年末のカルシウム不足における個人の考察
この作品は実際に会ったことと妄想を書き連ねました。兄弟のいる友達からの愚痴による創作です。現実の部分は二割に満たない設計となっております。
……く、苦情は受け付けません。一応私も同じような被害を受けてますからね!
年末、それは、うちの家族で最も事件の起こりやすい時期のことです。
私、アイ(小6)は弟(小2)と妹(年長)が一人ずつおります。はい、つまり長女です。長女とはとても面倒です。なぜに私が貴様らの面倒を見なければならないのかとぐれるわけにもいきません。っていうかぐれた時にはもう母の角、というかなんというか(形容してはいけないです)が見えます。いっそのこと三途の川でも渡ったほうがいいんじゃないでしょうか、私。それにお年玉だってそうです。全員同じ金額って!! 私はいじめられているんでしょうか。そもそも何で祖父と祖母はみんなに、と言って渡すのでしょうか。それも母に。そんなの九割母のものになるじゃないですか! ふ、ふざけるなぁ! ……すみません取り乱しました。あれ、私何をお話ししようと思ったのでしょう。あぁ、年末のことですね。まぁ、別に年末じゃなくてもケンカししますけどね。
クリスマスが明けて何日かたったときのこと。
「いいなー、アイのプレゼント」
「何言ってんのあんたはゲーム機とソフトの二つももらったんでしょ、文句言わないの」
この辺までは私もやさしく接していますよ、えぇ。証拠にお姉さん口調ですし。
「だって、俺もその漫画ほしい!」
「あんたは去年サンタさんに週刊少年ジャ○プの年間契約してたでしょうが」
っていうかそっちのほうがうらやましいわ、ボケ。この辺からイライラするんですよ。
「だって、それジャ○プじゃねーし。俺読んだことねーもん」
私の持っている少女漫画をさして言います。
―――――じゃあお前はこの少女漫画よむのか? キュンキュンすんのか?
というか弟に全十二巻も読み切れるとは思いません。何せジャ○プですら最終的には私と父のものになっていましたから。
「かーしーてーよー」
「何でよ、いやだ。絶対や!!」
断固拒否です。絶対貸してやるもんですか。お前の手垢で汚れたら弁償してくれるのか? しねーだろーが!!!! しかしこいつには特権が。その名も”母が守ってくれる”券。むかつくほどの特権です。あいにく私は持ち合わせていませんが。
「貸せよ!」
「ほらあんたもおねーちゃんなんだから、それくらいいいでしょ。」
いやいやいやいや、よくないし。何勝手に結論出してんの? おねーちゃん? 私が? 誰の? そんなかったるい役職好きでなったわけじゃない!!!!
「えー、やだよ」
しかし母には思っていることが怖くて伝えられない! なんという高性能な券なのでしょう。恐ろしいです。肌が粟立ちます。本心とは別のことを言わねばならないという屈辱……、私もよく耐えたほうです。
「漫画なんて一回読めば終わりなんだから、いいじゃない」
何でうちの本棚にはキャンディ・キャン○ィが大事においてあるんでしょうか?
何でうちの本棚には天○の虹が大事においてあるんでしょうか?
っていうかキャプ○ン翼とかあなたぜったい途中でアニメに移行したでしょう!
我ながら完璧な推理でした、フゥ。
「ねぇ、本当にそう思ってる?」
どうせ答えは決まって、別にいいじゃないとかテキトーにはぐらかして終わりじゃないですかぁぁぁ!!
はぁ、無駄に疲れました。
まぁこんな感じですよ。年末なんて。紹介しようと思えばいくらでもあります。たとえば大掃除の長女、また長男の酷使なんてその代表じゃないでしょうか。昨年もその前もまたその前もまだできないからって、さすがにもうできるだろう! っていうかまだできないと思ってるのか、おい!! まったくストレスたまりますよ。そりゃ多少つんつんしますよ。何がカルシウム足りてないんじゃないの? 牛乳飲んだら? よ! 私がイライラしている原因は過労だ! ……まぁ別にそんな働いてるわけでもないですが。まぁいいじゃないですかその辺は。子供の本分は遊びだとか勉強だとか言いますし。話がそれましたが今回はこの辺でやめておいてあげようじゃありませんか。またそのうちお会いできる機会があればいいですね。
……つーか言っちゃえば会わないほうがいいんですよね。だって、いらっとしたわけだから。みんな私の愚痴なんて聞きたくないでしょうしね。
なんかgdgdで終わってますがご容赦ください。ごめんなさい。
や、まぁ伝えたい部分の一%でも伝わってれば……。