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ストレージで無双する  作者: ルケア


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回復魔法使いの問題

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「と言う事で、内政については安定していると思ってもらっても良いかと思います。所々人手が足りないのは承知ですが、それに関してはどうしようもない事ではありますし、今後解決していかなければならない問題でも無いので、当面の間はこれでいいかと思います」


「ただ、今回の会議の主題はそっちじゃないんだよ。まあ、領主から色々と言われていてね。そっちが問題だ。これも解決できないとは思うんだけど、耳には入れておいた方が良いとは思ってね。まあ、端的に言うと、難民が難民じゃない暮らしをしているのが不味いらしいね」


「あー、まあ、なんというか、言いたいことは解った。確かに難民らしくは無いわな。立派な家が立ち並んで、食料にも困っていない。仕事もちゃんとある。これの何処が難民なんだってのは、俺もその通りだとは思うがな。それは結果論でしかない。というかだな。ここに来た難民が、ある程度の加護を持っていれば、こうなることは明らかじゃないか? ここには木材も石材も自給できる場所にある。時間さえ経てば、建築が進んでも何もおかしな事はねえ。それが気にくわないってのも解らないでもないが、そこまで問題になることか?」


「それについては俺もおかしいとは思うな。文句を言われる筋合いがない。どう考えても俺たちが頑張った証拠であって、領主からとやかく言われる筋合いはないだろう。難民の暮らしが良いからって言っても、所詮は難民だ。確かに食料にも困っていないし、仕事もあるが、自由に出来る財産や資産は無いんだ。共用だからな。それでも本当に裕福なのかって疑問はあるだろう? 決して裕福ではないわな。総合的に見て稼げているだけで」


「でも、商人としては良く解ります。リスクを取って、大きな商いをしても、共有財産になりますからね。これが全て自分のお金になればと思う事はあります。ですが、難民キャンプのお金は、こちらのものになるでしょう? それが当然なのではないですか? それに課税をしようというのであれば、僕たちを都市の市民として受け入れるって事になりますからね。難民キャンプに対して課税は出来ないでしょう。それがルールであると考えますよ? この土地を使えと言われて使っていますが、この土地は都市の土地ではありませんからね。あくまでも、領主の力が及ぶのは、外壁の中だけであり、ここは関係ないはずです。その理屈が通らないのであれば、盗賊からも税を徴収しないとおかしな話になりますから」


 それはそうだと思うぞ? 税金なんて取ってみろ。確実にこっちから市民権を寄こせという運動が始まるぞ? 税金を収めているんだから、市民と同待遇であるべきだと主張できるはずだ。そんな事をする訳がないので、税金なんて取れないはずなんだよ。取ったらそれを機に市民になれると思うだろうからな。難民のままで居たいなんて誰も思っていないんだから。それだけの権利はあると思うぞ。納税の義務があるのは市民である証拠だ。まあ、冒険者はちょっと特殊なので、省かないといけないんだけどな? 冒険者ギルドの討伐報酬には一部税金がかかっているからな。それはまあ、見て見ぬふりをするしかない訳なんだよ。


「税金を支払えって言われたら、市民権を寄こせと言われるからね。絶対にそんな事は領主は言って来ない。けど、市民からしたら、いい顔はしないよねって話でさ。稼いでいるなら税金を払えよって思っても仕方がないんだよね。こっちはそもそも市民じゃないからって言い訳も出来るし、収入なんて無いって事にも出来るからね。税金をかけられたとしても、言い逃れることは出来るんだよ。まあ、それでも税金を納めて市民になる方がいいだろうから、このことに関しては何も言えないとは思うけどね」


「それじゃあ、他に何か問題があるって言うんですか?」


「そう言う事だね。特に問題になっていることが、さっきも言ったように、難民らしい暮らしをしていないからってのがあるんだけど、ここに来ている面子がね。少々問題があるんだよ。特に問題なのが、難民キャンプに回復魔法使いが居ることだ。なんでそんな事になったのかは、こっちも知らないんだけど、ここには回復魔法使いが居る。しかも、難民には無償で回復魔法を使ってくれる。怪我や病気になっても回復魔法があれば、直ぐに回復するし、冒険者なんて毎日傷だらけになっても次の日には何ともない様に活動が出来てしまう。だから、回復魔法使いが居るなんて特権も良い所だって感じで一部の人たちが反発をしているんだよ。特に、病気がちの人や、怪我をしている人たちから苦情が出て来ているらしいよ?」


「回復魔法使いを間接的に連れてきたのは俺だが、そこまで言うのであれば、医療所を開放してやれば良いんじゃないのか? 値段は適正な値段を支払えば使えるようにしてやれば良い。それで難民キャンプにお金が落ちればいい話でしかないからな。それくらいは出来るんじゃないのか?」


「いやまあ、出来ると言えばそうなんだけど、適正価格で回復魔法使いの治療を受けられるのは、都市でも一緒だからね。開放しても意味がないんだよ。こっちが安値で回復を行うとすれば、それは領主とは敵対関係になる訳だからね。冒険者の活動も許されなくなるかもしれない。だから、迂闊には動けないんだよ。かといって、怪我をした人たちに回復魔法を使わないって事は、こっちとしてはマイナスだからね。建築なんて怪我が普通の仕事だし」


「まあなあ。切った折れたは普通の話だからな。労働力が居なくならないのは本当に助かっている。だが、それはここの難民キャンプの運が良かっただけの話だろう?」


「まあ、そうなんだけどね。運が良い人を妬むのは、何処の人でも一緒なんだよ。たとえそれが難民だとしてもだ。自分たちよりも優遇されていると考えてもおかしくはないよね」


「難民に嫉妬するとか、じゃあ難民になれば良いじゃないかとは思うが。別段市民が難民になってはいけないって縛りは無いんだろう? 勝手に難民になりたければなればいいんじゃないのか? こっちだって受け入れていない訳ではないんだろう? まあ、1度難民になったら、市民には戻れない訳なんだが。婚姻でも戻れないって考えても良いんだよな?」


「そうだね。難民になったら、ずっと難民のままだ。シュツメルツ辺境伯家が何を考えているのかにも寄るんだけど、考え方が変わらない限りは難民のままだよ。難民と市民の婚姻に関しても、市民側が難民になるって言う事にはなるね。だから、離婚をして、難民になって、治療を終えたら市民と結婚して戻る、なんて事は出来ない様になっているよ。完全に抜け道の様な方法だし、そんな事はどちらの陣営も喜ばないからね。当然だけど禁止されていると思ってもらっていい」


 うーん。回復魔法使いってそこまで重要なのかね? そもそもの値段設定が間違っているんじゃないのか? 回復魔法を使うのに、特にデメリットはない訳なんだし。まあ、魔力的な制限があるだけで、数日経てば元に戻る程度の事だからな。回復魔法の値段設定を変えればいいだけの話だと思うんだがな。それが嫌ならゆっくり時間をかけて治せって話である。治らない病気もあるかもしれないが、それは金を積んで何とかしないといけないんじゃないのか? それはこっち側に文句を言われても困るんだがな? 制度があるんだから、それを使えって話でしかない。本当にこんなことが言われているのかね? 言う事に疑問しか感じないんだけど。

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