帰ってきた報告
OFUSE始めました。
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ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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「お? 久しぶりじゃねえか。なんだよ、最近見てなかったからな。てっきり死んだのかと思ってたぞ? どうしてたんだよ?」
「あー、お久しぶりですね。ちょっと知り合いの商人の護衛依頼を受けていたんですよ。色々と必要な物があったので、外に行くことを考えていたんですよ」
「ああー。護衛依頼なあ。最近は盗賊が物騒になってきているからな。遂にバウンティが出たんだろう? ベルンゲル盗賊団って名前だったはずだ。そうなってくると、賞金稼ぎどもが動き出すからな。本気で探すんじゃねえか? あいつらに狙われると、大体1年くらいしか持たないとは思うんだがよ。酒場では既に賭けが始まっているって話だしな」
「そう言う事ですね。騎士団の討伐に合わせて冒険者ギルドから選抜部隊が行く予定だったんですけど、決裂したじゃないですか。だから、そのことを知り合いの商人に伝えに行ったら、これから行商に行くって事で、心配だったのでついていくことにしたんですよ。まあ、何かの縁って奴ですね」
「なるほどなあ。それでここしばらくは見なかった訳だ。解体も簡単だから、何も困ることは無いんだけどな? でも、偶には仕事も大量にしたい時があるんだよ。お金がかつかつの時とかな?」
「ああ、なるほど。でも、良い冒険者ならいっぱいいるんじゃないですか? ここは冒険者が集まってきている所だと思っていたんですが、違うんです?」
「いや? 違わねえよ? 違わねえけど、毎日活動するやつなんてそうそう居ないからな。稼いだら無くなるまで仕事をしない奴とか、腕が鈍らない程度に動く奴とか、そういうのが多いからなあ。稼いだ金が毎日無くなるような事になっているのはお前さんくらいだ。何に金を使っているのかは知らないが、武器だって話だろう? まあ、そんなに金を使うかね? って思うが、使っているんだからしょうがないよな。だから、大量に狩られるときなんて少数なんだよ。そこまで金に困っている奴は少ないんだよなあ。それに、今からはバウンティ狙いの賞金稼ぎも減るからな。一定数は狩る量も減るだろうぜ?」
「そういえば、知らないんですが、冒険者と賞金稼ぎの違いってなんなんですか? 詳しくは知らないというか、字面しか知らないんですよね」
「あー。なんというかだな。冒険者ではあるんだよ。そいつらもな。賞金稼ぎって言ってもよ、幾らでもバウンティがいる訳じゃねえ。精々1年に2組かそこらしか指定もされないんだよ。だから、普段は冒険者として食っていくんだけど、バウンティが出たら、そっちに活動をシフトするんだよ。だから、冒険者が副業って感じだよなあ。バウンティが始まったら、本気でそっちの方に行っちまうしな。大体討伐の目安が1か月から1年なんだよ。早ければ明日にでも討伐の報告が出てくるぞ? そういう奴らはバウンティが出るまでは冒険者で副業をして、バウンティが出たら賞金稼ぎをするんだよ。まあ、そういった奴らだから、ソロが多い。後は馬鹿強い。正直な所、あいつらが本気で狩りをしたら、お前さんの持っているこの冒険者ギルド北支部の換金レコードは塗り替わる。絶対にだ。でも、あいつらが本気を出すときはバウンティ関係だけだからな。腕が鈍らない程度に狩りをしつつ、蓄えを切り崩しているんだよ。一種の災害だな。あれは。理不尽な程強いからな。お前さんが弱い訳じゃない。それを無視できるくらいにあいつらが極まっているだけだ。賞金稼ぎ共と一緒に考えない方が良いぞ。あれは本当におかしな連中だからな。付き合いきれないぞ?」
「なるほど。普段は冒険者をやっているというか、盗賊狩りをしないで放置して、狩りの対象になったら本気を出すタイプですか。となると、護衛依頼なんかは受けなさそうですね?」
「受けないだろうな。早く指名手配からバウンティに成れって思っている人種だからな。盗賊狩りなんて普通にやっても儲からないからな。儲かっても、バウンティ程じゃないしな。一攫千金を狙う奴らで、強い奴らしか残っていないんだよ。弱い奴らはそもそも負けるからな。魔物相手に遊びを入れられないなら止めた方が無難だな。本気で相手している様じゃあ賞金稼ぎには成れない。そんな世界なんだよ。まあ、俺らからしたら、盗賊を狩れよとは思うけどな。それを言うのはお門違いなのも解っているんだがよ」
なるほどなあ。そういった人種か。賞金が無いと燃えない奴らなのかな? 普通の対人戦じゃあ駄目なんだろうな。賞金がかかっているからこそ本気になるんだろう。対人戦が好きなら、そもそもバウンティになる側だ。そういう人も一定数いるんだろうけど、年齢には勝てないからな。どうしても年老いていくと、若い人間には勝てない。そんなものなんだろうとは思う。
「でもまあ、安心は出来ますよね? そういう人種がバウンティになることは無いでしょうし」
「そりゃそうだ。バウンティになる奴らは真正だからな。人が斬りたいからとかそんな理由でなる奴もいるって言うし、世の中解らねえよなあ。まあ、人外共の話は良いんだよ。あいつらは放っておいても結果を出すんだから。出すまで活動するというか、そういった感じなんだよ。多分だが、この辺から弱い盗賊以外はいなくなると思うぞ? 賞金稼ぎ共が狙いを間違えて狩ることがあるからな」
「……ああ、そう言う事ですか。弱い奴はもっと強くなってから来いって感じで見逃すというか、盗賊側が避けるとも言いますか。要するにお前もバウンティになってこいって事ですよね?」
「そう言う事だ。一定の規模があれば、間違えたって感じで狩るんだけど、30人もいないような、指名手配にもなってない様な盗賊団には手を出さないんだよなあ。ついでに狩ってくれれば良いんだが、そういう訳にもいかないらしいぜ?」
まあ、解るというか、なんというかだな。賞金稼ぎが沢山居るのは解った。この都市にも居るんだろうし。そんなのが全力で活動しだしたら、確かに1年も持たないだろうな。本気で逃げるんだろうが、逃げても無駄なんだろう。何処までもバウンティの噂が広がっていくんだから、いずれは捕まる。辺境伯家だけではないんだろう。下手をすると国境を跨いでバウンティ判定を受けるかもしれないもんな。逃げ隠れても1年が限界か。そういう界隈なんだろうなあ。俺はそんなのには興味がないが。
「でも、それだと騎士団も馬鹿をやりましたね? 始めからバウンティにしておけば、あんなに被害も出ずに済んだんでしょうけど」
「まあ、面子とかがあるんだろ? 貴族様の考えることは解らないからな。それに付き合わされる騎士団の奴らも可哀そうなんだけどな? でも、擁護は出来ないんだよなあ。外征部隊って、結構クソな奴らが集まっているんだよ。内部部隊の奴らは良い奴が多いんだけどな。余り言いたくはないが、所詮は貴族様のお遊びって感じだな」
「ああ、そう言う事。だからあんな馬鹿がトップを張っていて、それに疑問も出ない訳だ。あれじゃあクソって言われても仕方がないからなあ」
まあ、クソだったよな。どう擁護してもクソだ。そんな奴らだったんだよな。壊滅してくれたのは有難いと言えばそうなのか? まあ、流石にそこまで言うつもりはないけど。でも、あのザマは笑えて来るけどな。火計になるよな。俺だってそうする。まあ、もっとえげつない方法も取ったんだろうけど。でも、バウンティは面倒だよな。そんなのにはなりたくもないし。そもそも悪さをするつもりなんて無いんだけど。




