴としては、
・異世界ものである
・ハーレムものである
・VRMMORPGものである
・タイトルが比較的長いものが多い
といったものが挙げられるでしょう。
タグを見てみると、「R-15」や「残虐な描写あり」というものが結構多く、バトルものや死を連想させるものが多いことがわかります。
市販のライトノベルでもこういう傾向の作品は多く、これらの要素を取り入れるだけでもある程度の読者は確保できるといえます。なろう発でアニメ化されているものも、こういった要素が取り入れられています。
また、なろうコンでも、上記の要素がお題になっている場合が比較的多いです(例えばOVLでは第1回が異世界+女の子いっぱい(ハーレム)、第2回が異世界+バトルでした)。
もちろん、何を書いても自由ですし、上記の要素が無ければ読まれないわけではありません。また、上記の要素を取り入れれば必ず読者数が増えるわけでもありません。
最終的には話の流れやキャラクター、文章力、描写力などが必要となってきますが、「どんなものが読まれているか」という分析は、読者の「需要」に応えるためにも必要となってくるでしょう。