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ストレージで無双する  作者: ルケア


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19/80

アイアンゴーレムは美味しくない?

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「囮からの発射!」


 ふう。良い感じに葉巻に慣れてきたな。咥えて声を出すことが出来るようになってきた。なんだかんだと葉巻が似合ってきているんじゃないだろうか。渋めのおっさんがやるならかっこいいんだろうな。まだまだ若造だし、似合ってきていると嬉しいんだが。それはそれとして、メギルパンサーも良い感じに倒せてきている。問題は何も無いな。


「とは言っても、狩り尽くせないからなあ。なんでこんなに居るんだろうか」


 魔物とは不思議だ。狩り尽くす勢いで狩っている筈なんだがな。毎日毎日狩っている。まあ、砲弾を引き取りに行ったり、葉巻を買いに行くときは休みにするんだけど、それでも魔物ってどうやって増えているんだろうか。何かしらの法則があるような気がするんだがなあ。


 それはそうとて、砲弾の数も10を超えている。結構ローテーションが出来るようになってきて、狩りの効率が上がってきている。砲弾も使いまわすからな。それに、2体3体同時に出てくることもある。そうなると、1発だけでは足りないって事になるんだよ。大岩でも良いんだけど、倒し方が気に入らない。高く買い取って貰えないような倒し方しか出来ないからなあ。早さもそうなんだけど、向こうが思ったよりも回避行動に移る速度が早過ぎる。普通の冒険者はよくもまあ倒せるなって感じなんだよな。積極的に倒すって難しいんじゃないかって思うんだよな。俺は弾速があるから攻撃を当てられるけど、普通にどうやったら攻略できるのかが解らない。


「体術戦に持ち込めば何とでもなるとは思うんだがな。それ以前の問題だよなあ。接近戦に持ち込もうにも、積極的に飛び込んでくる訳でもないし。普通はどうやって倒しているんだろうか?」


ズゥーン、ズゥーン


「お? 揺れた? と言う事は、アイアンゴーレムが出るところまで来たって事か。アイアンゴーレムを倒すために砲弾を作って貰ったんだよな。積極的に倒しに行くぞ。揺れ方的に、向こうかな?」


 そういうのはなんとなくで解るようになってきた。レベルが上がった人間は本当に色々と出来るようになるんだよなあ。なんでかは知らないし、一体レベルが幾つなのかも解らない。ステータスなんて見えないしな。ステータスが見えたら良いんだろうけど、そんな情報は落ちてないんだよ。どうやって確認したらいいのかが解らないんだよな。


「おお、いたいた。アイアンゴーレムだな。……デカすぎないか? 5mくらいあると思うんだが……。砲弾何発分だろうか? デカすぎるだろう」


 ちょっと意味が解らない。普通にデカすぎる。なんであれで討伐報酬が2,000ギレットなんだよ。もっと高くても良いんじゃないかな。鉄も多く取れるんだし、普通に倒しても万を超えるギレットが稼げそうなんだけど。


「まあ、いいや。でも、あれ、何処を狙えば良いんだ?」


 アイアンゴーレムなんだけど、全身が鉄なのかと言われると、微妙に違うんだよなあ。なんというか、鉄鉱石がかなりの割合を占めているだけで、岩と大して変わらないような気がするんだよ。それに、どうやって生きているんだ? そもそも生物なのか? 魔物と生物は違うんだろうか。まあ、違うんだろうな。なんでなのかは知らないし、こうやって動いているんだから、倒せるんだろうが。


「胸で、良いか。とりあえず、狙って狙って、発射!」


 音速を超えた鉄塊が、アイアンゴーレムとぶつかり、爆散。貫通し、地面にめり込むのはお約束だ。お約束なんだが。


「爆散したら、鉄鉱石を集めるのが面倒なんだが……」


 爆散したので、死んだとは思うんだけど、これじゃあ美味しくない。


「え? これ回収しないといけないのか? 本当に? もう倒さない方が良いんじゃないのか?」


 今後、アイアンゴーレムを狙うのは止めよう。どれが鉄鉱石なのかが解らない。解らないんだから、どうしようもないんだよなあ。適当に拾ってこれがアイアンゴーレムですっていう訳にもいかないだろうし。足とか腕は残っているけど、胴体部分については消し飛んだしな。どうしようもないんだが。


「まあ、良いか。1体だけ倒したって事にしよう。1体分に足りるかどうかが解らないけど。何とかなるさ。とりあえず、討伐証明として持っていかないとなあ」


 討伐部位に関しては、証明する部位は無いんだよ。こう、テンプレだとゴブリンの鼻が1体分の計算だったりするじゃん? でもそんな器用に倒せる冒険者が少ないから、何体分なのかは自己申告だったりする。明らかな不正は出来ないようにはなっているんだが、そんな緩い感じになっているんだよな。そもそも俺は頭を吹き飛ばす関係上、頭の何処かを討伐部位証明にされていると、別の場所を攻撃しないといけないことになるんだよなあ。そうすると、肉が取れないから、収入が減るんだよ。肉の収入も美味しいからな。なんだかんだとこのメギル鉱山の魔物は、アイアンゴーレム以外は食べられるから、貴重な肉の供給源になっているんだよ。俺だってそんな状況に貢献している訳だ。


「そんな感じでさ、アイアンゴーレムを倒したのは良いんだけど、討伐部位が何処に飛んで行ったのかが解らなくてさ。解る分だけは回収したんだけど、とりあえず1体分しか無い。足りるのかどうかも解らないんだけど」


「……いや、アイアンゴーレムを倒すのは凄いんだけどな? 爆散するって、お前さんは一体何をしたんだ? 加護はストレージだよな? 特殊な加護を別に持っているって訳でもないんだろう? なんで爆散するんだよ?」


「まあ、その辺は企業秘密だ。加護の特色を使って倒しているとだけ言っておこう。ストレージの加護を持っているなら誰でも出来るぞ。皆そうやって使ってないだけで」


「はあ。まあ良いか。でもな、アイアンゴーレムについては買い取れないんだわ。そもそもだけど、アイアンゴーレムの討伐証明は門の所で鉄鉱石を置いてきて、そこで討伐何体分って証明をしてもらわにゃならんのだ。だから、ここでは買い取れない。済まんが明日、門でアイアンゴーレムを買い取ってもらってくれ。……言っては悪いが、アイアンゴーレムは高く買い取ってくれないからな? 鉄鉱石は普通に掘れるんだから。正直、アイアンゴーレムを狙うよりは、メギルパンサーを狙った方が稼げるんだ。アイアンゴーレム以上の魔物が居ない訳じゃない。あそこまでしか書いてないのは、あれ以上上に行ってもあんまり意味がないからなんだよ。生きて帰ってくる奴が少ないってのもあるんだが、そもそも旨味が無いんだよなあ。奥にはロックゴーレムが居るらしいが、そいつらの死体があの大岩だからな。それを倒すような何かが居るのは確定なんだけど、そこまで行ける奴らが居ないんだよ」


「ああ、馬鹿でかいから、ここでは買い取れないのか。それに、旨味が無いから討伐依頼も無いってか。まあ、そりゃそうか。旨味があるなら誰かが討伐に行くよな」


「そう言う事だな。いかないって事は、旨味がないんだよ。後はロックゴーレムが多すぎて本当に旨味がないらしいから。興味があるなら行って来い。俺は責任は持たないが、稼げないのは確かだ」


 稼げないなら、行く意味がないよな。となると、ここではこれが限界と言う事か。これ以上強くなろうと思うと、別の場所にいかないといけないと。そう言う事なんだろう。これ以上強くなって何があるのかって言われても、名誉があるだけで、稼ぎとしてはここで一生暮らしていくなら今のままでも良いんだよな。まあ、面白くないから別の場所に行くのは確定なんだけど。そうなると、調べないといけないよな。次は何処にいけばいいのかだよなあ。遠くなければ良いが。

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