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偽勇者の大冒険  作者: ルーシェン
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説得 人類の希望

作者的にもアスペルガーだから頭は良い筈なのに長所は評価してもらえない。

短所ばかりあら捜しされて45年。

ですがようやく評価してくれる人がちらほら現れた。

この機を逃したらもう後はないな。

それで思い切り書き続けています。

「誰かそこにいるのか?俺の事なんかほっといてくれ」3月5日の夜は、この一声で始まるのだが。

「私は人材発掘部門の調査員なつみです。話がしたいのですがドアを開けてもらえませんか・・?」

「俺みたいな馬鹿どこの人材派遣会社が雇うんだよ?どこの物好きか知らないが俺の邪魔をするな」

「エミリー財閥です。フェンリルさんの人徳に魅かれた人が本社に情報を送って来たらしいですよ」

「見る目のない奴だな?天下のエミリー財閥がそんなデマ信じて調査員を送り付けて来たのかよ?」

「まあそれは兎も角、フェンリルさんにオーラを感じるのは事実です。私にも分かりますから・・」

自撮りで取った写真を送信してフェンリルのパソコンにドアップで映し出してやったら驚いたのだ。

「私可愛いでしょう?因みに16歳の女子高生ですよ?調査員は夜活動しています。学業があるし」

「何だ美人局なのか?俺なんかひっかけたってお前の懐は温かくならねぇよ」ひでえセクハラだな。

「いや、フェンリルさんを口説き落として味方に付ければ功績で課長にしてもらえます。絶対に?」

「んな訳ないだろ?分かったよ。聞いてやるから話が済んだらサッサと帰れよ?空いてるから・・」

なつみが部屋のドアを開けるとそこにはありとあらゆるゲームとパソコンがありネトゲに励んでいたらしいフェンリルがそこにいたが頭悪そうには見えないんだけどなと思いフェンリルの私物を見る。

「これ読んだんですか?かなり難しいゲームの本の筈ですけど。引きこもりって何時頃からです?」

「小学4年生の頃からかな。成績表でオール5取ったら何故かお前はバカだと虐められてなぁ・・」

それで耐えられずに引きこもりになったのかと思ったが、この分だと母親も馬鹿だと思い込んでる?

「オール5取れる小学生がバカな訳ないでしょう。そのお友達が悪いに決まってるじゃないですか」

「それで将棋を指してみたらお前は基本がなっていないと母親に言われてやる気なくしたよ・・・」

ひでぇ環境だなと思うが、勉強すればするほど虐められるパターンではどうにもならないなぁ・・」

「先生には言わなかったんですか?」と聞くが、「俺が学校の教師の論文の間違いを懇切丁寧に説明したら何故かどんなに努力しても答案は0点。成績はオール1。毎日のように罰掃除させられてな」と答えが帰ってきて、なつみは頭を抱えたのだが、こうなったら説得するしかないと思い告白する。

「この問題私の手には負えません。ところで私がお願いすれば人類アカデミーに来ていただける?」

「そりゃ勉強は楽しいけど俺頭悪いし人類アカデミーには入れる訳ないだろ?」フェンリルは言う。

「一芸入試でも大丈夫ですよ。ところで将棋はどの程度やったんですか?」とフェンリルに聞くが。

「やり方教わったら将棋5段の女流プロの俺の母を倒してそれわざと負けに決まってるのに何で怒り出すんだ見たいな話だよ?因みに冗談で8枚落としで戦ったんだぞ。俺が実力で勝てる訳が・・・」

それ本当だったら私でも怒るかもしれない。(ガチで稽古つけるつもりだったんだろうな。母親は)

「思ったより才能があったんでプロの誇りが傷付いただけだと思いますよ」と言っておくが・・・。

将棋5段を倒せるならアマチュア4段の私などで手に負えるとは思えないけどこの人才能があり過ぎて誰にも理解出来なかっただけの人だと思う。(どうやって説得しようかなぁと思うのだが・・・)

この人の才能に人類連合が気付いて勧誘して敵に回ったら、恐ろしい事になるだろうと戦慄したし。

「ジタークさん。まだ応援は来ないんですか?万難を排して応援寄越してください。私の手にはお」

「全くどうしたんだ。後2時間もすれば到着するから待ってろ。俺が自ら駆けつけるが渋滞でなぁ」

「急いでください。フェンリルさんが万一人類連合の手に堕ちたら我々は全員路頭に迷います・・」

「分かった分かった。お前はフェンリルを確保しろ。全く。真夜中なのに何でこんなに混むんだぁ」

そしてその頃人類連合の新しい王ビーロットが手下の破壊工作員ミラスをS市に送り込んできたし。

「何?あんたたち何者ですか?私達はフェンリルさんとお友達のなつみです。お金なら支払います」

いきなりやって来た強盗らしき集団を取り合えず身代金で追い返そうと交渉してみたのだが・・・。

「金など要らない。フェンリル様と話をしたい。私はミラス。人類連合の王ビーロットの腹心だな」

「人類連合の人がこんな辺境に何の用ですか?もう少し気付くのが早ければ」となつみは悔しがる。

「フェンリル様。人類連合に従えば給料100億風俗の無料券1年分に屋敷に召使を付けましょう」

良いなぁ、予算に糸目をつけないで勧誘できる立場の人はと思ったが、フェンリルを確保しないと。

「フェンリルさん。エミリー財閥に付けば未来の人類の支配者ですよ?虐めてたお友達顎でこき使えるんですよ?お友達を見返したいとは思わないですか?部下全員虐めてた人にしても良いですよ?」

「フェンリル様。あんな志の低い女の戯言に等耳を傾ける必要はありません。人類連合に来れば?」

「あの俺外国に行く気ないから。そもそも何で日本人招聘するのに英語喋るの?馬鹿にしてるの?」

「申し訳ありません。今時英語が分からない馬鹿がいる訳がないと思いまして」それ本人に言うか?

「サッサと帰れ~。俺は就職するならエミリー財閥に付く。お前ら産業スパイには用はない・・・」

あっ怒ったフェンリルさんがこちらに付くと言ってくれたのは、人類連合に感謝する事にしようと。

「分かりました。諦めましょう。流石に力付くで誘拐する訳には行きませんからね」と言うミラス。

「サッサと帰れ。大体何でエミリー財閥も人類連合も俺を雇うんだ?何か裏があるのか?」と聞く。

「いやフェンリルさんって小学校4年までは神童とか呼ばれていませんでしたか?」絶対そうだと。

「頭良過ぎて理解出来ないとは言われたなぁ。大学の論文に抗議したら怒らせてしまって・・・?」

「後悔しますよ。エミリー財閥の崩壊は神のみ心によりビーロット様が鉄槌を下すでしょう・・・」

ミラスはミダスシティに帰ると新会社フローティア財閥を立ち上げ、ゼメグント財閥から攻略した。

破格の儲け話を持ち掛け増資をさせ株を乗っ取る作戦で株比率のミスを誘い51%を獲得したのだ。

ゼメグント財閥は人類連合に買収されたが、エミリー財閥やなつみはまだ知らないのである・・・。

「で?俺に何が出来ると言うんだ?本社の門番にでもしたいのか?それともトイレ掃除かよ・・?」

「エミリー財閥本社で働いて欲しいらしいです。応援を呼びましたから母親を説得しますよ・・・」

それで応援に来たジタークと部下5人が徹底的に能力テストを行ってる間なつみは母親を説得する。

「貴女小学生に負けた腹いせに、フェンリルさん虐めてたんですって?それでもプロなんですか?」

将棋はプロになる気があるなら弟子にしても良いと言う人もいたが将棋の内弟子制度って古すぎる。

「貴女に何がわかるんですか?文明崩壊の世界で飢えと偏見に耐えながらやっとプロになったのに」

「気持ちは分かるんですけど。あの人真正の天才ですよ?貴女の手に負えないのは理解出来ますが」

「あのバカ息子が?エミリー財閥や人類連合は本気であの息子を天才だと?信じられません・・・」

私だって信じてなければフェンリルさんに会う事はなかっただろうと思われるし、信じていれば浩太さんかエミリーさんが三顧の礼で迎えるのが当然の逸材だろうとは思うが後々恨まれないだろうか。

「俺のような人材をこんな下っ端に勧誘させて礼儀を知らんのかと言われても仕方がないですね?」

「人類アカデミーの学費はエミリー財閥の奨学金で賄います。一応有償ですが就職すれば返せます」

「学費を貸し付けて儲けるのが目的なんですか?」と言われると「まあこの奨学金で人材を確保して奨学金の何十億倍の利益が出る事は確かです。高いですが150万円位ですよ。心配はないですよ」と答えるので、少し安心したが実は貯金が後35円しか残っていないので、働かないといけないが。

「生活保護とか申請しないんですか?てか小学生に負けたショックで勝てなくなったらしいですね」

この人も女子で5段だからかなり上位のプロ棋士だったんだと思うがもう少し息子がバカならみんな幸せになれたんだとフェンリルさんは思って引きこもりになったんだろうなぁと思うのだが困るな。

「久しぶりに一局指します?私はフェンリルさんよりは弱いですから程々の勝負になると思います」

それで指してみると程々に戦った後母親が勝ったので少しは自信を取り戻したようだが不満顔だし。

「貴女本気で将棋を指したら私なんか直ぐに超えると思いますよ?内弟子になりませんか・・・?」

それは良いんだけど私忙しいし1時間位しか将棋の勉強する余裕ないですよね。(仕事は辞めない)

「それでも良いですから。私のせいで引き籠りになったんだし、リハビリに貴女がいないと困るし」

「あれだけのオーラを撒き散らしている人が人に好かれない訳ないですよ。みんな分かっています」

でもこうなったら私もプロ棋士になって勉強しないと直ぐに不安がりそうだなと思うなつみである。

「良いですよ。こうなったらプロ目指しちゃいましょう。でも高校生女流棋士ってのも大変そうだ」

「最近は学業にも配慮していますから大丈夫です。何時か息子を破って私の無念を晴らして下さい」

「いや学校は辞めても問題ないけど仕事は辞める気ないですから」それにフェンリル倒すのは無理。

初見でプロ5段を倒すような真正の天才に、私のような凡人が勝てるもんかと、思うのだけどねぇ?

「努力はします。人間心の強さに目覚めれば能力の300倍位は出せる筈です。凡人が天才に勝つには心の強さに目覚めるしか方法がありません」なので早速本社に連絡して5日ほど有給を取得した。

リハビリの初デートの予定です。

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