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【エッセイ】日本のリーダー選出~暗黒から前進の時代へ〜高市総理誕生の意義〜  作者: 米森充


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トランプの『力による現状変更』〜その矛盾〜

 アメリカは中国やロシアに対し、『力による現状変更』を許さないと言い続けて来た。

 だがトランプはベネズエラに引き続き、イランにまで軍事的触手を伸ばして来た。

 その他にもグリーンランドを領有したいと言ったり、関税に不満を言うカナダをアメリカの51番目の州になったらよいと言ったり、侮辱的且つ、高圧的・威圧的な言動が目立つ。(グリーンランドには近年中露の暗躍を活発化し、地理的に近いアメリカの喉元に軍事施設を構築しようとしているため、それらの脅威を阻止したいから領有を申し出たというのが動機である。それにグリーンランドは北極圏を含み、そこは中露が勢力圏として足固めをしている。その地域を押さえれれると、太平洋・大西洋の洋上・海底交通の要衝を失う事を意味し、これも軍事上大変な損失になる。)




 軍事侵攻の狙い



 確かにベネズエラとイランに対する軍事侵攻は対中政策の一環で、直接対決を避けながら兵糧攻めで中国を干上がらせる意図が明確である。

 要するに主なる敵は中国。

 ベネズエラ・イランはどちらも中国にとって安価な石油輸入の要であり、この流通を断たれるという事は中国経済の生命線が断たれる事を意味するから。

 特にベネズエラを先に攻撃したのは、ベネズエラの位置がカリブ海に面したアメリカにとって防衛上重要な近隣に位置する国である事と、そのベネズエラ国内に中国の対米工作重要拠点として橋頭堡を築きつつある状況を阻止するため。

 これは深刻な喫緊の課題であり、一刻を争う事態だった事情もあった。

 更にイランについては核開発による国際社会からの制裁・孤立と、取引禁止を決定されていた。だから国一番である輸出品目『石油』を何処にも売ることができない。



 だが国際社会の荒くれ者中国が制裁のため売り場を失ったイランを相手に、国際標準価格の半値で購入したいと弱みに付け込む手段で不利な条件を呑ませ、困窮するイランに取り憑くヒルのような商取引を承知させた。

 因みに戦後まもなくイランが石油利権を国有化した時、それまでの権利者であるイギリスが猛反発、現在同様の制裁を課している。その時その窮地を救ったのが敗戦国日本。 適正な価格でイラン原油を購入、イギリスの妨害を命懸けで躱し日本に輸送した。 つまりイランの窮地を救ったのである。その時からイラン人の心に感謝の気持ちを抱かせ、今でも親日国となっている。

 日本と中国。同じ商取引でも正反対の対応であった。

 でも、その中国も実は国内財政破綻が限界点にあり、ここで安値のイラン産原油の購入ルートが断ち切られると、国家の生命線も断ち切られる結果となる。

 ベネズエラ・イラン。このふたつのルートを失う事となった中国は国が一気に崩壊の道を辿るだろう。

 しかも今の時期、習近平は人民解放軍中央軍区の北京包囲により絶体絶命のピンチにある。

 実姉の財産が没収され、実母が拘束されたとの報が出回っている状況では失脚は時間の問題だろう。

 独裁者『習近平』の失脚は人民解放軍の軍区ごとの群雄割拠を招き、国が分裂する事を意味する。


 こちらも深刻、もはや中国の国自体が絶体絶命なのだ。


 ・・・と、中国にこれから起こりうる状況を他山の石と他人事ひとごとのように眺めてばかりもいられない。

 イランの体制危機は即ちホルムズ海峡閉鎖の危機でもあるためだ。

 もしそんな事態になったら、サウジアラビア等から石油を買っている日本にも重大な影響が及ぶ。(実際既にホルムズ海峡は実質的封鎖状況にある)

 痛みは中国だけではない。

 その事を日本も覚悟しておかねばならない。


 だが紛争を仕掛けた当事者であるアメリカは世界最大の石油産出国でもあり、ホルムズ海峡封鎖など痛くも痒くもない。

 石油の国際取引価格とは関係なく、自国内で産出し自由に消費できるのだから。

 だからトランプは平然とやってのけたのだ。

 故に力による現状変更をトランプ自身が実行してきた。それにはそうした理由と動機があったから。

 でも、これを正義と言って良いのか?

 イランもベネズエラも国民を苦しめた独裁国家だから許される?


 なんか、釈然としないし、私個人はトランプが大嫌いだ!


 イランは1979年の革命で失脚したパーレビ国王時代も独裁だった。

 新米政権だったが、国民の親愛を得てはいない。革命後に政権が変わっても独裁は変わらず。多分、現在の政権が倒されたとしても、民主的な政権は樹立できないだろう。

 トランプに限らずアメリカの歴代政権にとって、相手国が民主的であろうが独裁であろうが、国民が幸福であろうが不幸であろうが、自分に従えばそれで満足。それが本質である。

 そうして日本も戦後からずっと従わされてきた。

 日本に限らず、西側のどの国も意図的に従属させられるよう、巧妙に仕組まれてきた。


 イラン危機は日本国政府がいう邦人保護だけの問題ではないと、覚悟しておかなければならない。日本経済も多大な苦痛を伴うのだから。

 実際、今回のテヘラン攻撃直後に中露の艦隊がアメリカ空母打撃群と小競り合いがあったそうな。

 現在既にホルムズ海峡封鎖が現実化しているし。

 第三次世界大戦の臭いをヒシヒシと感じるし。

 

 せめて今の日本が高市政権で良かったと思う。(間に合わなかったかもしれないが)

 日本が中国との戦争に巻き込まれた時、これが岸田や石破政権のままだったら諦めがつかなかったろう。

 日本の平和主義者たちが高市政権に対し『戦争をするな!』と叫ぶが、日本と戦争しようとしているのは中国である。日本ではない!

 現在に至るまで一方的に侵略してきているのは中国。日本に異常なまでに憎悪の感情をぶつけてきているのも中国。日本国内で犯罪行為をし続けているのも全部中国。

 「戦争するな!」と叫ぶべきは中国にですよ。日本にではない!あなたたちは言うべき相手を間違えている。


 安保条約の同盟国はアメリカだけど、トランプは信用できないし、あてにできないから日本は自国防衛に力を注がなければならない。それだけです。


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