その10
するり。
何かが髪の毛を触ってる?
なんなんだろう?
ふわふわした気分の中、ゆっくり瞼を押し開いて・・・固まった。
そこには満面の笑みの仁さん。
え…えーっと…
「おはよう 真澄ちゃん」
仁さんはニコって笑うと私の額に軽いkiss。
えーっと…えーっと…
そうやって固まってると仁さんが布団からするりと抜け出した。
「大丈夫?身体つらくない?」
その言葉に昨夜の出来事が一瞬にして蘇る。
あー私、昨夜ついにシちゃったんだ。
ポンっと赤く染まる頬。
よしよしと頭をなでられる。
はっ!?
慌てて布団の中で確認すると…ちゃんと浴衣着てた。
でも私が自分で着た記憶はない。
ってことは仁さんがあの後着せてくれたんだろうなぁ。
ほら
と差し伸べられた手に手を重ねる。
布団の中でまーるくなってた私はその手の力に引き寄せられるかのように身を起こす。
「身体辛くないのならお風呂、入ってくる?」
お風呂!!
そういやこの部屋露天風呂がついていました!
「大丈夫、覗かないから。
朝ごはんまでまだ時間あるからゆっくり入っておいで」
「…仁さんは?」
「俺?後から入るよ。
それとも一緒に入る?」
きれいなウインク1つ。
思わず羞恥で枕を投げてしまった私は悪くないはず。
きっと…
*
キョロキョロと辺りを確認。
部屋から露天風呂に続く脱衣所にはいると少し肌寒い。
この場所から部屋は見えてないし、仁さんも覗かないって言ってた。
その言葉を信じ、浴衣を脱ぎ軽く畳んで籠の中に。
タオルを身体に巻き付け、少し冷たいノブに手をかけ思い切ってドアを開いた。
そそくさとかけ湯をし、湯船にそっと足を浸す。
温かい…そのまま委ねるように身を沈めると自然に漏れるため息。
湯船からそっと空を見上げるときれいな朝焼け。
今日もいいお天気になりそう。
お風呂をあがったら荷物を片付けて、支度して。
そんなことを考えていたらふわっと風が舞い、木々を揺らす。
ふわり
ただ風が舞っただけなのに、それだけなのに
仁さんに頭を、髪を撫でられていたことを、その感触を思い出す。
なんとなく、なんとなく照れくさくて
そのまま湯船にぷくぷくと鼻先まで沈んでしまった。
短くてごめんなさい~~~~~m(__)m
できるだけ早めに次話を上げられるよう頑張ります!!
誤字、脱字等ありましたら教えてくださいね?
感想などを与えてくださりますと作者小躍りして喜びます(笑)




