イラン国民と革命防衛隊。トランプと日本政府に残された手段とは?
今年二月に入り、アメリカのイラン攻撃が世界情勢に大きな影響を及ぼしている。
トランプの強引な服従外交が齎しているのは、力によるねじ伏せであり、現代の国際法を無視した暴挙とも言える。
これまでトランプ側近たちが十分な健闘を重ねた結果のイラン攻撃なのだろうが、現状を見ると完全な失敗であると断じる他ない。
イラン側の抵抗は予想以上であり、紛争の長期化は避けられそうにないように見える。
これまでの歴史を見てのアメリカの力による外交。それは失敗の歴史である。
なのに同じ失敗を繰り返し、その失敗から全く学ばず懲りていないのは、『コイツらバカ?」と疑わざるを得ないレベルの低レベル分析能力である。これが政権内部とCIAの実力なのか・・・情けない。
このままではこのイラン攻撃、泥沼必定だろう。
ホルムズ海峡封鎖の責任をトランプは取れるのか?
少なくとも彼にその気はない。何故なら彼は自分の事しか考える能力が無いから。『責任』という文字は彼の頭の中に存在しない。
アメリカの不幸は彼を大統領にしてしまった事。
苦し紛れに彼は言った。
「日本にもこの作戦に参加してもらう事を期待する。」
この愚か者!
だが自分の事しか考えない彼には、どんな批判も通用しない。
日本に残された道は、従うか、拒否するか?のどちらかしかないが、実質的には拒否する選択肢は存在しない。
アメリカのバカ殿には逆らえないのだ。
全ては太平洋戦争で負けたから。
では、日本もムザムザアメリカの太鼓持ちになって、戦争に巻き込まれなければならないのか?
アメリカにミサイルや銃弾を提供し、自衛隊を派遣してイラン人の殺戮に協力しなければならないのか?
ついこの前、ようやくガソリン税を廃止して国民生活を少しでも潤せたと思っていたのに、この、馬鹿トランプ!!
日本人の誰もがそう思ったはず。
また今後も物価高が必定?・・・やるせない。
この怒りは何処に持っていけば良いのだろう。
こんな時、日本のマスゴミは一切報じないが、空爆を受けているイラン国内、とりわけ首都テヘランではある異変が起きているという。
それは日本の国旗『日の丸』を掲げて集結するテヘラン市民たちの姿を映し出す映像。
ホントか嘘か?日本国内にいる私には検証のしようが無いが、複数のネットソースがその事実を伝えている。
更に日本国内に於いても、テヘラン市民の行動に呼応して、東京都内でも同様の在日イラン人の大規模デモ行進があったそうな。
もしもそのネット報道が事実なら、そのイラン国民の行動に心当たりがある。
それはイラン国民には時を超えて親日感情が芽生えた歴史的繋がりの交流物語の存在である。
即ち有名な1950年代の日章丸による命懸けの石油買付、1977年のテヘラン市内や石油プラントの建設工事などの日本の大掛かりな献身的な貢献。
更には中東周辺国への医療・人道支援や損得を度外視した国際協力への評価などが中東全域に伝い渡ってきた事への好感度アップが、イラン国民の親日傾向と高い信頼度を70年間保ち続けてきた要因である。
彼らイラン人はつい昨日まで同盟国を装いながら、アメリカが攻撃してきたら我先に逃走し、最も簡単にイランを裏切った中露に見切りをつけ、日本を唯一の信頼できる頼みの綱としての意思表示をしてきた事になる。
トランプの身勝手なイラン武力服従協力要請。
イラン国民の日本への戦後復興協力要請。
トランプとイラン国民の期待を無碍に出来ない日本の立場。
私が提唱するのは、トランプが要請する艦船派遣ではない。
自衛隊復興協力部隊である。早期インフラ整備と、国民生活の支援を目的にした部隊派遣。
これら日本の派遣隊は国際的に高い評価を受けており、イラン当局も拒絶し難いはず。国民の支持も得やすく、政府に対する不満をかわすにはもってこいではないか?
イランの革命防衛隊も、日本を主たる敵とは見做していないと公的に発言している。
今までの外交関係の経緯を見ると、彼ら体制側にとっても日本は敵に回す事ができないほど、頼りにする存在なのだ。
つまり、今後の日本政府のやりようによっては、アメリカの武力侵攻に追従するのではなく、早期終結、復興支援活動になら活路を見出せるという可能性が見えてくる。
インフラ復活協力を持ちかけ、イラン当局に同意を得ることができたなら、早期の日本協力隊の入国が可能になるし。
それを契機に、イラン当局と国民の圧倒的な支持のもと、なし崩し的にアメリカ・イランの戦闘中断を成し、和平交渉の仲介も夢ではなくなる。
日本がアメリカとイランの要請に応えたのだから、どちらも日本の和平案に抗えなくなる。
日本には傍観という選択肢がない以上、そうした事由と論法で日本政府として自分にできる協力プランを双方に提示し、和平を取り持つしかないだろう。
それ即ちイラン当局の力を封じ込め、結果的に体制崩壊のきっかけにできる可能性があるのではないか?と思う。
それがホルムズ海峡封鎖を早期解除する手っ取り早い手段でもあり、日本にしか出来ない役割でもある。
もちろん、それは言うほど簡単な任務ではない。
しかし国際的に非難を浴びているトランプのイラン攻撃。日本の世論も厳しく、法的制約から艦船派遣は難題であるのは周知の通り。
でもこれならトランプも難色は示し難く、日本を含めた国際世論も納得し易く、イラン当局も、当局に不満を持つイラン国民にも受け入れてもらい易い一挙両得以上の策だと思うがどうか?
あまりに短絡的で浅はかな発想?しかもそれって、わざわざ火中の栗を拾いに行くお人好しな行動?
たとえそうであったとしても、私は敢えてこの意見を提唱したい。
今までの岸田や石破政権だったら尻込みした案件である。
でも高市内閣なら「出来そう』じゃないか?と思えるのは、私だけだろうか?
これが成功したら国際的評価が爆上がりするだろう。
まぁ、そんな事を期待し皮算用する程、愚かな政権とも思えんが。




