第四話 殿下と将軍
タイトルを変更しました。旧代はそのうち消す予定です。
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屋敷を出発してから早いことにもう二日が過ぎた。
途中、貴族の馬車だと思ったのか盗賊に襲撃されたがロズウェル一人に殲滅させられた。その中には賞金首もあったらしくさてどうするかとなったが、なんとイルが空間魔法を使えるとの事だった。
「停滞した空間を創り出せ《停滞の箱》」
この詠唱により作り出された時が停滞した空間を作り出しその中に盗賊どもを放り込んだ。
空間魔法が使える人がいないときは首を切ってその首を証拠に持って行くらしい。首を切るような事にならなくて良かったと心から思う。生首と一緒に運ばれてきた荷物なんて状態異常がついてそうで嫌だ。
自分にも空間魔法が使えるかなと思い試しに詠唱してみたところあっさりと出来てしまった。
イルに悪い事をしたかなと思ったが、イルは「流石はアリア様!」という顔をしていた。と言うか言っていた。
道中は馬を休めるためとアリア達の休憩もかねて野営をした。野営はキャンプみたいで何だか面白かった。
皆でテントで雑魚寝をしながらガールズトークが出来たのも良い思いでだ。
アリアは前世で友人関係が希薄だったため実はこういう事に憧れていたりもした。思わぬ形でそれが叶ったので嬉しかった。
とまあ、ハプニングや良いこともありつつ、アリア達の三日間の旅はもうすぐ終着点を迎えようとしていた。
今はまだ馬車の中。メンバーはアリア、ミーナ、ユニ、チナ、セラ、スティだ。何故荷馬車の御者のスティがいるのかというとこの馬車の御者をロズウェルが務め、荷馬車の御者をイルが務めているからだ。
女子同士大勢で話をしたいだろうというロズウェルとイルの心遣いで今ここにいる。
彼女も最初は渋っていたがアリアも誘うとイルと、特にロズウェルに申し訳無さそうな顔でお礼を言うと一緒に乗ってくれた。その口元が綻んでいたので嬉しいのだろう事は一目で分かった。
アリアもロズウェルとイルに感謝を告げると二人は笑顔で気にするなと言った。本当に良い人だよ二人とも。そう思ったのでこの間のリクエストでもう一度ありがとうを告げると間欠泉の如く鼻血を噴出させた。アリアはその光景に思わず笑ってしまった。
思い出に耽るアリアの顔は微笑をたたえていて端から見ても嬉しそうだった。
チナはそんなアリアに笑顔で聞いてくる。
「アリア様、何か良いことでもあったスか?凄く良い笑顔してるッス!」
「ん?ああ、王都に向かう旅が楽しくてな。良い思い出が出来て良かったよ…」
アリアのその言葉にチナも笑顔になる。
「なに言ってるんスか!これで終わりじゃ無いんスよ?これからもっと思い出作りましょうよ!私も出来ることなら何でもするッス!」
「え?」
チナの言葉に驚きの声を上げ思わずキョトンとしてしまうアリア。だが、次第に先程のような笑顔に戻る。
「ああ、そうだな…これで終わりじゃ無いもんな…」
そうだ。楽しい時は過ぎていくがこれで終わりではない。また次がある。
アリアは前世では得られなかった幸福感に満たされていた。
「それじゃあ、王都の次はどこ行こうか?私もこの世界を見て回りたい」
「そうッスね~それじゃあーー」
こうして次の観光場所を話し合った。ミーナ達も混ぜてどこそこが絶景、どこそこの料理が美味しいだとか色々な話を聞いた。
アリアはこの世界に詳しくないから聞き役に徹していたがそれでも楽しかった。
大勢でどこに行きたいなどを話すのは修学旅行を彷彿とさせた。 前世ではあぶれていたが今はそんな事はない。
あの時も自分から一歩踏み出していれば変わっていたのだろうか?向こうでは希薄だった人間関係がこちらでは濃厚な物に変わっていく。
その理由も何だか分かっていた。向こうでは美結一人いれば良かった。でもこっちではアリアは一人だった。ロズウェルはいてくれたが、それでも最初は他人だ。
まあ、つまりは寂しかったのだろう。
幸助の時ならこんな気持ちは無かったのかもしれない。今の体の年齢に心が引っ張られているのではないか。そんな疑問は女神に聞くことの出来ない今となっては分からない。
だが、これで良かったのかもしれない。いや、良かったのだ。向こうで得られなかった物を得ることが出来た。それだけでこっちに来た甲斐がある。
心の中でこの機会をくれた女神に感謝をしつつアリアは歓談を楽しんだ。
皆との会話を楽しんでいると御者台と通じる窓がコンコンとノックされる。アリアが窓を開ける。
「アリア様、もう間もなくで王都に到着いたします」
「おお!やっとか!」
快適な馬車の旅とはいえ座りっぱなしで疲れているのでもうすぐつくのはありがたかった。
「皆、もうすぐ着くって!」
アリアの言葉にスティ以外が色めき立つ。イルとスティは王都に住んでいるので帰ってきたという感じなのだろう。
アリアは窓を潜り抜け御者台に移動する。
「アリア様。中でお待ちになられていれば王都が見えましたらお声をかけますよ?」
「いいんだ。早く王都が見たいんだ」
「そうですか」
未だ見えぬ王都に心を踊らせているとふと前方に気配を感じた。
目をよくこらして前方を見ると馬車が何者かによって襲撃されていた。十中八九盗賊だろう。
馬車は見た目が豪華だから貴族か何かだろう。周りでは騎士らしき人達が応戦しているが多勢に無勢だ。押し切られるのは時間の問題だろう。
「ロズウェル、離れたところに馬車を止めろ!」
「かしこまりました」
ロズウェルは後ろに続くイルに止まることを合図で知らせると馬車をゆっくりと停車させていく。
アリアは馬車の中にいる皆に事情を説明するために声をかけた。
「前方で馬車が襲撃されている!今から助けに行くからいったん停車するぞ!」
「わ、わかりました!」
アリアはセラの返事を聞くとロズウェルに指示を出す。
「ロズウェル、私が先行する!停車したらイルに援軍に来るように伝えろ!ロズウェルはミーナ達の護衛だ!」
「アリア様!先行するなら私が!」
「馬車が止まってからじゃ間に合わない!」
アリアはそれだけ言うと、未だかなりの速度のある馬車から飛び降りた。
アリアはここ二週間で覚えた身体強化を無詠唱で発動させると着地と同時に地を蹴りつけた。
馬車を追い抜き凄まじい速さで走りながら腰に下げていた短刀を抜き放つ。
目の前の戦闘区域までもう少しの所でアリアは地を思い切り蹴って盗賊に肉迫する。
「な、なんだてめぶふっ!!」
盗賊の男が言い終わる前に顎をアッパーカットで打ち付ける。男の顎の骨が砕けるような感触が手に伝わってきてその感触に顔をしかめる。
だが、ここで攻撃を止めてはいけない。今の一撃と男の声でアリアがいることはバレているのだから。
アリアは宙を舞う男を蹴り飛ばし後ろの男に当てると間髪入れずに地を蹴り別の男に肉迫する。
「このガキッ!」
男が振り下ろした剣をアリアは危なげなくかわすと男の健を斬りつける。男が落とした剣を空いている左手を使い空中で掴み取ると左から振り下ろされた剣を受け止める。
「な、なんだこのガキ!びくともしねえ!」
「鍛えてるから!」
アリアは剣を斜めにして男の剣を流す。剣を斜めにすると同時に短刀を空中へ放り投げる。体を回転させ右手で男の肘を掴むと軽く引っ張る。
「うおっ!?」
力を流された事と引っ張られたことも相まって男はバランスを崩して倒れ込む。アリアは軽く跳躍すると倒れ込んだことにより低くなった男の後頭部に回し蹴りを食らわせる。
男は顔面から地面に突っ込んでいった。顔を地面に擦り付けながら数メートルも進む姿に流石のアリアも「うへぇ」と声を漏らした。
着地して上に放り投げた短刀をキャッチする。
今ので攻防で戦闘不能が二人。重軽傷が二人。そして残りの盗賊は五人。
「うん、面倒だ」
アリアはそう言うと短刀をしまい手を前にかざす。何時でも魔法を発動できるように手には魔力を込めている。
「投降するなら命は奪わない。これ以上やるならこちらも容赦はしない」
アリアの警告に先程仲間が秒殺された光景を思い出したじろぐ盗賊達。だが、手に持った得物は離そうとはしない。
完全に子供だからと舐められているな。
だが、男達のニヤリとした何かを企むような笑顔を見てそうでないことに気づく。それと同時に後ろに気配を感じ慌ててその場から飛び退く。すると、先程まで自分がいた地面に剣が振り下ろされた。振り下ろされた剣が地面に当たると地面が轟音と砂埃を巻き上げて陥没する。
その光景を見た瞬間ゾッとした。もう少し遅かったら身体強化をしているとはいえ自分もただでは済まなかっただろう。
だが、それ以上にこれほどまでに凄まじい威力を放てる手練れがいたことにも驚きだ。
アリアが戦慄をしていると剣を振る音が聞こえると同時に砂埃が風圧で吹き飛ばされる。
砂埃が晴れ襲撃者の姿が明らかになる。
「なっ!?」
その襲撃者は先程後頭部に蹴りを食らわせた男だった。顔は覚えていなかったが顔一面に擦り傷があり大量に出血していたのでその男だと分かった。
だが、おかしい。あの男の剣の重さはそんなに重くはなかった。それなのに何故地面を陥没させるほどの威力を持っているのだろうか。
すると、周りで応戦をしていた騎士の一人がアリアに告げる。
「そいつ等は怪力だ!受けちゃいけねえ!避けるんだ!」
よくよく見ると周りにはひしゃげた剣やら鎧やらが落ちている。と、ここまで見ると合点がいった。
アリア自身が怪力過ぎて盗賊達の力が弱く感じたのだ。普通の人間である騎士達には怪力に思えてもアリアにはちょっと重いな位にしか感じられないのだ。
だが、何故盗賊達はこんなにも怪力なのだろうか。それと、奴はさっき昏倒させたはずだ。それなのに何故起きあがれるのだろうか。
疑問は尽きないが今は戦闘中だと思考を切り替える。
アリアは騎士達のように馬車を背にして剣を構える。
「とりあえずお前達には聞きたいことが山ほどあるんだ。生け捕りにしてやる」
そう言うとアリアは顔面擦り傷だらけの男に肉迫する。男は先程よりも早く剣を振るがアリアはまたもや難なく避けると相手の剣の腹に向かって思い切り振る。高い金属音を響かせて男の剣は中ほどから真っ二つになってしまった。
アリアは剣を失った男には目もくれず無詠唱の捕縛魔法で男を縛ると次の男へと肉迫する。今度の得物はアリアの身長を優に超える戦斧だった。
(これを壊すのは一苦労だ)
そう判断すると、アリアは男が戦斧を振る前に更に加速して男に肉迫し両の手の健を切った。男はその手から戦斧を落とす。無詠唱の捕縛魔法で男と戦斧を縛り付ける。
その後は最早ただの作業となった。
いくら男達が怪力だろうが攻撃は当たらなければ意味がないのだ。アリアは時には武器を破壊し時には敵の健を切って戦闘不能に追い込んだ。
ものの数分で敵を鎮圧し終わると漸くイルがこちらにやって来た。
「ご無事ですかアリア様!」
「ああ、無事だ。と言うか、やけに遅かったな」
いくら早く走っていた馬車を停車させるとはいえ時間がかかりすぎだ。
イルは少し離して止めていた馬車に視線を移すと言った。
「実はこちらも襲撃を受けまして。それに対応していたら遅くなりました」
アリアも馬車の方を見やると馬車の周りには十数人が地面に突っ伏していた。たまにピクピクと痙攣しているので生きてはいるのだろう。
「そうか。皆無事か?」
「はい。私とロズウェルさんが全力でお守りいたしましたので、彼女達には指一本触れさせませんでした」
「そうか。ありがとうなイル」
「いえ!これくらいアリア様の御者として当然です!…ただ…」
「ただ?」
「何人かには逃げられました。守りながらでしたので追撃はできませんでした。…いえ、言い訳ですね。すみません。私の力不足です」
アリア以上に規格外のロズウェルを見て逃げ出したのだろうとあたりをつけるとアリアはイルのフォローにはいる。
「いや、そんな事は無い。イルは良くやってくれた。イルも含めて皆に怪我がなかったんだそれだけで充分さ」
「ありがとうございますアリア様」
賊がどこに逃げていったのかが気になるが今はそれどころでは無い。アリアはイルとの話を切り上げると襲撃された貴族の馬車へと足を向けた。
近付いていくと騎士達はアリアの髪と瞳を見るや否や膝をつき頭を垂れた。今更になって頭を垂れるのは、戦闘中はそれどころでは無かったのだろう。
「アリア様と気付かず無礼な口をきいてしまい申し訳ありませんでした!並びに、ご助力感謝いたします!」
アリアに声をかけたのは先ほどの戦闘中にアリアに警告を放ってくれた人だ。その人は壮年の男性でなかなかにイケメンだった。
警告したときの言葉遣いをアリアは咎める気も無ければ罰する気も無いのでアリアはさっくりと言い放つ。
「いや、逆に警告にはこちらが感謝をするところだ。言葉遣いなんぞ気にするな。普通に話してくれて構わない。私もそちらの方が気が楽だ。だが…」
「バルバロッセ・クルシスと申します」
「バルバロッセが敬語の方が話しやすいと言うならそちらでも構わない。まあ、普段が敬語でないならそちらの方が私は嬉しい」
「かしこま…分かった。それでは公の場以外はそうさせてもらおう」
「おう。よろしくバルバロッセ」
「よろしくアリア」
アリアこういう柔軟な思考をしている人は嫌いでは無い。むしろ好きな部類に入る。多分、実結がそうだったからかもしれない。
バルバロッセ以外の騎士達に賊を縛り上げる作業をしてもらっている間にアリアはバルバロッセから事の経緯を聞いた。
何でも、バルバロッセ達が襲撃されて直ぐにアリア達が来たとのこと。バルバロッセは相当な手練れだったが他の騎士は皆新米騎士だったため押されていたらしい。普通の賊程度なら、訓練を積んだ騎士の敵ではないのだが奴らは人間とは思えないほどの怪力だった。アリアもそれは身を持って知っているので普通の人なら押されても仕方は無いと思う。
その後はアリアも知っているとおりの展開だった。
「しかし妙だな…賊には身体強化を使っているような形跡は見られなかった」
「ああ、同感だ。何か別の要因があったと見て間違い無さそうだ」
「ドーピングとかか?」
「可能性はある。だが、それを決めつけるには些か情報が少なすぎる」
「だな。王都で調べる必要が有りそうだ」
とりあえず王都に着いたら国王にも伝えておこうと思う。杞憂であってほしいが何だか嫌な予感がする。
「そうだ、中の人は無事だったか?」
「お陰様で傷一つ無い。ただ…仲間が三人死んでしまった」
「そうか…その三人は私の空間魔法に入れて王都に連れて行こう」
「助かる」
バルバロッセに案内してもらい死んでしまった三人の元へと行き《停滞の箱》の中に丁寧に入れる。
因みに賊はイルの《停滞の箱》に突っ込んでおいた。
その作業をしていると騎士の一人がやってきた。
「将軍!」
「ん?どうした」
「はい。実は、先ほどの襲撃で馬車の車輪が壊れてしまいまして…荷馬車の方は無事だったのですが…」
「そうか…弱ったな…」
困り顔のバルバロッセにアリアはあっけからんと提案する。
「それなら私達の馬車に乗ると良い。幸いにして席は多いほど空いている。馬を失った騎士は御者台か荷馬車の荷台になってしまうがな」
「いや、それで構わない。何から何まで頼ってしまって申し訳無い…」
「良いんだよ。乗りかかった船だ。そうと決まれば中の貴族様を私達の馬車にご案内しよう」
「ああ、その事なんだが。実は中にいるお方は貴族ではないのだ」
「へ?そうなの?それにしてはやたらに豪奢だけど…」
「それについては私からお話ししますわ」
アリアの疑問の声に馬車の方から声がかかる。そちらに視線を向けると今まさに馬車の中から一人の少女が降りてくるところだった。
年の頃はアリアとそう変わらないだろう。金の髪に金の瞳。優しそうな顔をした少女は優雅に一礼すると言った。
「始めまして。私は、メルリア王国第一王女クレア・メルリアです。先程は危ないところを助けていただいてありがとうございます」
少女の自己紹介にアリアもイルも目を丸くしてしまう。
「貴族じゃなくて王族だったの!?」
アリアの心からの叫びに我に返ったイルが慌てて膝をついて頭を垂れる。
「お初にお目にかかります殿下!私はイルセント・セラーと言います!お目にかかれて光栄でございます!」
イルが膝をついたのでアリアも膝をつくべきか迷ったのだが、自分女神じゃんと思い出し膝をつくのをやめた。
変わりにこちらも一礼すると自己紹介をする。
「こんにちは殿下。私はアリア・シークレットです。以後お見知り置きを」
「ふふっ、存じ上げておりますわ。それに、アリア様の銀の髪と紅い双眸を見れば誰だって気づきますわ」
王族まで様付けなのか。
「そうですか。それにしては先程の盗賊は私が女神と気づいていない様子でしたが」
「それはおかしいですね。女神のお話はこの国では知らない者はいないはずなのですが」
「それでは他国の者だったのでしょう。いずれにせよ尋問にかければ分かることです。それはそうと殿下。申し訳ありませんが馬車の車輪が使い物にならなくなってしまったので変わりに私達の馬車にお乗りいただくことになるのですがよろしいですか?」
「まあ。是非もございませんわ。アリア様と同席できるんですもの。喜んで」
「それは有り難い。ただ、同席の者もいるのですが」
「構いませんわ。それにお邪魔するのはこちらなのですからそんな失礼なこと言えませんわ」
「ありがとうございます」
同席なんて嫌だと言われなくて良かった。とりあえずは王女が良い人そうで良かったと思うアリアだった。
「それではご案内いたします。イル、案内をお願い」
「かしこまりました。殿下こちらでございます」
「はい。よろしく頼みますわイルセント」
アリア達の馬車に向かう二人の背中を見送りつつアリアは言葉を紡ぐ。
「狙いは王女だったって事か…」
「ああ、確実にそうだろう。ただ、お忍びでの移動だったから向こうも中の人間が王族だとは気付いてなかっただろうさ」
「そうなのか。まあ、それはともかくとしてだ。負傷者を荷台に乗せてやってくれ。敵が援軍を連れて戻ってくるかもしれないからなるべく早くだ」
「分かった」
バルバロッセはそれだけ言うと作業に向かう。
ロズウェルには事情を話した後馬車の護衛を続けてもらい、アリアは馬車の中へ入った。
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