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112. 令嬢、ばれる ②

本日二回目の投稿です^^

 エマパパ、パトリックが大きな声で叫ぶのであった。


「え、エマ! お、お、おお、お前! け、結婚ってぇ! その方が誰か分かって言っているのであろうなぁー!」


 エマは落ち着いた物である。

 ここ迄の流れでデニーが誰様であるかなんて、オオヨソ予想済みだったからである、準備は万端、結果を御覧(ごろう)じろ! そんな感じで胸を張って自らの父、巨人の(ごと)き侯爵、パトリックに答えたのであった。


「勿論ですわ! お父様っ! 私エマ、いいえ! アメリア・バーミリオンはここにいるデニー、いいえ本名デニクライネ様に嫁ぐ! そう決めたのですわ! 因み(ちなみ)に、これ絶対ですのよ! 若い二人の気持ちに任せないと、私、何をするか分からないのでしてよ? ぐふふふふふ…… アメリアとデニクライネの愛は、何者にも負けることは無いのでしてよ! マリアっ!」


「フンスッ!!」


 合図に合わせて、何故かマリアが自慢の力こぶを周囲に見せつけたのであった。

 父パトリックが首を傾げ、叔父であるスコットがエマに向けて言った。


「おい、エマ? デニクライネって誰の事を言っているんだい? ()しかして頭が可笑しくなってしまったんじゃあ無いだろうね? 私は心配だよ? 可愛いエマ?」


 イーサンの横からトマスも心配そうな声を掛けて来る。


「お嬢様…… お可哀想に…… 少しイカレテしまったのですね…… 何、心配いりません! 我ら兄弟がお守り致しますので…… ご、ご安心くださいませ、グスッ! いいか、イーサン! 我らはお嬢様がこの世を去るその時まで、どんなメチャクチャな命令でも叶えてあげる為に人生のすべてを使うのだ! 分かったかイーサン、弟よ……」


「あ、兄上? まあ、そうですが…… そんな泣く程の事でしょうか?」


 スカウト兄弟の言葉を無視する形でパトリック・バーミリオン侯爵、バーミリオンの悪魔であり、エマパパである巨人が娘に対して聞くのである。


「なあ、アメリア? お前とデンカが結婚の約束を交わした、それは、まあ、この国の中枢(ちゅうすう)の者なら公然の秘密なのだから、それはそれで良いと言えば良いのだが…… 先程からお前が言っているデニクライネ、だったか? それって一体何なのであるか? 何かの暗号とかそういう? えっと、やつなのであるか?」


 アメリア、エマは胸を張って答えた。


「何ってお父様、デニーの本名でしてよ! デニクライネ、略してデンカ! そうでございましょう? そんなのとっくのトンマに分かっていたのでございましてよ! ふふんっ! どうでして! お父様! 叔父様! トマス卿? ストラス! シンシア! そしてデニー? エマの前では全ての謎は丸分かりでしてよ! どう? そうなのでしてよねっ?」


 ポカンと口を開いたままのデニー以外のメンバー、但し(ただし)ノブレスオブリージュのイーサン、デビット、マリア、それに三頭の馬達も除いた、駆け付けた勢が奇跡の様に声を揃えて答えたのであった。


「「「「「馬鹿を言うな! この御方は、王太子殿下、ダニエル・ルーク・ブレイブニア王子殿下に在らせられるっっ!」」」」」


「えっ?」


 エマの抜けた声に答えたのは手を繋いだままのデニーの声である。


「えへへ、ゴメンねエマ、いいや、レディー・バーミリオン…… アメリア、僕はダニエル王子だよ、心配しないで、悪い王子じゃないからね! てへへ」


 黙りこくるエマに反して、今までにない大声がノブレスオブリージュの三人から沸き起こったのであった。


「「「う、嘘でしょぉ~っ!!!!」」」


 エマとデニーも含めて、パーティー『ノブレスオブリージュ』が(にぶ)過ぎる人間だけで構成されているのが如実(にょじつ)に表された、その証左(しょうさ)たる大きく響いた声、それが良く分かる程の叫びであったのである。

お読みいただきありがとうございます。

感謝! 感激! 感動! です(*'v'*)

まだまだ文章、構成力共に拙い作品ですが、

皆様のご意見、お力をお借りすることでいつか上手に書けるようになりたいと願っています。

これからもよろしくお願い致します。

拙作に目を通して頂き誠にありがとうございました。

ブクマ、評価を頂けましたら狂喜乱舞で作者が喜びます^^

感想、レビューもお待ちしております。


Copyright(C)2019-KEY-STU

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