エロスの猛威
ミユは悪人として描く予定です。
因みに一般人。
日本共和国の発行したエロスは猛烈な勢いで膨張を続け、外国からの決済はエロスで行われるのだ。
一応独立国と認められてるし、こんな状況でも円は信用されてるからエロス通貨でも問題はないし。
「あんたたち働きなさい。休憩なんて5分もあれば十分よ。サボったら朝まで働かせるよ・・・?」
「酷い。お前はただ見てるだけだから良いが、食事休憩位は1時間は欲しい。飯は美味いからなぁ」
部下の言葉に身の危険を感じたミユは、渋々条件を呑んだが、エレネイ市国連合の馬車を襲撃する。
「ミユは食べ物には五月蠅いな。耕作地帯を増やしても食い切れんのではないか?俺達に食料を売りつけに来る奴らが、俺達の作った食料を買う訳がないと思うんだが」ともっともらしい事を言った。
「サクラギルドは嫌いだけど、食料を大切に考えるのだけは分かり合えると思ってるよ。旦那様?」
アルダンシア公爵は取り合えず10兆円の税収を確保すると税収の多い大企業に優遇処置をしたが、優遇処置の対象は月額300億円の収入を上げるミダス商会も含まれるので1部で反対が起きたし。
ミダスはロザリーに匿われて、サクラギルドの本拠の地下倉庫で金の管理人に身をやつしているが。
「4兆円次ぎ込んで大企業に仕事を斡旋して。大企業が栄えれば税収も増えるし借金も返済出来る」
ミユは一応サクラギルドと和解の場を設けてはみたのだが、みかじめ料の8割で合意に達したのだ。
サクラギルドのみかじめ料は8割が税金として持って行かれる事になるのであるがくじけないのだ。
「最近みかじめ料エロスで支払う奴が出てきて困るんだよなぁ。俺エロスは不換紙幣だと思ってる」
ホサイン1世は表向きはミユとアルダンシア公爵に従っていたが密かに円を増刷したのであるのだ。
エロスと違ってこちらは正統派の通貨で名はニギーナであるが、ゼメグント財閥が使ってくれてる。
5月8日、A港町で600トン級の木造船が造られて、異国に貿易船を出せるようになった・・・。
TPP諸国はフィリピンまでなら船を出せるし台湾は日本の友好国らしいので交易出来ればと思う。
A港町は独立都市で、日本共和国に物資を提供して儲けていたのだが船があればこちらから行ける。
因みに造船の為切り倒した森には苗木を植えておいたので、温暖化の昨今数年もあれば育つ筈だが。
「兎に角木造船を造って欲しい。船があればサクラギルドの車を外国に輸出出来る。安ければだが」
一応安全性のチェックとか普通にありそうだから安全をケチると事故起こしてリコールされるから。
それは困るがサクラギルドの作る車なんて世界の基準から見たら3万円でも買い手がつかないだろ。
「取り合えずザリガニ売りに行ってくるよ。高級フランス料理に使われる位だから高いんだろう?」
テレサが聞くがホサイン1世も詳しい事は知らないので黙ってると10万トンクラスの船がA港町の商業港に訪れたと報告があり、ホサイン1世と共に見物に来たのだが、ロザリーとエミリーもいる。
「食料を売りに来たぞ。工業製品とかもあるがお前らと商売すると帰りは台湾まで積荷空なんだよ」
「何か売るもんはないのか?日本共和国の特産品で他に真似の出来ない商品がないと困るんだよな」
取り合えず台湾かグラックAかBに売りつける商品さえあれば問題ないのだが大丈夫だろうかねぇ?
「それなら刀剣などどうだ?戦が絶えないから剣の技術だけは凄腕の職人が多いぜ。駄目なのか?」
「いや良いけど特許権や版権って使用料支払えば使える技術も多いんだぜ。日本共和国は豊かだし」
版権使用料支払って国内でパクリ商品販売したら大儲け出来るんじゃないかなと思う商人であるが。
「ミユさんに進めてみるよ。あの人食料と金にはやたら五月蠅いから乗ってくるんじゃないかな?」
「使用料金支払わせて使われても惜しくない古い技術があるんだぜ。今ならボッタくれるからなぁ」
ようやく文明が再建され始め、交易も行う余裕が出てきた日本共和国なら技術も売れるのだ・・・。
どうせ直ぐにマスターされ、改良されて用済みになるだろうから吹っ掛けたもん勝ちだと思うのだ。
「5千億円だな?車の大量生産出来る技術を教えてやる。てかゼメグントは教えてくれないのか?」
エミリー財閥もこの手の技術は知ってそうだが何故教えてやらないのだろうかと思う商人達だ・・。
多分日本の技術の粋を集めた30年後の今でも追い付けない技術が山のように眠ってると思うがな。
「カッセルは日本人の未来に興味があって今現在の日本はどうでも良いと思っているのよ。商人殿」
「あの人日本人が再び経済大国になったら世界は滅びると思っているんです。技術使いこなせない」
「ミユさんだって真剣に日本の未来を考えているんだろうが、やり方が過激なんだよなぁと思うし」
商人達は積み荷を港におろすと、日本の刀剣を山のように積んで去っていったが嬉しそうであるし。
「また来てくれると良いなぁ。ミダスさんが面目をつぶして以来ミダス商会は私が経営してますし」
刀剣さえ用意しておけばもう一度位は来るだろうが、それまでに車を改良しておかないとと思うが。
商人が5千億円でサクラギルドに売り飛ばした技術は版権の効力の切れたものだったが分からない。
エミリーは大喜びでジモトの郊外で車工場を造る事にして技術者と建築家を募集したのだが・・・。
「まあ普通に車工場位造れますよ。でも材料が足らないです。あの商人紐付き融資で儲ける気か?」
次に来る時は車工場の材料を売りつけに来るに違いないので取り合えず何時でも建築出来るように。
「草刈りと木の伐採は行っておいて。それから動物は根こそぎ食料にするのよ?分かってるわね?」
そして6月1日、玉蜀黍が大豊作だが玉蜀黍を狙って熊が出るので殺して夕食にするのである・・。
そして10隻の10万トン級大型船が車工場の部品を持ってA港町に入港したのであるが何か変だ。
煉瓦を積み上げるとかじゃなくて材料を持ってきて組み立てるような気がするのだが出来るのかな?
「もしかしてプレハブ住宅のノリで車工場造れちゃうの?でも耐震性とか大丈夫かなぁ?」不安だ。
「震度8までなら大丈夫な筈です。日本が地震大国なのは世界でも有名な話ですからご心配なくね」
「私は工事担当の者です。緊急の工事ですから3日で終わらせるようにと指示が出ています・・・」
ゼメグント財閥がお金出してくれたのかなぁと思うエミリーだがこちらもお金支払っておこう・・。
「幾らだ?俺はホサイン1世」と言うが、業者は早速部下に指示を出して作業に取り掛からせるし。
「お金はゼメグント財閥が支払ってくれたんですよね。ですから1円もいりません。部下の酒とご馳走位はふんだんに提供してくれないとやる気出ませんが、仕事ですから納期は守りますよ・・・?」
まあ納期守らない業者に依頼するのは嫌だが、ここは黙って見てるしかないので食事を用意するが。
「豚を1万頭殺してそれから玉蜀黍のスープにジャガイモよ。酒はビールで良いのかな?」と聞く。
「勿論ですよ。俺達もプロですからね。1日で建設して2日で重点的にチェックです。不良品つかませると業者の評判が落ちて路頭に迷いますから、金がかかっても検査には時間をかけますよ・・・」
そして3日後の6月4日朝、工事は終わり、飲めや歌えの大宴会が行われたので酒屋は大喜びだが。
「じゃあ材料の方はおいていきますので、車造りまくって待っていてください。数日後に来ますよ」
商人が車の材料をおいてくとアメリカで車職人だった男や女性が労働者に名乗りを上げたのだ・・。
そして車は生産されるが、何故か給料の支度金はエロスで支払われる事になり評判が悪かったのだ。
「エミリーさん。任せてください。1月もすれば日本共和国の貿易を黒字にして見せますよ・・・」
などと豪語する従業員だがこの生産工場レベル高いなと思うエミリーであるが良い車が造れそうだ。
そしてミユは食料の増産に励み、食料を買うお金を節約しようと心がけるが自給率にして45%位。
「働けぇ。獣なんか狩り尽くして肉に変えて。食料が豊富じゃ無ければ7300万人を維持出来ぬ」
ミユは募兵した30万人の兵に畑を耕させると麦の種を蒔き始めて自給率50%突破を誓ったのだ。
「借金残り18兆円。こうなったら意地よ。必ず返済して日本共和国を再建するんだからね・・?」
でも取り敢えずニギーナ発行すれば普通に返済できる金額であるのでニギーナ20兆円分発行した。
「最初からサクラギルドに命じてニギーナ紙幣発行させてればよかったんじゃ?」と公爵は思うが。
「五月蠅いなぁ。私も神様じゃないんだからたまには失敗もする。別に実害はないんだし」と言う。
借金を返済し終わった途端税金は所得税収入の4割になったが、悪役ぶりは健在であるのだ・・・。
借金を返済し終わった途端態度を豹変させ、アルフェリア共和国に宣戦布告して街を攻め落とすし。
「何だと?日本共和国が裏切っただと?」クレメンス大統領は驚いて鎮圧部隊を差し向けた・・・。
だが一戦で打ち破られて降伏してしまい、捕虜を人質にアメリカの核攻撃を防ごうとするのだ・・。
「おのれ核攻撃が出来ないではないか。卑怯者。正々堂々と戦え。この裏切り者。アメリカを敵に」
狙撃によりクレメンスは負傷してアメリカ軍の士気は地に落ちるが日本共和国軍は降伏を勧告する。
「降伏すれば命だけは助ける。お金を出すなら捕虜を解放しても良いぞ。誘拐ビジネスって訳だな」
部下を見捨てれば遺族が恨むし、取引すればそれも問題だから強襲して助け出そうかと考え止めた。
「今部下は何人残っている?」と聞くクレメンスであるが「18万人です」との答えが返ってくる。
5万人が捕虜になったのか?見捨てる訳に行かないな。捕虜交換の交渉をしようと思い立ったのだ。
だが日本共和国は莫大な身代金を要求するだろうと思いどうやってねん出しようかと悩むのである。
捕虜解放交渉の予定です。




