久々の冒険
OFUSE始めました。
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さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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お礼の言葉と石材をもう集めなくても良いということで、俺もどんどんと山脈を登っていくぞ。尾根沿いに歩いていけば、オレイルまでは簡単に到着できると言う事だったからな。と言う事で、やってきましたウルガーラ。ここからは魔境の部類だからな。グレアウルフェンが癒し枠。グレアワームは地中を、グレアジャイアントは圧倒的な質量を、グレアキマイラは毒持ち、グレアワイバーンは空からやってくる。さあ、冒険に出かけよう。楽しい楽しい冒険だ。
「久しぶりじゃないかな。こういったワクワク感は。何が出てくるのか楽しみでならない。本当にマジで。人間の相手をしているよりも、魔物の方が良いよな。ゴーレムだと歯ごたえが無いし。ウルガーラまでは本当に作業感があったからな」
さあ、手始めに何が来る。何も来ないなんてつまらない。何か来てくれ。グレアウルフェンは来なくていいぞ。癒し枠だし。ただの狼だろうしな。まあ、大きいだけの話で。大きくても狼は狼なんだよなあ。回避はしてくるんだろうけど、こっちは残弾に余裕がある状態。負けることは無いと思われる。負けたら、その時は死ぬだけなんだよな。これでこそ冒険。楽しんでいこうぜ!
「と言いつつも、やっぱりグレアウルフェンが一番最初かあ。群れているけど、5体か。余裕でしょ。まあ、まだ近づいてくるまで待機するだけなんだけど」
グレアウルフェンがこちらを威嚇しながら様子を伺ってきている。……この辺は知能が高いのかね? 今までの魔物は見たら襲い掛かってきたんだけど。まあ、関係なくゆっくりと歩いて向かうだけなんだけどな。威嚇なんて気にするな。こっちにはまだまだやれることはあるんだよ。手札は隠して向かうのが吉。まだまだ攻撃するには間合いが長い。こっちの距離でもあるんだけど、攻撃するには早い。まだ待ちだ。ゆっくりと、しかし確実に距離を詰めていく。
そして、焦れて突っ込んできたのはグレアウルフェンだった。待てが出来ないグレアウルフェンには、鋼鉄の弾丸を用意してやろう。まだ引き付けろ、25m、15m、今だ!
ズドドドドドドーン
1発1発結果を見ながら打つわけがない。少し上から前方向下向きに連射して終わりだ。まあ、ミンチになっている部分もあるんだけど、これは仕方がない。タイマンなら当てる場所を吟味するくらいは出来るんだけど、群れとなるとな。一気に難易度が上がる。これは仕方がない事だったんだよ。買い取り価格はちょっと安くなるかなとは思うけど。
「余裕よな。柔らかいし。やっぱり癒し枠だな。さてと、収納だけしてしまって、次の相手を探さないとな。……穴ぼこだらけにしてしまったけど、グレアワームも居るんだから、それがやったと思われるだろう。……多分」
地形の変化は仕方がない。そういう攻撃なんだし。そして、再度装填する。時間は大体2分から3分。そのくらいで再装填が終わる。これ以上加速はしないと思う。空気抵抗もあるからな。まあ、それでも500km/hくらいは出ていると思われる。もっと出ているのかもしれないけど、そんなのは解らないからな。正確に測れるだけのあれを持ち合わせていないし。出来る事なら正確に計算した方が良いんだろうけど、空気抵抗ってどうやって計算するんだよって話だ。自由落下はあくまでも空気抵抗は考慮しないからな。そもそも重力加速度が同じという保証も無い訳で。人間が立っているんだから同じなんじゃないかとは思う訳だが、それは解らないんだよ。そもそも同じ人間なのかから疑わしいんだからさ。
「……あれがグレアキマイラか。キモ過ぎるだろ。何なんだあれ? 食べる訳じゃない、よな? 毒があるのはあの尻尾だけど、サソリの尻尾の様な感じがあるんだが、それ以外が良く解らない。何の動物が混じっているんだ? 脚だけでも全部違うように見えるんだけど」
キモイ。キモ過ぎる。なんか生物としておかしい様な気もする。なんであんな感じになっているんだろうか。まあ、倒すけどさ。それにしても、キモイなあ。あれを食べるのは無しだ。見た目からやばい。幾ら食欲が溢れている時でも、キモイあれを食べようとは思わないだろうな。
グレアキマイラはこっちを見つけると、すぐさま襲い掛かってきた。こっちは警戒も何も無いのか。それじゃあ、まずは尻尾を切り離してやるか。尻尾が一番高く売れるんだろうし。毒ってそこにあるんだよな? 多分だけど。全身にあるとかなら、ちょっと面倒だし、血液にも混じっているとなったら、本格的に面倒なんだけど。
「発射! ……回避はしないのか。普通に尻尾を切り離させてくれたな。それじゃあ止めの発射!」
完封である。まあ、余裕だよな。鋼鉄の弾丸で普通に貫ける程度の装甲しかないのであれば、簡単に勝利できる。冒険者の加護としては優秀だよなストレージ。準備さえ出来れば、こうやって戦えるんだから。
「回収回収。さて、次の獲物はなん……。グレアワームか? 若干揺れがあるような気がするが」
何処からかワームが地面を掘り進んでいるような気がする。ファンタジー要素が強いワームとは違って、普通にゆっくりと地面を掘り進めてくるだけだからな。逃げようと思えば逃げられるんだよ。高速で移動する訳ではない。ゆっくりと、シールド工法よろしく進んでくるんだよな。
「出てこないと場所の特定が出来ないんだよなあ。……まあ、調査じゃないし、無視して突き進むか。出てきたら倒せば良いんだし」
そういう訳で、無視します。それでいいのだ。無視して先に進みます。
……あれがグレアジャイアントだな。遠めから見ても大きい。8mって所か? 10mは無いと思う。まあ、あれだけ的が大きければ、余裕で当たるだろうな。倒しやすいとは思うが、まずは近づかないといけない。大きすぎて近くだと錯覚するけど、あれはまだまだ遠いんだよなあ。
「それで、近くまで来た訳だけど、デカいな。本当にデカい。というか、気が付いていないのか?」
近くまで来たのに、反応がない。見えてないのか、脅威とも思っていないのか。どちらなんだろうなあ。まあ、それなら、心臓に1発叩き込んでやればいいのかもしれない。……けど、安全を考えると、膝に一撃を入れる方が良いんだろうな。
「そんな訳で、発射!」
ズドンという音と同時に、膝が破壊された。あ! しまった! こっちに倒れる! 足元をすり抜けて向こう側へと逃げる。……巨体過ぎて押し潰されることを考えてなかった。あぶねえ。まあ、これで実質動けないのと同じだな。心臓を狙って狙って……発射!
「うーん。1発で良いのか。貫通しないのは初めてだけど。弾丸を肉体で止められたのはこれが初めてだな。と言う事は、慢心せずに膝から壊した方が良いのか。そうしないと心臓を外したら問題が大きくなるし。大暴れされたらひとたまりも無いからな。安全に倒せるならそれはそれで良いと思うし」
危ない橋を渡るよりはいいだろうとは思う。安全に倒せるのであれば、そうした方が良いからな。別に縛りプレイをしている訳でもないんだし。安全に倒せるなら、それに越したことはない訳で。低レベルクリアなんかも目指していないからな。レベルを上げて、物理で殴る。それで良いんだよ。物理は本当に物理なんだけど。位置エネルギーを運動エネルギーに変換して、それの力で倒しているからな。文字通りの物理なんだよな。まあ、詳しい事は知らないけど。勉強は苦手である。物理は公式が多くて嫌になるよな。何の公式が正しいのかが解らなくなるんだよなあ。あれってどうにかならないのかね?




