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偽勇者の大冒険  作者: ルーシェン
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最低賃金の戦い

時給千円って8時間労働で換算すると休みなしで24万円なんですよね。

普通に中小企業に吸い払えるかなぁ?

幾ら日本でも無理だと思うんですがどうでしょう?

3月1日日本の春闘に合わせてアジアの15億の労働者が一斉にストライキに突入して戦い始めた。

この時期はちょうど農作物の収穫の時期にもあたるので、ストライキは非常に困るし、270兆円の軍資金を持つ日本政府も賃上げに等応じたら、スポンサーで財源の大企業を敵に回すので出来ない。

だがストライキを理由に解雇は出来ないし、工場閉鎖で対抗したら最近は企業側が裁判で負けるし。

「時給3千円も支払ったらアジアの企業は倒産してしまう。何とか労働者と妥協してくれ」と言う。

大企業のくれる税収とみかじめ料がないと財源が不足するので、定額給付金を200兆円提示した。

内部留保貯えてても景気は良くならないし、国の財政は黒字だから別に問題はない筈だがな・・・。

「定額給付金で誤魔化そうと言うのか?最低賃金を上げるまで働かないぞ。儲かってるの知ってる」

「これは俺達だけの戦いではない。定額給付金で妥協したら俺達の妹弟や娘息子が苦労するんだぞ」

それでも食料がないと困るし、税金はほぼ人頭税だから最低限の労働は行っており収穫もされたし。

「あのさぁ。日本と東南アジアじゃ国力と経済力に差があるから賃金同じと言う訳には行かないぞ」

一応課長が説得にあたるが、一度ストライキに走った部下はちょっとやそっとじゃ説得に応じない。

「税金はちゃんと日本並みに取り立てておいて、日本と同じ待遇が受けられないなら何故税金を?」

「自由3千円が無理なら2千円でも良い。労働組合の立場として妥協させねば立場無いんだよなぁ」

東南アジア最強の組合がアジア総督府と話し合いしていたが、最低賃金2千円は飲めないのである。

そりゃ確かに大企業なら時給3千円も出来るのだろうが、世の中中小企業やファミレスもあるんだ。

1杯500円位のラーメン売ってる個人経営の店で時給3千円にしたら経営出来ないと思うぞ・・。

「それ位分かってるけどさぁ。何とかならんか?俺達散々あんたらを儲けさせてやったじゃないか」

険悪なムードだが、それでも労働者達は買い物は続けており、目下のところ完全に敵に回さないし。

てか敵に回したら賃上げに成功しても経営者はどんな手段を使っても辞職させるだろうと思うしな。

「お前ら。経理やってるんだから会社の財政知ってるだろ?それでも賃上げ要求するのか・・・?」

などと言う会社もあるが基本資本主義社会では、従業員敵に回したら勝ち目がないんだよなぁ・・。

「分かった。1800円でどうだ?いきなり3千円は無理だ。経営体力を考えろよ。お前ら・・・」

それでも結局は資本家が妥協するしかないので、条件を交渉する事にするが労働組合は手強いのだ。

「お前ら。要求を聞き入れたら月給72万円も支払うんだぞ?正社員の最低賃金が72万円だぞ?」

毎日休みなしで出勤して、8時間労働をこなしたらの話だが、平社員にそこまで出すのかみたいな?

「日本でなら出来るんだろ?鉄器軍は最近安月給(30万円)で評判が悪いがそれでも30万円だ」

「この物価の開きが30倍近い差がある東南アジアで72万もバイトに出せるかぁ?ふざけるなぁ」

「五月蠅い。条件を呑めないなら絶対に仕事はしない。お前ら儲けてるのは知ってるんだぞ・・・」

結局国が妥協して給料を自給3千円で統一する事で同意したが、アルバイトは1月30万円になる。

「シリカ総理の裏切り者~。絶対に節税の限りを尽くして国を財政難にしてくれる。覚えてろよ?」

「大企業の力なくして中小企業も労働者も栄えないんだぞ。この恨み末代まで忘れないからなぁ?」

企業はそれでも中小企業と連合して社員の待遇を良くするために奔走する事にして年2回の社員旅行と夏冬ボーナス1人300万円は保証する代わりに給料を50万円に下げるように社員と交渉した。

社員旅行で釣って給料下げられるなら安いもんだが、旅行会社と手を結んで豪華な旅行にしないと。

22万円も削減する為の旅行なのだから、スイートルームに泊まれなければ暴動が起きるかもだし。

外国旅行は大前提だなと思うが、食堂の無料食券と社宅の家賃も無料にしないと不味いなぁと思う。

国もアジア総督府が企業を助ける名目で、ふるさと納税を行うのだが集まりは良かったのだ・・・。

まあ好景気じゃないと最低給料72万円の高級公務員並みの生活は出来ないので必死に買い物する。

「全く。俺達が会社の商品買い支えてやらないと株価は上がらないからな」と従業員は嘆くのだが。

「文句言うな。数年前は正社員でも月給20万円も貰えなかったんだぞ。3倍じゃないか」と言う。

「この給料で終身雇用なら、家の一軒でも買えそうだな。老後はアパート経営で身を建てるかね?」

「良いんじゃないか?気候変動が収まったとはいえ、まだまだ住む家もない奴は多いからな・・・」

まあそう思って建設中のアパートを30年ローンで3月1日夜購入してアパート経営が始まったし。

「ミダスさん。何で案要求呑んだんですか?エミリー財閥も人件費の高騰に苦しむんですよ・・?」

エミリーは苦情を言うが、それでも財産は80兆円、日本1の上場企業であるので問題はなかった。

「すまん。だがアジアと日本に賃金格差があったら不公平だろう?企業努力で何とかしてくれ・・」

「まあ良いんだけどね。後2年もあれば世界の経済規模を25京円にしてみせるよ?」と嘯くのだ。

アベルナからの食料の輸入で、アジア総督府は大量の小麦を貯えており月に送りだしているのだし。

「ついに完成しました。火星探査用宇宙船カキ2号です。100人位は乗れます。50日で・・・」

火星に辿り着く事が出来るが、この宇宙船で火星に行き火星の支配権を独占してやると思っている。

「テスト飛行はしたの?」と聞くが「火星に辿り着けるかと言う意味では出来る訳が」と答えるし。

「ふふっ。火星に民衆を送り込むため1万基を製造してるんですよ。後もう少しで100万人を火星に送り込む事が出来るようになります。チマチマ人を送り込んで列強にばれたら分割ですからねぇ」

「期待してるよ。我が日本民族が宇宙を支配出来るなんて日本人の誉れよね。日本人で良かったわ」

お前フランス人だろうと思ったが、本人は日本人だと信じているのでまっ良いかと思う業者達だが。

「私はフランスなんて国見た事ないし、民族的にはフランス人でも心は完璧日本人だよ?」と言う。

「知ってますよ。最近の学校の教科書では偽勇者一味の活躍は必ず教わりますからね」業者は言う。

「最低賃金上げてくれたせいで優秀な技術者が外国から集められます。有難うございます」業者はお礼を言うと資源衛星から採掘したダイヤモンドを献上したが、総額5千億円はする筈だし貰っても?

これから月500兆円は儲けさせていただきますよ。日本企業が火星の植民地化に成功すれば・・。

地球での領土割譲と引き換えに火星の利権を売る事も出来るかもだし、月の利権も買い取れるかも。

「許しを与える。早速メンバーを募集して密かに火星に人を送って。出来るだけ秘密にするのよ?」

「ふふっ。人類アカデミーに来たIQ150の若者連れて行きますよ?カキ3号の開発も順調です」

このミッションにロザリーが参加を申し出て、宇宙船警護の無人戦闘機を指揮する事になったのだ。

「鉄器軍の指揮官は私の不在の間はテレサさんが行う事になります。それでは」そのまま乗り込む。

そしてサクラギルド歴7年6月1日、野菜の収穫と火星の日本併合宣言が行われアメリカを激怒させたが既に火星は日本共和国に抑えられ、アメリカの武力ではどうにもならずに核ミサイルで脅した。

「火星は分割するべきである。植民地は日本だけが好きにして良い物ではないし国際法に違反する」

「なら月の分割を公平にするところから始めようじゃないか?月の80%はアメリカの所有だが?」

「五月蠅い。アメリカが月を領有するのは良いんだ。敗戦国がでしゃばるな。お前らはアメリカや子分の欧州の靴を舐めてればいいんだ」などと言うので話もならないから無視していたのであるがな。

「おのれ。日本は火星から撤退しろ。核で滅ぼされたいのか?アメリカを馬鹿にすると核を落とす」

こんな奴にまともに付き合っていられないので、月の再分割案をアメリカに示し激怒させたのだが。

「戦争だぁ。核ミサイルで月の日本軍を根絶やしにしてやる。アメリカを怒らせてタダで済むと?」

そして核ミサイルを使う前にアメリカ軍は鉄器軍に撃滅され月から完全に締め出されたのであるが。

「アメリカは追い出した。欧州に20%。アフリカに10%。中東に30%。インドに10%だな」

月の再分割で利益を得たアフリカと中東は日本共和国を支持するが、ミダスは粉物で大儲けするし。

因みに粉物=ヤクではなく、単にたこ焼きの事を言っているがミダス商会はたこ焼きで1兆稼いだ。

「アメリカには3京円の賠償を命ずる。アベルナ軍に支払うように。支払えないようなら・・・?」

テロリストと呼び続けたアベルナ軍に賠償を支払うなど屈辱的だが要求を呑み、1億人に減ったし。

日本を守る為アメリカの核施設を空爆で破壊して、多くのアメリカ人が死んでいったからだ・・・。

だが現実に核を落とすと脅されている以上、核施設を破壊するしか日本共和国の生き残る道はない。

ルーズベルト5世は、日本に対する復讐を誓いアベルナ軍の英雄渡辺(アネレイ将軍)に接触した。

「渡辺殿。日本に対する恨みは共通の物だと思う。共に日本と戦い世界に平和を取り戻そうじゃん」

「ふん。俺だってカタギの商売はしていないが、アメリカだけは反吐が出る。俺だって日本人だぞ」

使者は捕らえられアベルナ軍のしきたりで斬首刑になったが、死体は海に捨てられるのである・・。

「ラミアス元帥。日本共和国から俺を引き渡すように催促の電話が鳴りやまないんだって・・・?」

取り合えず次のネタはアネレイ将軍の処遇の話になりそうであったが、経済も治安も安定している。

アネレイ将軍謀反するの予定です。

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