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TSして魔法少女になった俺は、ダンジョンをカワイく攻略配信する~ダンジョン配信は今、カワイイの時代へ~  作者: あけちともあき
魔法少女の新婚旅行編

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第126話 海の底にもダンジョンが!?

 ゆくいちゃんのレクチャーを受けながら、スパイスとシロコは準備万端。

 さあ、ダイビングするぞー!!


「いやー、でも石垣島の海は本当にきれいだねー! マリンブルーだ!!」


※『すげーきれい』特上ロース『透き通ってるよねー』ランプ『同じ国の海だと思えない。スパイスちゃんとゆくいちゃんの水着も映えてこの世の天国ですよ』


 お肉どももそうだそうだと言っております。

 ゆくいちゃんがふふーん、と得意げになった。


「だっからよー(そーでしょー)! 海がぜーんぶ、宝石みたいなもんなの」


「凄いなー。あたしなんか山の方の生まれだから、海って言うだけで特別感あるのに、さらにこんな透明なキラキラした海なんてー!」


「シロコちゃんはないちゃーのさらにないちゃーなの?」


「ないちゃー……?」


「シロコ! ないちゃーっていうのは本州人くらいの意味でね。そのうちのさらに奥の奥にいるの? くらいの意味かなー」


「そうそう!」


「ほえー、先輩詳しいッスー」


「推測したまでだよー」


※『スパイスちゃん賢い!』『おじさんの知識が炸裂したな』マルチョウ『こういうところで社会人経験が生きてくるものだ』


 うんうん、おじさんの察する力、適応力を舐めてはいけない。

 さーて、ここからこの、美しい海にダイブなのだ。


 バーチャライズと、アクアスパイスの力で、水中でも会話ができる。

 本当にすごい時代になったもんだねえ。


「きぅー……じゃない、気を付けてね。水の中でもちっちゃいダンジョンがちょこちょこ発生するから」


 ゆくいちゃん、方言をちょっと言い直した。

 あんまり方言全開だと、リスナーさんに伝わらないから分かりやすく、それでいてご当地感があるくらいの方言まじりを意識しているらしい。

 プロ~!


「そうなんだ! ダンジョンって海の中にもあるんだねえ。でもでも、ダンジョンは人のイライラとか争いから生まれる感じない? 海の中でそういうのあるの?」


「んー、海は昔から怪談とかあるでしょ。そういうのがダンジョンになるの」


「そうなんだ! 確かに船幽霊とか、海坊主とかあるもんねえ。そういうのがダンジョン化するんだなあ」


「だっからよー」


 このだっからよー、は八重山方言での相槌なんだって。

 かわいいー。


「ほえー、あたしはブランクあるから、慎重に行くッス……」


「だいじょうぶだいじょうぶ! シロコが危なくなったらスパイスが守ってあげる! こう、バチーンと!」


「せ、せんぱーい!」


「あちあちだー。さっすが夫婦だねー」


 ニコニコするゆくいちゃんなのだった。

 ちなみにその発言は危ないぞー。


※『ヌッ!!』『夫婦!?』『つまり……スパイスちゃんとシロコちゃんが結婚!?』『百合ップルだ!』『百合営業ではないのか』『スパイスちゃんはおじさんのはず……』『いや、幼女だぞ何を言っているんだ』『二人が幸せならそれでOKです』


 コメント欄はわあわあと軽く紛糾した後、最後の幸せならOKで決着したらしい。

 民度の高いお肉どもだなあ!


「みんながいい子だから、後で潮騒バックでASMR収録して配るね!」


※『うおおおおおお』『ありがてええええ』『うれしいいいい』


 飛頭蛮マイクは持ってきてないけど、フロッピーが擬似的な機能を使えるから、それでやろう。

 さーて、ここからは石垣島の海の中。

 アクアスパイス・フルアーマーモード!

 頭に水泳キャップが装着されたよ。


 これにもお肉どもは大いに反応したのだった。


 ザブーンと潜ると、手足に浮き輪がついてるはずなのに、アクアスパイスは普通に水中に降りていくことが出来た。


『見た目は浮き輪ですけど、実際は魔力のタンクみたいなものですからねー。しかも使うごとに海から魔力を供給されるので、この状態なら無限に魔法が使えます。う~ん、海、サイッコー……!! 浸かったまま世界を染め上げられるぅ』


※『マリンナ、声が可愛いのに言ってることがヤバいw』『この声でASMRしてほしー』『フロータの甲高いけどドスの効いた声とはちょっと違うよね』『言ってる内容が不穏だけど癒し系ボイスではある』


 ほうほう、マリンナの声は評判いいなあ。


『ん俺だって負けていないぞぉ!!』


※『ウワーッ、突然野太い声が!』『水中でイグナイトはお引き取り下さい!』


 海の中でも、魔導書たちは賑やかだなあ。

 なお、今は泡で出来たボールの中に魔導書たちが収まっています。

 フロータが暴れると、浮遊の力が働いて外にポーンと飛び出す可能性があるので、今は大人しくしてもらっている。


「お魚と触れ合いにいこー」


「行こう行こう」


「お魚とふれあい!?」


 ゆくいちゃんに案内されつつ、海の中をのんびり泳ぐ。

 どうもアクアスパイス、全身から推力を発揮して縦横無尽に水中移動できるみたいだけど……それはあまりにも興がないからね!

 ちゃんと足をパタパタさせて泳いでます。


※『ああ~後ろからスパイスちゃんの可愛いおしりが見えるんじゃ~』『バタ足かわいい』『眼福眼福……』『アワチューブくん、最近はこの程度じゃ広告剥がしてこないってマ?』『どこかのJK配信者がアメリカ救ってから、この辺の規制がむちゃくちゃゆるくなったんだよ』


「ほえー、そんなことが! じゃあアクアスパイスは着替え放題だねえ! 南国にいる間は、この姿になることが多いと思うけど安心だー」


 アクアスパイスモードが、今回の南国旅行ではデフォルトになることを聞いて、お肉どもが大いに盛り上がった。

 なんとセンシティブを愛する連中だろう。


 ここからはお魚さんふれあいタイム。

 水中では、人の姿を見ると寄ってくる魚がいる。

 好奇心だったり、餌をくれるかなと思ったりするからだとか。


 魚も普通の動物みたいなんだねえ。


 大きい青い魚が、マシロに撫でられている。

 もう大型犬みたいなもんじゃん。


 なお、スパイスの周りには小魚の群れが……。


『主様は海を統べる魔法の使い手ですから、魚たちが恭順の意を示しているのですよー。たぶん』


「たぶん?」


『魚が何考えているか私わかりません~。でも海は素晴らしいんです』


「案外適当だなこの魔導書!」


 こんな感じで、ダイビングは楽しく進行してるんだけど……。

 配信者いるところ、トラブルあり!


「あっ、ちっちゃいダンジョン、見つけちゃった!」


「な、なんだってー!」


 ゆくいちゃんの言葉をきっかけ、状況はダンジョン攻略に変わるのだ!

お読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
海底にダンジョンですと!?
アクアスパイスモードに盛り上がるお肉どもの気持ちがよくわかる。いや、むしろ俺もお肉どもの一員だったか……w
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