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偽勇者の大冒険  作者: ルーシェン
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502人委員会

日本が侵略者と言われて欧州の侵略があまり話題にならないのは変です。

フランスだってイギリスだってスペインだって散々侵略しましたよ。

断罪されるべきです。

2月10日朝、アスペルガー部隊は先物取引で大儲けして資金を蓄えてみたが税金の支払い方が分からずに苦労する事になり、やっとの事でさくらの力を借りて税金を納めたのだが1億円儲かるのだ。

「俺の部下を人類が不足気味の漁業と農業に回しても良いのか?農業はまだまだ余力があるだろう」

それと農家の一般職への就職だが、別に収穫と田植えの時期だけ有給取れれば何の問題もないのだ。

農業は昔から妻任せの商売で、妻が農地を守り男が出稼ぎに出る構図であるからいっそ一般職に就職した方が良いんじゃないの?と思うのである。(公務員に就職出来たら農家は無敵だと思うんだが)

「アスペルガーの就職支援の為にも農業漁業は抑えておかないといけないから進めてみる。姉さん」

直属の上司になったさくら専務はアスペルガーの正社員就職に力を注ぐ事にして生産系に力を注ぐ。

作物を作る商売ならコミュ能力不要だし、数ヵ月に一度出来上がった作物を売りに市場に行けばいいのでアスペルガー向きの商売だと思うが、可能ならば経理は妻か農業の家長に任せた方が良いなと。

アスペルガーは計算の苦手な人が多いらしく、ジーラも若い頃から金には苦労させられたのである。

「九州の離島に埋め立て地を作る許可が下りた。アスペルガー農業部門の楽園を造ろうではないか」

ジーラは側近のルークとイチャイチャしながら計画を考えていたがジーク島には3千万人口がいる。

新たな島アスペ島もアスペルガー症候群の楽園として栄える事になるだろうが取り合えず就職先を。

「うん。職業を気に入ってくれてるようで良かった。さくらお姉ちゃん。でもどうするの?アスペルガー症候群は頭の良い子ばかりだから出来れば技術者か研究者として雇いんだけど農業はどうかな」

「アスペルガーの全てが技術者や研究者に向いてる訳ではない。俺とて小説家だからなぁ・・・?」

困った事に86歳になるまで世の中に認められなかったが、まだまだ頭はさえているから大丈夫だ。

「技術者向きのアスペルガーは研究所に残すがエミリー財閥本社に就職出来るなら別部門でも働けるだろう?正直俺の部下にアスペルガーはいらん。統率出来る自信がないから普通の部下にしてくれ」

困った上司だがそれなら望み通りにしようと部下は健常者にしたがアスペルガーの就職を助けてる。

「アスペルガーはきちんと教育すれば高給取りになれるぞ。出世出来るかは分からんが平社員か課長クラスなら高給取りを維持出来るだろう。専門の教育機関を立ち上げて人類アカデミーで教育する」

そうすれば最強の幹部クラスが出来上がるし、鍛えたアスペルガーは並の人間より頭が良いだろう。

それでもアスペルガーだと受けた教育の価値が全否定されるから芸術方面は才能がないと無理だし。

まあ才能なくても音大出てれば小学校の音楽教師位離れそうだと思うんだが、宴会芸とかするのだ。

音大出ても宴会芸としてしか才能を披露する場所がないのが令和のアスペルガーの事情である・・。

受けた教育が全否定されるから大学教育は無駄だと言う学者までいた位だが俺はそうは思わん・・。

「まあ元々音楽関係はコネがないと音楽家にはなれないと言われていたからアスペルガーはきつい」

障碍者が何の問題もなく音楽家になれるほど日本の芸術部門は甘くありませんが、音大出て宴会芸でしか才能を発揮出来ないのは、音楽家にとっては屈辱でありやる気をなくすだろうと思われるのだ。

「そんな訳だからアスペルガーは基本高校出で就職した方が良いと偉い学者さんに言われちゃうだ」

「分かります。ですからジーラ卿が率先してアスペルガーの才能を生かした最強の軍団を作ってくれるように独裁者の伯母様も期待しているんです。アスペルガーに支払ってる年金少ない方が良いし」

ジーラを怒らせないように機嫌を取りながらさくらは書類のハンコ押しを手伝っていたのだ・・・。

出しゃばり過ぎないようにのんびりと作業するが、教師としての仕事もあるので作業は終わらせないといけないが、ジーラはやる気をなくしたようなので、明日少しだけ頑張って終わらせようと思う。

ジーラだけは怒らせたら損だと思うさくらは機嫌を損ねないように出しゃばらないようにしていた。

「明日502人委員会が行われます。全部署の部長が集まっての報告会です。しゃべるの苦手なら聞いてるだけでも良いですが、ネットで意見しても良いですよ。ふふっ。最近アスペルガーの参加者が増えて502人委員会も好調ですが、農業部門や漁業部門で活躍するのは勿体無いですよ。ジーラ」

まあそれならそれで良いのだが今の世にアスペルガーを受け入れる余力がどこにあるのだと思うが。

そして2月11日502人委員会が行われ予算部門のトップコットン中将は純益3京円を叩きだす。

「会社の内部留保は12京円位ですな。許可があれば派手に使っても良いですが、どうしますか?」

障碍者の為に寄付しようと言う気はないのかとジーラは思うが、流石にくれとは言えないのだ・・。

「最近経済が低迷しているので2京円使ってしまいたいのですが使い道がありません。どうします」

「そんな事言われても予算は余っていて使い切れないし借金もないし今まで通りで良いよ」と言う。

「別に金には困ってないからいらないなら新設されたアスペルガー部隊に投資したらどうだ・・?」

新設されたから金がないと思われてるのだろうがもっと言ってくれと思うジーラとルークであるが。

「と言う提案がありましたがジーラ卿はどう思います」と話を振って来たので正直困惑したのだが。

「くれると言うなら欲しいけど。障碍者が自立して生き延びるのは大変なんだ。金があれば人類2億と言われるアスペルガーを救済してまっとうな職に就ける事が出来る。2京じゃなく5京位欲しい」

「えっと一応採決はしますのでもし予算が認められなくても恨まないでくださいね。独裁国家の直営企業ですから、エミリーさんの命令で即座に8京円アスペルガー部隊に投下する事は出来るんです」

でも独裁者がそれやっちゃ終わってるだろうと思うので、取り敢えず新たな予算は委員会にかける。

「じゃあ秘密投票で採決を取ります。良いですね?文句ある人いますか?」言うと誰かが挙手した。

「宇宙部門に予算を投下してくれ。最近人口が激減したが宇宙の資源は必要だと思うんだけどね?」

「それも採決にかけましょう。でも毎月の予算では足りないんですか?」「コットン卿。宇宙の施設を再建するの精一杯で、最近は人材も不足していますからコンピューター制御で開発してますから」

それで金貨50億枚ほど確保したが、問題はアスペルガー部隊の予算投下問題であるのだが・・・。

「500対2で予算は通過いたしました。余ったら銀行預金とかしても良いですよ。返せとは言わないですから。でも8京円もあれば預金だけで2400兆円(3%)で国家予算超えますからねぇ?」

「本当に貰って良いのかよ?障碍者教育が出来るぞ。未来永劫栄える事が出来るぞアスペ島に・・」

お前ら大至急本屋に行って学習用教材や漫画を買い占めてこい。さくらもだがアスペルガーは漫画で基礎知識を植え付けておけば、覚えが早いだろうと言う教育方針でありさくらとも同意したのだが。

「じゃ細かい議決は後回しにしてお弁当を食べましょう。米400グラムですが我慢してください」

取り合えず農業地帯は壊滅的な打撃を受けたので、3月の収穫は絶望的だろうと思われるのだ・・。

そして宇宙の農業地帯も生き残ったアジア人3億人が経営しておりコロニーが点在するのだ・・・。

「腹減ったぁ。サッサと議決終わらせようぜ。俺の部下に豚を献上するように言っておけよ?良い」

どうしても腹が減るので野生の豚を食おうかと思い部下に指示を出すジーラであったが最近コッソリ猪や鹿を狩る者が増えていて獲物は不足気味だしまあ物資も値上がりしていてパン1斤500円位。

「パン美味しいです。最近プランクトンを培養した食べ物があるんですが、これで我慢して下さい」

それで色々と議決と説明を行い502人委員会は終わったが、食料の手配は宇宙に任せる事にした。

「後はどの位食料が生産出来るかですな。2月11日の502人委員会を終わらすが何時でも再開」するので気軽に会議を要求してくれと要求したが、アスペルガーの雇用はこれで救われると思った。

そして貰ったお金で人類連合の株を買い占めるとアスペルガー2億の東洋人を人類連合に送り込む。

これで人類連合の発言権は全否定され、東洋人の天下になったが、アスペルガー部隊は人類連合の支配者になり、2億のアスペルガーに3億の障碍者と言った障碍者の国が出来上がる事になるのだが。

「アスペルガー万歳。人類連合万歳」と連呼する障碍者達は国造りを始めるが上手くいかないのだ。

「ジーラ卿2月15日朝ですがまさか人類連合を乗っ取るとは思いませんでした。欧州人の処遇は」

「あいつらは侵略者だ。迫害はしないが国の片隅でひっそりと暮らしてもらうさ。それが良いだろ」

だが残った20名の欧州人は反乱に立ち上がり、村の独立を企んだので鎮圧しようとしたが手強い。

金をばらまきアスペルガーの同志を買収して味方に付け、3万人の兵で反乱を起こしたのであるが。

「困るんだなぁ。欧州人もいい加減自分達の時代は終わったんだと悟れよ。でも殺す訳にいかんし」

殺したら欧州人を民族浄化した悪人として俺やエミリーさんの名声に傷が付くので出来る訳がない。

だがそうしてる間にベルリンが陥落してベルリンに住んでいた500万人の障碍者が抑えられたし。

「独裁者エミリーを倒せ。パンの2千グラム支給を要求する。400グラムで腹一杯になるか・・」

まあ確かにエミリー財閥の中には食料を横流しして私腹を肥やしてる奴もいるだろうがそれと反乱は別問題だろうとジーラは思ったので即刻反乱鎮圧の命令を出し、ベルリンを解放して20人を捕縛。

そして日本の刑務所に送り込み即決裁判で終身刑。邪悪な欧州人はついに滅亡したのである・・・。

欧州の統治の予定です。

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