あとがき
前話の予告通り、この話は一時完結した際に書いたあとがきという名の作者の自分語りとなりますのでスルーしてお進みください
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。作者の珍比良です。
そう書いてて思ったのですが、私はなぜこんなペンネームにしたんですかね? まるで記憶にありません。
それはさておき、拙作をお読み頂いて本当にありがとうございます。数ある作品の中から選んで頂いただけでなく、こんな自分語りのあとがきまで目を通して頂いてるというのはとても光栄なことですね。いくら礼を言っても言い足りません。
ふと小説情報を見たら、39話の時点で181,553文字も書いていることに驚きました。
え? そんなに書いたの? って気持ちと、これだけ書いて20万にも満たないのか……って気持ちがないまぜになってますね。初めてのことなので基準をどこに置いていいか分かりません。ただやり遂げた感はありますね。
読了時間に至っては約364分とのことで、こちらも驚きです。6時間ですよ。自分の創作物にこれほどの時間を割いてくれた人がいるってだけでなんか不思議な感覚ですね。重ね重ねになりますがありがとうございます。
ちょっとした空き時間にふとなろうのランキングを漁り、この程度なら俺でも書けるぜ! って息巻いて始めた活動ですが、はっきり言ってナメてましたね。馬鹿かよと。
過去の自分を殴りたいって表現あるじゃないですか。どんな性癖だよって冷ややかな感想を抱いてたんですが、まさにそれです。マウント取ってスレッジハンマーものですね。
一作書き終えて思ったのは、何十万、何百万文字と書ける人はすげぇやってことです。文章考えるのってほんとに時間かかるんですよ。書き出しをどうしようか悩んでたら一日が終わってたなんてことも。
それに加えて面白い展開を練り上げるってなったらもうね。脳みそが足りません。AIになるしかないです。
それでもなんとか完結までこじつけられたのは社交辞令抜きで皆さんのおかげだと思っています。PVの増減で一喜一憂しました。ブクマが付いたらガッツポーズしました。評価を入れてもらえたら気色悪い笑顔を浮かべてました。新話を投稿したらすぐさまいいねがついたときはこいつ俺のこと好きだな? って脳が中学生に後退するくらい嬉しかったです。
あ、今更になるんですが、タイトルを見て勧善懲悪モノを期待した人達はすみません。主人公は完全にダークサイドですね。これははじめから決めてました。
せっかくなのでちょっとばかり作品のことについて触れましょうか。あとがきなんて書いたことないのでぶっちゃけ勢いで書いてます。とっ散らかってますがひらにご容赦を。
私はゲーム好きなんですよ。だから書くならゲームにちなんだものかなーって決めてました。好きじゃないもの書いて続くのか? って疑問があったので、とりあえず妄想の限りを書き殴ろうと思ったわけです。
そこでVRに白羽の矢が立ちました。フルダイブって設定にすれば臨場感でていいんじゃね? 超技術ってことにすれば何でもできるだろ! みたいな感覚でしたね。ええ。
ただ最低限の理屈を持たせなきゃならんってことで脳波というワードを借りました。詳しい設定は正直考えてないです。脳波とは何なのかついぞわからないのは作者も同じです。いかに見切り発車だったかがよく分かりますね。
でも思うんですよ。見切り発車だろうとそれなりの説得力をもたせればそれはライブ感になるんじゃないかって。私は無理だったので見切り発車で終わりました。
脳波ってのを軸にすることに決めて、じゃあどんな話にするかって時に思いついたのは主人公をサイコパスにすることです。
ほら、嘘をついていることを自覚してないと嘘発見器に引っ掛からない的なあれです。常人と違う脳波が検出されてるから何か特別なことが出来るって設定にしようと、そんなノリでした。
そこから紆余曲折あって自分を正義だと思い込んでいるやべーやつの出来上がりです。ペナルティに引っ掛からず、ノーリスクで周囲に死をばらまくとんでもない迷惑キャラが出来上がりました。やったぜ。
実は構想段階では神ゲーを舞台にするつもりだったのですが、それだと主人公がただただヘイトを浴びるだけのキャラになりそうだったのでクソゲーになってもらいました。運営にも無能になってもらいました。ネトゲで一番楽しいときってのは運営の無能を愚痴ってる時だからね、しょうがない。
そんなこんなで書き始めてからしばらく。まぁつまずくつまずく。どれだけクソゲーかってのは書いてて楽しかったんですが、そんな世界でどんなふうにキャラを立てようかってのが難しかったですね。キャラが一人歩きし始めるんですよ。
おちゃらけつつも治安維持をしている予定のショチョーさんは数字に取り憑かれるし、シリアは噛ませになるし、あっさんはAIになるし、ヨミさんはマッドサイエンティストになるし、ホシノはなんか死んでる。いよいよライブ感では誤魔化せないレベルですね。キャラが変な方向へ歩いていってました。
そのうえ作者の足まで勝手に動き出すんだから大変ですね。
街を破壊する下りで、城は残しておくつもりだったのに、何故か最終的に城まで爆破してました。なんで?
頭で思い浮かべてた構想とは違う方向に足が進んでるんですね。どこいくねーん! って感じです。プロットというものを用意したほうがいいと言われるゆえんですかね。
そんなんだから伏線張ったと思ったらブービートラップのピアノ線になったりしました。なんだよ闇魔法って。あとで適当に強キャラ出すための保険にしようとでも思ってたんですかね。真相は闇の中です。
そんなこんなでやべぇキャラたちが好き放題やる作品が完成しました。ツッコミどころが多々あるとは思いますが、作者は「だってこれゲームだし」で通そうと思います。それが駄目なら「フィクションです」で通します。
写真はイメージですっていうあれです。効果には個人差がありますってクッソ小さく書いてあるあれです。免罪符っていうんですかね? 検索したら違うっぽかったけど他にふさわしい言葉が見つからなかったのでこのまま通します。
なんか作品を完全に終わらせるみたいな流れになってしまいましたが、前のページでも書いた通り一時完結という形にしようと思います。時間を見つけて書き溜めて再度投稿する、かも? って感じですね。
というのも書ききれなかったエピソードがまだあるんですよね。
初心者二人との仲直り企画第二弾とか、あっさんVSメアリスとか、大物配信者降臨とか、クリスマスにキレ散らかすホシノとか。
それらを収められなかったのは完全に作者の力量不足です。キリが良かったので一旦完結し、また構想を練り次第しれっと再開してるかもしれません。
また、新作なんかも書けたらなーなんて思ってます。思ってるだけになるかも知れませんが。書くとしたらクズ主人公でしょうね。まともなキャラを書こうとしたらみんな狂ってくから最初からクズにしとけ理論です。なにより書いてて面白いですし。
とっ散らかりましたが、あんまりぐだぐだやるのもあれなのでこんな感じであとがきを終わらせたいと思います。この作品を見て少しでも笑って貰えたなら光栄です。
それではまたこの作品の続きか、もしくは書くかもしれない新作でお会いしましょう。応援、愛読、本当にありがとうございました。