新鉄器兵
年代的に令和30年位になるのかなぁ?
7月7日、サクラギルドは兵5千からなる新鉄器軍と(給料あり)義勇兵3千(給料なし)を結成。
密かに富士山頂上で過酷な訓練に明け暮れており、高山病にもめげずに軍隊を強化していたのだが。
「お前ら。お前らは革命の為の先兵なんだ。将来日本共和国が軍備拡張した時には将校になるんだ」
ブルーコパニス卿は偉そうに宣言するとロザリーの指揮する鉄器軍を訓練していたがキツ過ぎるぞ。
「この100キロの鉄の重りを身に着けて筋トレやれなんて、どこのスポコン漫画ですか・・・?」
「この人の訓練受けたら本当に熊を素手で殴り殺せるようになるかもしれないな。恐ろしいな・・」
訓練は終わり朝の休憩時間2時間で食事とトイレと風呂を済ませないといけないが結構大変だ・・。
まあサボると重りを200キロに増やされるだけだから、真面目に訓練するが食事の時位重り外しちゃいけないのかなあと思う新鉄器軍と義勇兵のメンバーたちである。(流石に風呂では重り外すが)
「俺心が折れました。重りは外しませんから休憩しても良いですか?自主トレ扱いでお願いします」
「やりたくない者に強要はしないと言ってる。やる気がないなら自主トレしろ。邪魔だけはするな」
コパニス卿は訓練に励む兵にマラソンをさせたり腕立て伏せをさせたり腹筋運動させたりしている。
「何人脱落するだろうなぁ?コパニス卿の訓練に耐えられる人って俺達だけのような気がするんだ」
「言えてる。訓練終わったら本当に熊殺しの旅に狩りだされそうで怖いな。熊を素手で倒すんだぜ」
「それよか豚の絞めとかさせられそうで嫌だな。俺家畜商人の息子だから豚殺しは嫌なんだよなぁ」
「家畜商人?苗字何て言うんだ?」と言うので白川平蔵と答えたら同僚がドン引きしていた・・・。
「何で白川財団の御曹司が、新鉄器軍に応募したんだよ?お前、跡取り息子の自覚が皆無だよな?」
「五月蠅い。白川財団の御曹司だからって職業選択の自由はある。俺は軍人になりたいんだよ・・」
「迷惑だ。サッサとお屋敷に帰れ。エミリーさんやロザリーさんは兎も角お前には覚悟がないから」
「何だと?何で金持ちの息子が民兵に志願しちゃいけないんだよ?国を愛する気持ちに貴賤はない」
「愛国心があるなら、金の力で国を救ってくれ。戦う奴は幾らでも補充が聞くが金持は補充出来ん」
「いや一応跡継ぎがいなくて養子になったが、5世代くらい前に分家になった人の子孫だから・・」
同僚は筋トレをしながらおしゃべりに励んでいたが、お喋り禁止されたら完璧に心が折れるだろう。
「兎に角俺は軍人辞める気はないからな?職業選択の自由がないならどこの封建国家だよみたいな」
「分かったよ。何で最近の金持ちは労働者の生活に憧れる奴ばかりなんだよ?理解出来ない・・・」
同僚は腕たて伏せ3千回に挑戦していたが、気力があるうちに訓練しておかないと強くなれないし。
「止めてください。無理して鍛えようとして体壊したら、入院して筋力低下してやり直しですよ?」
ロザリーが慌てて止めるが、同僚スパルタン1世は腕立て伏せの3千回目を終えたところだったし。
「少し休ませなさい。誰かマッサージをしてあげて。ミダスさん。私の部下を虐めないでください」
「ミダス?誰の事だ?俺はブルーコパニス卿だぞ。部下の訓練を担当している。これ位普通だろう」
「いつの時代のスポコン漫画ですが?この令和の時代に苦行みたいな修業が許される訳ないでしょ」
因みに令和の時代に大地震が起こって文明が崩壊したので、今でも正式に令和は終わっていないし。
「みんな喜んでやってるみたいですけど、少しで良いから手加減してください。廃人がでますよ?」
「すまん。取り合えず耐えられそうにない奴は山に遠征させて修業の成果を試してこい。狩りはしても良いが、木は大木の枝を少しだけ折るか、落ちてる枝を拾い集めるように。草刈りもしておけよ」
この言葉に修業が嫌になってた300人程の義勇兵と500人の新鉄器軍兵が名乗りを上げたのだ。
「では行ってきます。荷車は借りていきますよ。修業をサボったから愛国心がないと思われたくは」
ないですからねと言い残して山に遠征して枯れ枝集めをしていたが。今7月の猛暑なんですよねぇ。
「熱いし重い。しかも薪がない。もう少し奥に行ってみるか?」猪が多い地区を重点的に探すのだ。
「俺今日だけで5キロはダイエット出来そうだ。スパルタン。お望みの採集班のリーダーだぞ・・」
「コネだけで鉄器兵の1番隊隊長になれそうな奴が偉そうに言うな。俺は実力でリーダーになった」
「金持の息子だから努力が足らないと?エミリーさんみたいな金持にはなれないよ」と言うのだが。
「それに王族だって普通に軍役とかあるぜ。金持の息子が兵隊に志願して何が悪いんだよ・・・?」
「すまん悪かった」とスパルタンは(日本人です)一応謝るが心では納得していないだろうと思う。
「枝は切っても良いんだろ?この森大木ばかりで薄暗いな。暇だし何本か切り倒すぞ」と命令する。
「それではコパニス卿の命令に背く事になりはしませんか?大丈夫でしょうか?」と部下が聞くが。
「太陽光が地面を照らせば若木が芽吹くようになり動植物も増え豊かな森になっていく筈だ・・・」
「分かったか?収穫なしでノコノコ帰った方が、余程ロザリーさんやコパニス卿に怒られるぞ・・」
それで老木を何本か斧で切り倒して、太陽光が地面に差し込むようにしてから薪にして引き上げた。
「生木を切り倒したんですか?計画的に切り倒したんでしょうね?あの辺りは富士の樹海だからね」
「大丈夫ですよ。しかし方位磁石が役に立たないのにはまいりました。危うく行方不明になりかけ」
「気分転換になりましたか?今日の訓練は終わりましたから。民兵が300人程脱走しましたねぇ」
あの根性なし共がとスパルタンと平蔵は思ったが、あんな辛い訓練正気なら絶対に耐えられないな。
昭和なら兎も角、令和も30年は確実に過ぎたのにあの苦行はないだろうと2人は思うのだけどな。
「聞こえてるぞ。訓練が嫌ならサッサと脱走すればいいだろう。俺達はゲームをしてるんじゃない」
のんびり楽しい修行と訓練で日本が救われると思ってる輩に軍隊にいられることは迷惑この上ない。
クビにはしないが、辛い訓練を嫌がる空気を作るのは、ロザリーさんも含めて止めて欲しいと思う。
「鉄器兵のメンバーは分かっています。でも民兵にそれを求めるのは良くないと思いますよ・・?」
コパニス卿も出てきて訓練メニューは大幅に見直される事になり、ミダス商会の利益で給料だした。
7月10日義勇兵は3万人に膨れ上がり、ミダスシティの治安を担当する事になるが、この義勇兵の1番隊将軍(部下千人規模)にスパルタンと補佐に平蔵が任命される事になるが平蔵は怒るのだし。
「お前の望み通り1番隊の将軍だぞ。これでも俺がコネで1番隊隊長になれると言っちゃうかな?」
「まさか俺の方が上司になるとは思わなかった。ロザリーさんって縁故とかで人を差別しない人だ」
出世出来て嬉しくない筈は無いがスパルタンは部下を率いてミダスシティ周辺の森や山に遠征する。
「俺は出世したら絶対やってみようと思っていたのが植林と間伐なんだ。今までが約不足だったし。
因みに約不足は能力がないと言う意味ではなく、能力があるのにふさわしい地位につけないと言う意味であり、この言葉を使う人がいたら95%位は待遇に不満を持っていると思われてしまうだろう。
「ミユからの伝言である。アメリカ軍に奇襲して、敗北させろ。失敗したらサクラギルドは解散だ」
ホサイン1世はアメリカ軍と抗争するのを嫌がったが、日本共和国の命令じゃしょうがないのだし。
そして35000の兵でアメリカ軍の駐屯地を奇襲して乱戦に持ち込み全員降伏させてミユに送る。
「本当に倒してくるとは思わなかった。強いじゃん。コパニス卿。日本共和国軍も鍛えてよ・・?」
「嫌です。でもアメリカ軍後290万人位いますよ。この前増員されたんですよね。鍛えないとね」
この戦いで鉄器軍の治安部隊に参加する若者は1万人増え、厳しい訓練に耐え抜いて職務に就くし。
8月1日、お待ちかねの小麦が大豊作で食料自給率が55%にアップしてミユをお喜びさせたのだ。
TPPからの食料と、復活した日本の車と家電製品の輸出で貿易赤字を減らし続けている日本です。
500億円もかけて船を5隻フランスから買ったが、サクラギルドが代金を支払う事になったのだ。
「何か俺達貢君(彼女に貢いでばかりいる男を昔こう言った)みたいだよな。まっいいけどねぇ?」
ミダスとテレサしか知らないが、ホサインの秘密金庫には8兆円蓄えられており、外国に売った戦隊ヒーロー物の版権が残っているので世界中から5千億円集まるし。(最近版権が残ってる事を知る)
「食料を運び込め。サクラギルドは7300万人食料を保証しないといけないんだ。渡世人の務め」
「今年は豊作だから農業祭を始めよう。収穫が終わった畑にはサツマイモを植えておけよ・・・?」
そしてエミリーはサクラギルドの最高顧問に任命され、アレインはサブマスとしてギルドを統括し。
禿げ頭は農業部門隊長、アルテミスは商業部門の責任者になり綾は病院の院長に就任したのだ・・。
キサラギは拳闘と共に秘密の拳闘クラブで試合を細々と続けているが、昔のように儲からないのだ。
「でも思うんですが、給料もらってるのに俺達義勇兵扱いなのは変じゃありませんか?」と聞くが。
「迷惑でなければ俺達も新鉄器軍のメンバーとして認めて欲しいんです。駄目でしょうか・・・?」
「良いですけど気軽に辞職出来なくなりますよ?それでも良いんですか?貴方達にも生活があるし」
「俺達が戦死した後家族の面倒見てくれるなら問題ありません。そもそも永久就職のつもりでした」
そして鉄器軍は一気に35000人と近衛兵千人の36000人に膨れ上がり戦いに備えたのだが。
新鉄器軍の栄光と虎退治伝説の予定です。




