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光と闇

作者: 紗羅


雨は静かにしとしと

世界を黒く染めていく

心は静かにそっと

闇に覆われていく



太陽がさしこまない

再び光は奪われていく

見えるのは影ばかりで

自分が消えてしまいそう



この闇を

取っ払ってくれるひとを

待ち焦がれているけど

そんなひは来るのか



いっそこのまま

闇の世界にとどまって

自分が光になって

闇を照らそうか



光も闇も絶えず消えず

どこかにあるから

恐れることはない



誰だって弱い者

影も光も

持っているから




雨の降る夜にかいたものです。

人は光も闇も心に持っていると思っています。

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