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生還

ここは帝都医大救命救急センター 処置室

典紀と医師たちの戦いのさなかだ。

「池田先生、片平先生の心拍、戻りました。」

昴流の言葉に安堵する池田太医師

昴流の手を典紀が握ったのである

池田は思う。眼鏡なしの典紀はかなり男前で看護師とか患者が惚れるわけだ。と。

「精神科の高岡先生、呼んで来い。愛弟子が息を吹き返した。とな。」

昴流は精神科教授室へ

「高岡先生、救命の錦戸ですが、よろしいですか?」

ええ。どうぞ

「片平先生が息を吹き返しましたか。よかった…。で、池田が来てほしい。了解です。伺います。」


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