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やさぐれパン子  作者: oga
7/21

投げやりな気持ち

 私がこの状況を打開するために選んだ道、それは……


「部活、もう辞めるよ」


 そうすればバイトをする必要もなく、金成遥とも関係が切れ、帰ってから無理して勉強する必要も無くなる。


「辞めるのはいいけど、勉強……」


「あ、ご心配なく~。 私、元々成績良くないんで、勉強しなくても維持できますから」


 この時の私の目は、死んだ魚の様だったに違いない。


「夢、時間が余るんなら、塾に行ってみたら? 父さんと昨日話し合って……」


「入りませーん」

 

 母親の言葉を遮り、私は部屋に戻った。




 

 部屋に戻ってスマホを取り出すと、投げやりにメールを打ってその場に投げた。

宛先はケイコさん。

もうバイト辞めます、とだけメールした。


「はぁ、これで楽になったわ」


 心の中で何かが引っかかっている気がしたが、もうどうでもいい。

しばらくして、ケイコさんから返信があった。





 辞める前に、せめて理由を聞かせてくれよ?





 私は経緯を説明した。

すると、こう返事が来た。





 要は、勉強と吹奏楽を両立させりゃいいんだろ?

何とかしてやれると思うぜ。

私は10年後のあんただからさ。





 ……は?

ケイコさんって、未来から来たの!?



 


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