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夢の中

作者: 風白狼

 ノラ猫さんのブログより、キーワード付きの400字小説にチャレンジしてみました。

それでは早速どうぞ~

 ここなら君に、会う事ができる。僕はいつでも会いに来るよ。闇が世界を覆う頃に、星々が夜空で瞬く頃に。僕が笑えば君も笑う。僕が泣けば君も泣く。こだまのようでそうじゃない。ここなら君を感じられる。笑顔も泣き顔も怒り顔ですら、僕にとっては心のビーティング。たとえ真の声聞く事能わずとも、こうして会えるだけで心が踊るんだ。

 分かるから、君がずっと生きているって。だからこうして会いに行くのさ。いずれ君が消えてしまわないように。僕が生きる限り、君は永久に生き続ける。この僕の、心の中で。たとえ君の魂が、星に還り生まれ変わったとしても僕は君を忘れない。

 鳥がさえずる美しい歌は、僕と君との別れの挨拶。心惜しくてもとどまる事は叶わない。さよなら、また会いに来るよ。僕はいつもこの甘美な誘惑に満ちた幻想に終止符を打って、現実という荒波に船を出す。さよなら夢よ。さよなら、我が愛する人よ。僕はただ君のいない世界を生きるだけ。


 3つのキーワードのうち1つを選ぶという事でした。

チョイスしたのは「夢」で。


 “将来の夢”ととらえるか、“寝ている間に見ている夢”ととらえるか迷いましたが…

今回は後者で。


たまにはこんなに短いのもおもしろいな

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