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偽勇者の大冒険  作者: ルーシェン
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抗争前夜

ナルデンにテレサが新キャラで加わりました。

暫くはギルドの抗争の話をしようかと考えています。

一応ブルマやスク水が出てくる予定なのですが、もう少し先になりそうです。

一応1部国内編、2部海外進出編、3部世界統一編、4部環境問題編の予定です。

2月7日朝、A級冒険者6名とC級10名は食料と軍資金稼ぎに没頭しており遠方のA港町にいた。

A港町には内陸のロベルト市では手に入れられない魚と海藻が山のように売られており貴重である。

「アレイン議長。で何でこの街を脅かす海賊を退治する事になったんですか?軍資金は1億あるが」

A級冒険者とC級冒険者達は食料と軍資金さえ手に入れられれば良いのでこの仕事には消極的だが。

「海賊王ナルデンのお宝が1億あるという噂なんだ。討伐したら全部俺らにくれると言われたんだ」

ギルメン達は可哀想な幼児を見るような目でアレインを見たがアレインは気付かないようであった。

そんなお宝貯めこんでる奴が海賊などという商売をやってる訳ないだろうとギルメンは思ったのだ。

恐らくお宝とやらはナルデンの私物位しかないと思うが、それでもナルデンを討伐するのか・・・?

「言われてみればそうだな」やっぱA港町の村長に報酬を要求しておくかとアレインは思いなおす。

「それ以前に依頼受けるのやめませんか?海賊と戦って戦死しても名誉にはならないから戦いたくない」とまで部下に言われて「船も好きにして良いらしい。船って1億はするんじゃない?」と言う。

「船さえあれば近隣の港町とも交易が出来るぞ。俺らの縄張りは人口が少ないから交易しないとな」

「でもさ。蒙古襲来の武士じゃないんだぜ。大砲とかも装備してるんだろ?どうやって戦うんだ?」

「そりゃ夜陰に紛れて敵船を夜襲して船を奪うしか方法はないだろうな。心配するな。考えている」

命を捨てる片道切符の仕事と諦めて戦死するしかないようだと諦めたギルメン達は覚悟を固めたが。

そして2月7日の夜、ボート5隻に乗って密かに敵船に乗り込み酒樽に身を隠して機会を伺ったし。

そしていきなり敵船で暴れまくり、混乱する敵兵に紛れてナルデンの私室に殴り込み人質にとるが。

「ナルデンの命が惜しかったら降伏しろ。それとお宝を全てこの船長室に運び込め。分かったか?」

「貴様ら。俺の命はどうなっても構わん。いっそ俺を殺してこの屈辱を晴らしてくれ。耐えられん」

「親分。それだけは出来ません。浮浪児だった俺らを育ててくれた上に部下にまでしてくださった方ですよ?死ぬなら一緒に殺されましょう。親分を失ったら俺らはどうせ路頭に迷うしかありません」

こんな話になるとエミリーは兎も角ロザリーとミダスが同情するんだよなぁと思うアレイン達だが。

「ちょっと待て。じゃあお前ら職と住みかと衣類と金さえあれば定職に就く気あるのか?答えろよ」

これを聞いて海賊の部下と親分は憎悪の目でアレイン達を見たがそれ怖くて奴隷商人など務まらぬ。

「当たり前だ。好き好んで海賊になるような物好きが何処の世界にいるんだ?命は誰だって惜しい」

「お前らのような裕福な奴らには俺らの気持ちなんて未来永劫分からんだろうよ。さっさと殺せよ」

海賊の子分達は武器を投げ捨てて座り込み、殺される覚悟を固めてしまったがこの状況で殺すのは。

説得したらサクラギルドの海洋交易の先兵として雇えないかなあと思うアレインであるがどうだろ?

「どうするお前ら」とアレインは部下に聞くがこれで殺したらただの貧困層虐殺に過ぎないんじゃ?

「仕方ありません。味方になるように説得するしかないでしょう。ナルデン。サクラギルドに従うならロザリーさんの鉄器兵の一員として雇っても良い。今ポカインギルドと仲が悪いの知ってるか?」

「何だと?エミリー財閥の総帥の妹が俺らみたいな貧困層に何の用があるんだよ?話は聞くが・・」

「だからポカインギルドと抗争に発展していて、兵力が欲しいんだよ。海洋交易にも使えそうだし」

「俺らにサクラギルドの捨て駒になれというのか?A港町はどうやって説得するんだ?」と聞く者。

「おい。お前こいつらの鉄砲玉になるつもりなのか?良いように利用された挙句に殺されるんだぞ」

「五月蠅い。親分の命が助かってそのうえで俺達が人権を認められるなら命など惜しくはないんだ」

どうやらこの男はサクラギルドの内情を知ってるらしいとアレインは判断したので説得を続けるし。

「財政厳しいからロクな食事は出せないが、パン位なら腹一杯食わせてやる。ポカインギルドだが」

ここでポカインギルドを倒したら恩賞が山のように出る事を臭わせる事に成功するアレインだった。

「ロザリーは金持ちの娘だが、庶民にも優しい娘だぞ。鉄器兵はロベルト市最強の武装集団だから」

「分かった。少し待ってくれないか?親分を説得して免罪を条件に降伏するようにお願いするから」

「良いだろう。撤収だ。裏切ったら今度は容赦はしないぞ。それと大砲は全て没収するから・・・」

そして大砲をもって陸上がると12門の大砲をA港町に配備してナルデンの反撃に備えるのだがな。

「何でナルデンを許したのですか?あの極悪非道なナルデンが改心などする訳がないでしょうが?」

市長とロベルト市4万の民衆とA港町の30万の市民はアレインに詰め寄ったが問題にしないのだ。

「ナルデンの財宝は好きにして良いと約束した筈だ。ナルデンの航海術と人脈はナルデンの宝だよ」

「もしナルデンが反撃してきたら市民総出でサクラギルドと全面戦争ですからね?それで良いなら」

そして2月8日早朝、ポカインギルドはサクラギルドに寝返った直営店に総攻撃を仕掛けていたが、アレインもロザリーもまだそれを知らずに鉄器兵の早朝訓練に励んでいたのだが、海賊は降伏した。

「ナルデン以下50名はサクラギルドに降伏してポカインギルドとの抗争で手柄を立てたいと思いますが今直ぐないといけないのでしょうか?出来れば食べさせてくれると言ってた食料を頂きたいが」

アレインは黙って徹夜で狩ってきた猪の肉を炙り、刀で切り分けて海賊達にくれてやったのだ・・。

「美味い。こんな美味い肉は初めてだ。サクラギルドは毎日こんな食生活なのですか?夢のようだ」

いや毎日ではないが、大金持ちの令嬢が2人もいるとどうしても美食に五月蠅いギルドになるんだ。

「九州四国で食料生産が行われてるらしくたまに米を売りに来るらしい。米の飯も食わせてやるぞ」

「米かぁ。船を増やせればこちらから四国に船を出せるんですけどねぇ。このぼろ船じゃあ・・・」

それでも炊飯した米の飯に猪の炙り肉は美味しかったので、たらふく食べて休憩をとるギルメンだ。

「こんなのんびりとした時間を持てるのは何年ぶりかなぁ。でポカインギルドは何名位いるんで?」

「1500人と聞いているが」と答えると海賊達は顔を真っ青にして覚悟を決めてしまったようだ。

どうやら死刑囚の最後の食事と言う事らしいと妙に納得してしまったらしいが死なれると困るんだ。

「心配するな。主力は8名の筈。残りは形勢が悪くなれば即座に逃げだすか降伏するから安心しろ」

「ホントでしょうね?もう死刑囚最後の食事だと思って諦めてますよ。勇敢に死にたいものだなぁ」

それでも一応義勇兵を募集したら、ギルドテレサが部下100人を率いて参加をしてきたのだ・・。

テレサギルドは縄張り5千人、団員150名のギルドでホサイン1世の離婚した妻だったらしいが。

離婚の原因はギルドの運営方針だったらしいので、今でもラブラブの不倫カップルなのである・・。

「テレサさん。ホサイン1世の先妻だったんですか?あの男は女の子には持てますからねぇ・・・」

「離婚したとはいえ元夫だからね。ポカインギルドのやり方には前々から反対だったんだよ・・・」

今義勇兵を募集しているから少し待ってろとアレインに言って、街頭でメンバーを募集し始めたが。

「大変です。ポカインギルドの奇襲で寝返り組の直営店が陥落。店は焼き払われ店長は殺され・・」

テレサとアレインに報告したサクラギルドのアルテミスが息も絶え絶えに報告してぶっ倒れたのだ。

それを聞いてテレサが激怒して貴重な鉄器である剣を地面に投げつけて叩き折ると発言したのだが。

「ニート将軍は寝返ったとはいえ、直営店の店長を殺害して縄張りを再建する気あるのか・・・?」

だがこうなっては義勇兵を募集してる暇などないから休憩してる海賊と部下を率いて助けに行かないと被害が大きくなるだけだと判断して、のんびり訓練していた海賊達を呼び集めたが、動きは遅い。

「諸君。ポカインギルドが動き出した。我々は強行軍でサクラギルドを救いに行く。どうするの?」

テレサは100名の兵に武装させ、馬に乗りながら海賊たちに声をかけたが動きは鈍いのだ・・・。

「戦いたくないなら無理強いはしない。アレイン。私が来たからには海賊に頼らなくても大丈夫だ」

「そりゃテレサさんの部下は歴戦の猛者ぞろいですが、良いんですか?報酬はほとんど出せません」

それを聞いてテレサが卵を投げつけて、怒りを撒き散らして八つ当たりするが部下には親切なのだ。

「義勇兵は報酬が目的で戦うんじゃない。見損なうな。我々は理想の為なら喜んで死ねるぞ・・・」

でもこの戦いに勝利すればポカインギルドの縄張りの1部くれるんじゃないかとは思っているのだ。

まあそうでも言わないと部下を説得出来ないから仕方がないのだが、出来れば全員生きて帰るのだ。

「では我々はサクラギルドを助ける為に出陣する。お前達は後からこっそり付いてきて本拠を叩け」

そう言うとアレイン達はテレサの用意した馬にまたがり風のように去って行ったが海賊は動かない。

「どうする?助けに行くか?親分?」と聞く部下までいたが降伏したからには助けないといけない。

「ふがいない親分ですまないな。俺の為に死んでくれ。サクラギルドを助けに行こう」と覚悟した。

そして嫌がる馬商人から出世払いで馬を50頭買った海賊達はテレサたちの後を追って出陣したが。

そしてサクラギルドの縄張りに侵入して直営店を襲撃して、ロザリーの鉄器兵の徹底的な防戦でかろうじて1500人をくぎ付けにしてるところに、民衆の義勇兵300人が加わり防戦していたのだ。

ポカインギルドの猛攻の予定です。

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