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TSして魔法少女になった俺は、ダンジョンをカワイく攻略配信する~ダンジョン配信は今、カワイイの時代へ~  作者: あけちともあき
魔女の子どもは双子編

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第267話 冒険配信者いらない運動だって!? 人間は愚か~

 配信を終えて帰ってくると、うちの子たちがベビーベットの上でカッと目を見開いていた。

 おー、可愛い我が子よ。

 まだふにふにの手や足の裏をつつくなどする。


 そのうち筋力が発達し、俺のつっつきにも反応するようになるんだろうなあ。


 イグナイトとマリンナが飛び出してきて、『ぉお~! 若きご主人候補よぉ~』『あぁ~、かわいいかわいい』とか赤ちゃんをあやし始める。

 魔導書たちのモチベが大変高くて助かる。


 マシロとマシロ母とも情報交換を行い、いっぱいおっぱいを飲んでげっぷをしてよく寝て、突如目覚めたが泣くわけでもなくじーっと天井を見ているという報告を受けた。

 なんだそれは。


「何をしてるんだろう……」


『ん俺達とぉ、ちょっとだけ情報共有をしているぅ』


「なんだって!?」


『ちっちゃい御主人様候補、毎日すこーしずつ情報の容量がアップしてて成長を実感しますねぇ。あーん初体験!!』


「そういうことかあ。これは魔導書の情報を受け取るタイムだったんだなあ」


「ホムラとミナト、赤ちゃんの間に魔導書の洗礼を受けて大丈夫なんスか……? 心配~」


「俺のようになってしまう」


「いや、それはそれで、あたしは好きだからいいんです!」


「あら~」


 マシロ母がニコニコした。

 本日はこれにて、マシロ母のお手伝いも終わり!

 仕事から帰ってくるマシロ父に夕食を作ってやらねばということで、彼女は帰還していったのだった。

 持つべきものは、家が近い義実家だなあ。


 今日あったことなどを話しつつ飯を食い、我が子たちをつっつき、風呂に入って寝る。

 夜中のミルクは魔導書が担当するので、この育児は恐ろしくストレスフリー!


『ん俺がいるからなぁ! ミルクの温度を一度熱くするのは容易だぜぇ!』


『そこを私が人肌くらいに冷ますわけですねぇ。むふふ、完璧~』


 このコンビ、強い!!

 なお、これくらいならカラフリーも一冊でやれるのだが……。


『ミーが関わると赤ちゃんが変な方向に育つざんすからね! 故にミーはマスターのお手伝いに留めてきたざんすよ』


 バランス感覚!

 そんなある朝のこと。

 日々、むちむちに育ちつつある我が家のおちびさんを眺めていると……。


「ショウゴさん大変ッス! なんか、冒険配信者はいらないっていうハッシュタグが!」


「なんだってー!」


 スマホを起動してみると、ツブヤキックスでそんな運動が起こっていた。

 ほうほうほう……。


 ダンジョンの大本である魔王が倒されて、確かにダンジョン禍は小規模になった。

 魔王の活動期のダンジョンがおかしかっただけで、もとに戻ったとも言えるのだが……。


 これを見て、冒険配信者に不満を持っていた人々が声をあげているようだった。

 確かに、配信者になると国から特別な援助が得られたり特権があったりするもんなあ。


 命をかけて世界の治安を守っているのだから、当然と言えば当然なのだが。

 だが、これを面白く思っていない人は多かった!

 それが今回わあわあと言っているわけだ。


「あっ、スパイスちゃんの動画が! 若者を見殺しにって言ってるッス! むきー! そんなことないのにー!!」


「あー、あれね! 入ったらもう速攻で死んでたからねー」


 ダンジョンとしては強くないけど、殺意はめちゃくちゃに高いダンジョンだった。

 規模や強さと、殺意は何ら関係がないんだよね。

 でもそういうのは、配信をやるか見てないと分からないし。


 ほほー、小規模のダンジョンなんか警察でなんとかなるとか言ってる。

 ならないぞー。

 あー、喉元を過ぎると熱さを忘れ、他人の特権ばかり気になる。

 人類は愚か~。


「これからどうなっちゃうんスかねえ……?」


「どうやら、ダンジョンは世の中に定着してしまっているようだから、今後もダンジョン化現象がなくなることはないよ。だから配信者を無くすわけにはいかないんだが……。彼らは理屈じゃないからね」


 こういうアンチを呪術的にすり潰していたという、きら星はづきの対応は正しかったのかも知れない。

 そんな彼女は引退を考えている。

 世界を救うほどの活躍も、きら星はづきにとっては高校三年間の部活動みたいなものだったわけだ。


「きら星はづき後の世界か。絶対的ヒーローを失った今、影に潜んでいた自分ではなんもしない嫉妬に満ちた人々が出てきて、世界復興の足を引っ張り始めている」


「最悪じゃないッスか! ホムラとミナトを安心して送り出せない世界ッスよー!」


「ほんとにね! これについては、ちょっと配信者みんなで考えていかないといけないなあ。うし、大京さんに連絡を取ってみる」


「大京さんに? どうするんスか?」


「元迷宮省長官のあの人は、過去の色々な事例を知ってるからね。対策というよりは、今後の世間の流れに対して配信者を守っていくやり方を相談するんだよ。つまり……冒険配信者協会を設立する」


「冒険……配信者協会……!?」


 考えてみれば、今まで無かったのが不思議なくらいだ。

 冒険配信者の相互互助を目的とし、その役割を世の中に訴えていく組織。


 俺としては、人の親になったことで世の中のさらに先を良くしていかねば……という意識が芽生えた感がある。

 世界は俺で終わらず、ホムラとミナトの時代に続いていく。


 色々整備してやらなくっちゃな!


 相談は大京さんにするとして……あと一人ブレインが欲しい。

 古き魔女にもアポイントを取ろう!


 

お読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
更新お疲れ様です。 やっぱり前回の感想で危惧したように、平和ボケと嫉妬にまみれた愚者がゴッキーばりに湧いて来ましたか…。頑張ってる配信者が『市民からバッシングや嫌がらせされて闇堕ちするアメコ○ヒーロ…
いよいよはづきっちの話では出てこなかった事態に突入ですねぇ。 (厳密な時系列だとまだはづきっち最終回前ですが。あとちょっと確認したらはづきっちの最終回でスパイスちゃん人型の何かと戦ってる配信してた) …
あ。 ギルドか。
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