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書きはじめたばかりや趣味で書いている人へ送る三つのアドバイス

 一言で「小説を書く」と言っても、その目的は様々です。単に書きたいから書いているだけの人もいれば、人に読んでもらうために書いている人もいる。あるいは、賞を目指したり、プロデビューしたりするために書いている人もいます。この目的がどのようなものであるかによって、必要な技術や注意するべき点が異なってきます。


 小説を書き始めた人にとって、恐らく「書く方」は未知の領域です。そのため、小説作法が分からなかったり、読みやすい文章か不安に思ったりすることが多いと思います。

 特に投稿サイトに投稿するとなると、「読まれるかどうか不安」「いろいろと言われるのではないか」と考えることもあると思います。そんな人たちに対してアドバイスできることは、恐らく以下の三つだけでしょう。


【楽しんで書くこと】

 小説を書き始めた人は、とにかく楽しんで書くことです。いずれは人に読んでもらう作品を書いたり、賞に応募しようと考えたりする場合でも、とにかく「書く楽しさ」が無ければ続けられません。趣味で続けるならなおさらです。

 書くことに義務感があると、まったく楽しめずに苦しくなり、結局書くことを辞めてしまいます。自分の考えを人に伝えるのは楽しいことです。まずは自由に、気楽に書いてみましょう。


【周囲に影響されすぎないこと】

 小説投稿サイトで書いていると、感想を書かれることがあります。また、ツイッターなどで他の作家と交流すると、いろんなアドバイスを貰うかもしれません。時には妙な指摘や、きついことを言ってくる人もいるでしょう。

 しかし、書き始めたばかりならそこまで気にする必要はありません。いずれは賞を目指す人なら必要なアドバイスは受け入れた方がよいでしょうが、あまり気にしすぎると本来の目的を見失ってしまいます。

 特に小説作法を少しかじってある程度書きなれた人だと、創作論を延々語りたがる人もいます(これを書いている私も該当しますが)。創作論なんて、少し勉強すればいくらでも語れることなので、必要なことだけ参考にして、あとは聞き流してしまえばよいでしょう。

 自分は自分です。アドバイスに縛られ過ぎると自由に書けなくなりますから、あまり気にしすぎないようにしましょう。


【完結を目指すこと】

 小説を書いていると、ちょくちょく読みやすさや誤字脱字、物語などが気になり、途中まで書いては修正するといったことを繰り返しがちです。特に投稿サイトでは、修正が容易にできることもあり、書き始めたばかりなのにちょくちょく修正している人をよく見ます。

 しかし、小説を書く上で一番難しいことは「完結させること」です。修正は完結させた後でも出来るわけですから、まずは完結させることを目指してみましょう。

 ただ、私は注意点として「完結させること」とは書きませんでした。特に趣味で書いている人は、「完結しなきゃ」という強迫観念が産まれると、本来の目的である「楽しむ」ことが達成できなくなります。書けなくなったら一旦体を休めることも必要です。無理は禁物です。いいじゃない、エタったって、趣味なんだから。

 人に読んでもらう場合や賞を目指す場合は、ことさら「完結させること」が重要となります。文章力や流れが気になるとは思いますが、まずは完結させることを目標としましょう。



 上記以外のアドバイスのほとんどは、書き始めた人には邪魔になることが多いと思います。書き始めた人や趣味で書いている人は、とにかく自由に書くことが大切だと思います。そこから目標が変われば、それに合わせて勉強したり、技術を身に付けたりすればよいでしょう。

 ひとまずは自分のペースで、書きたい時に書きたい分だけ書きたいことを書きたいように書く。それが一番だと思います。

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