「30歳までにデビューできないと小説家に向いていない」? 夢を見るのに時効はあるのか?
「30歳までにデビューできなければ小説家に向いていない」というような話が出回っていました。
もちろんそんなことはなく、有名な作家でも30歳を超えてデビューした人がたくさんいます。ですから、何歳になっても小説を書き始めるのに遅すぎることは無いわけです。
ではなぜそんなことが言われたのか。考察してみました。
【現在の感性についていけない説】
どういう話を書くかによりますが、ラノベの読者層であれば10代~20代の若者向けに書く場合が多いのではないかと思います。
そうなった場合、30代を超えると若者が好きな物や話し方、生活などがずれてくる可能性が高くなります。
もちろん、プロであれば今の10代20代の人の生活をリサーチするでしょうが、感性がずれるのはどうしようもない事実ではあります。
ですので、若い人をターゲットにした話を書くのであれば、若いうちに書く方が有利であるのは間違いないでしょう。
【執筆歴が長いわりに成長していない説】
人により小説を書き始めるタイミングは変わりますが、若いうちから書き始めても書籍化できない、賞も引っかからない、評価も得られないとなると、成長していない、勉強が足りていないと評価されても仕方ないと考えられます。そのリミットが30歳と考えられます。
小説を専門に書いてきて10年以上デビューできないと、さすがに才能無いのでは? と自他ともに判断してしまうことはおかしいことではないでしょう。
【なんかそういうデータが出ている説】
本人の体験談、経験から、「30歳までにデビューできなかった人は小説家に向いていない」というデータが何かしらあり、それをもとに発言している説です。
人間は母数1だとあんまり一般化しようとしませんが、2とか3とかだとそれがあたかも一般的に起こり得る事象だと考えやすいのではないかと思います。つまり、「俺は30歳でデビューできず小説家に向いてない人を何人も見てきた」と言いながら実はせいぜい3人程度だった、とか。
【小説家デビューに年齢制限はない】
年齢制限のある賞はありますが、普通に小説を書くのに年齢制限はありませんし、デビューするのにも年齢制限はありません。年を重ねたからこそ生まれる感性や文章力もありますし、物語に直結する経験は年を重ねるごとに増えていきます。
ですから、こういう話を耳にしたからと言って、落ち込む必要も反発する必要もありません。小説家になりたいのであれば、粛々と小説家になる準備をするだけです。




