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ちょっとありえないんですけど
「な・・・」
私は目が覚めると床ではなくベットの上に寝ていた。
周りには誰もいない。
私はどうなったのだろうか。
誘拐、されたんだろう。
さっき、私が再び眠りに落ちる前・・・後輩を見たような気がした。
気のせいなのだろうか。
いっや・・・気のせいだろう。
そんなことあるわけなーい!
な、なにを勘違いしてるんだ私は・・・。
私はバスケ部のアシスタントを担当している。
その後輩がいたような気がしているのだ。
おーかーしーいー。
いやいや?現実逃避しているんじゃないんだけどね。
でも、でもっ。
いや、違う違う。
そんな自問自答の中私はしっかりと前を見た。
すると目の前に後輩の顔があったのだ。
現実だということを私の心臓が物語っていた。