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第11話 決着!マワシハカイダー!!




「完成!ゴジューアニマル!!」

「うおー!!ぶっ潰す!」


 聖獣5体が合体して人型のロボットになり剣を握る。コックピットに乗り込んで正面で叫んでいるマワシハカイダーを見据える。あの迫力、あの怪力は健在だ。もろに攻撃を受けないようにしないと。


「ゴジュー剣!」

「白刃取り!ぐぁっ!!」

「はあっ!」


 白羽取りを失敗してそのまま追撃を喰らわせる。数歩後ずさって唸り声をあげる。でもまだピンピンしていて四股を踏んでいる。


「奥義、百烈張り手!!」

「うぅ…!」

「みんな耐えて!」


 剣を横に構えて剣で攻撃を防ぐ。張り手の連撃がやむ気配がない!なんとか堪えて攻撃を防いでるけど、どこまで耐えられるか…って…。


「はぁ…はぁ……ゲホッゲホッ…」

「攻撃が止まったぞ!」

「体力切れだ。あんな張り手をずっとできるはずがない。あの巨体なら尚更体力の消耗が激しいんだろう」

「つまりチャンスってことだねぇ」

「一気にトドメだ!」

「うん!」

「「「「「ゴジュー剣!アニマルフィニッシュ!!」」」」」


 力をためて必殺技を放つ。攻撃を受けたマワシハカイダーは叫び声をあげてゆっくりと倒れていく。


「申し訳ありませんプラス様〜〜!!!」


 ドガーン!!!


 倒した、倒したんだ!!


「みんな!」

「やったな!鷹禽せんせー!!」

「あぁ。よくやった」

「一華ちゃんハイターッチ!」

「いぇーい!!俊野も!」

「うん!」


 熊沢さんと象谷さんと思いっきりハイタッチする。ちょっと勢いが強くて手のひらがビリビリする。


「あれ…?」


 目の前がフラフラして足に力が入らなくなってそのまま倒れる。変身も解除されて完全に力が入らないや。なんとか視線だけでもまわすとみんなも僕と同じように倒れている。みんな特訓に戦いで疲れてるんだ。そういう僕も意識が朦朧としてきてぼーっとしてきた……。




 *****




「マワシハカイダー撃破…!!やりました!凄いですみなさん!!」


 モニター越しにマワシハカイダーが撃破されたことを確認し思わず声を上げてしまいます。隣のお父さんと手を合わせて喜びを分かち合いあいます。


「みんなよくやった!!凄いぞ!」

「みなさん、本当にお疲れ様でした!…みなさん?」


 通信を繋いでいる筈なのにみなさんからの応答がありません。もしかしてみなさんに何か?みなさんの安否を確認する為に聖獣の中に取り付けておいたカメラに繋げます。


「これは…みんな相当疲れてたみたいだね」


 カメラに繋げたモニターに映ったのは疲れ果てて眠ってしまった皆さんでした。ハカイダーとの戦闘に加えてアニマルパワーを引き出す為に過酷な訓練もしたんです。仕方ありません。


「だけどこのままって訳にはいかないよな〜」

「聖獣の皆さんにここまで運んでもらいましょう。ごほん…聖獣のみなさーん!中にいるみなさんを起こさない様にこちらまで戻ってきてくださーい!」


 通信機越しに聖獣のみなさんに呼びかけると合体を解いてそれぞれが基地の方へ戻って行きます。


「みなさんがもどって来るまでにベットを整えておかないと」

「それじゃ僕はお腹空かせたみんなの為にカレーでも用意しとこうかな」


 私は部屋のベットメイキングを、お父さんはキッチンでカレーの仕込みを始めました。シーツを整えているとキッチンの方から野菜を切る包丁の音がリズム良く鳴っています。そうだ救急箱も準備しておかないと。包帯とか足りるでしょうか。


「えっと…うん、大丈夫そうですね。前に多めに買い足しておいてよかったです」


 そういえばヒイトさんにちゃんとお礼をしなくては。私の連絡先はお渡ししていますが、私の方はヒイトさんの連絡先を知りませんからヒイトさんの方から連絡してくださるのを待つしかないんですよね。


「!皆さんが帰って来ました!」


 聖獣の皆さんが帰ってきた気配を感じて皆さんの元へ急いで向かいます。


「お父さん皆さんが帰って来ました!手伝ってください!」

「おぉ!帰って来たのか!」


 お父さんに手伝って貰いながら聖獣の中で眠っている皆さんをベットまで運び出します。皆さんぐっすり眠っていて運んでいる最中も起きる気配を見せません。皆さん特訓と戦いのせいで身体中ボロボロです。体力も使い果たしてしまったのでしょう。起きてくるのに時間がかかりそうですね。




 ****




「う、うぅん……」

「獅子王さん!起きられたのですね!」

「美咲、さん…?」

「皆さん!獅子王さんが起きられましたよ!!」

「本当!?俊野っち起きたの!?」

「やっと起きたんですか。流石に寝過ぎではないですか?」

「まぁまぁいいじゃん。それよりさ〜俊野くんお腹空いてない〜?」

「司令がカレー作ってくれたの!一緒に食べよ!」


 最後に目覚めた獅子王さん。他の皆様は少ししてから目が覚めましたが、獅子王さんだけ他の皆様よりも長く眠っていました。元々獅子王さんは他の皆様に比べてインドア派なので体力が少しだけ劣っているのです。研究職なので仕方ないといえばそうなのですがね。


「美咲さん…僕、どれだけ寝ていましたか?」

「えっと、4時間ほどですかね」

「そんなに寝ていたんですか…」


 グ〜……


「あ、えっと…」

「やっぱお腹空いてんじゃん!ほら早く食べよ!」


 獅子王さんのお腹が大きくなって恥ずかしさで顔を赤く染める獅子王さんの手を熊沢さんが引いて席に座らせます。あんなに戦って寝ていたらお腹も空きますよね。


「はい、おまちどう様。僕お手製のスペシャルカレーだ!」

「いただきます…!」


 お父さんが器によそったカレーを獅子王さんの前に置くと獅子王さんは手を合わせて食べ始めます。相当お腹が空いていたのか勢いよく、だけど綺麗に食べ進めていきます。


「さて、みんな。今日はよくやってくれたね。だけどみんなに負担をかけてしまって申し訳ない」

「司令!頭を上げてください!」

「そうっすよ!司令のおかげで今日は勝てたんですから!」

「それにいずれはアニマルパワーを習得することになっていたんです。それが今日になっただけのこと」

「俊野くん、海斗くん、空くん……」

「それより僕、お腹空いちゃった〜」

「俊野くんが起きるまでカレー食べるの待ってたもんね!司令も一緒に食べようよ!」

「そうだね…。僕もお腹空いちゃった」

「私も食べます!すぐに用意しますね」


 人数分のカレーをよそってみんな席に着きます。


「それじゃあ……」

「「「「「「「いただきます!!」」」」」」」


ゴジューアニマルの名前を考えたあとにゴジュウジャーが始まりました。本当にただの偶然なんです。許してください…。

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