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偽勇者の大冒険  作者: ルーシェン
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難民の戦い

疲れたぁ。

暴X団みたいな組織が出てくる話なんて今時流行りませんねぇ。

分かってはいるんですが、こっちは暴X団じゃなくて冒険者ギルドですから。

サクラギルド歴2年1月5日、難民達は葉野菜や根菜を植えるべく畑を拡張していたのである・・。

この拡張に成功しないと難民達の生活は良くならないのだから皆必至であるが気も植える事にした。

ドングリの実が実れば、貴重な食料になるだろうと考えての事だが、難民達はドン引きしているし。

「何でこの文明社会の時代にドングリなど食わねばならないのだ?捕虜虐待だ」とか思ったらしい。

最近は文明社会崩壊前の日本でもドングリは健康食として金持の出身でも平気で食べていたのだが。

「食いたくないなら猪の餌だ。猪ならお前らも食うだろう?全く。エミリーさんもだが金持は・・」

俺達そんな金持ちじゃねえよとか難民達は思ってるのだろうが、俺にとっては十分金持に見えるぞ。

拳闘の試合がメインだった時代には、一欠けらの肉団子を手に入れる為に投石に耐え戦ったのだぞ?

お前ら確かに用済みだとアメリカに見捨てられて路頭に迷ってたのだろうが豊かな階層なんだよな?

ミダスはミダス商会の売り上げで、最近活性化してきた漁業の先物取引に金をつぎ込んでいたのだ。

大漁なら大儲けだが失敗すれば多くの財産を失うけど、お前らのようなへまはしないと思っている。

「エレネイ市国連合から牛と豚と羊を手に入れてきました。食料採集班。家畜の食べる草を・・・」

などと家畜商人として巨利を得た白川財団はそう言うが、この1月の冬に草など何処にあると言う?

不足しがちな武器の密輸で大儲けしてるのが、死の商人に商売替えした百合財閥であるが儲かるし。

最近拡張を続けているサクラギルドに反抗する勢力は、エレネイ市国連合の勇者アネレイの下に結集して2千万人の大所帯になって、軍備拡張を続けていたが百合財閥はこのおかげで大儲けするのだ。

「難民の皆さんに武器に詳しい方はいませんか?武器を造ってエレネイ市国連合に売りましょうよ」

敵国に武器を売り大儲けするのは暴X団と武器商人の常とう手段だが、ロベルド市は困るのである。

税金だけは100億円も増加したが、エレネイ市国連合が強大化したら4千人の兵士でどうしろと?

それでサクラギルドのメンバーを捕らえ始めたが、ミダス商会と百合財閥には手が出せなかったし。

手を出すと税収が減るからだが、仕方がないので軍備増強して兵力を8千にしたが人口の6分の1。

ロベルト市の人口は5万人に膨れ上がっていたが、サクラギルドのメンバーは3万人であるのだし。

「食料を手に入れろ。食料を手に入れて来た者に1万円出す。人肉以外は何でも構わん。分かるな」

取り合えず木の樹脂を混ぜた粗悪なパンを持ってきて1万円と交換する悪徳業者もいたのだ・・・。

だが狙い通り食糧の増産には成功して、サクラギルドの食料庫にパンは積み上げられ配給されるし。

新生日本の総理大臣の座を狙ってるホサインが民衆を懐柔するべくこの作業に励んでいたのだ・・。

「子供には上等なパンとスープを与えろ。お前ら欲しいだけ粗悪品のパンやるから盗み食い止めろ」

サクラギルドはみかじめ料さえ調達出来れば韓国並みの予算を動かせるギルドである。(基本収入)

「ミダスさん。北街道に遠征した食料調達班が鹿肉と熊に肉を手に入れてきました。それと・・・」

ロザリーが連れて来たのは、この30年で故郷を奪還して100万人の人口まで回復した先住民族。

「食料が欲しいなら我々と交易しないか?魚でも獣でも出来るだけ用意する。農業も盛んだぞぅ?」

北海道は文明崩壊の原因の大地震の影響が少なかったのか、農業が健在らしいとミダスは思ったが。

「違いますよ。文明崩壊直後にアイヌ人が蜂起して北海道を奪還。地道に文明を再建したんですよ」

ロザリーはアイヌの族長(アイヌ人の名前は良く分からなないので日本風で)北村を紹介したのだ。

「食料の代わりに工業製品を頂けると嬉しいのだが。我々はお金には興味はないからな。必要だが」

まあ最低限のお金は必要だが、自給自足が伝統のアイヌ人にとっては、お金は重要ではないのだし。

「食料も衣類も家も雑貨も何でもあるから欲しい物はない。欲しい物は独立と工業製品だけだ・・」

「勿論独立は承認するよ。ホサインさんも良いだろ?俺達が損をする訳でもないからな」と言うが。

「だが政府の許可を取らないと。そういう問題は統一政府を造ってから話し合うべきだろうと思う」

「それじゃあ再び俺らを支配しようとするかもしれないじゃないか。北海道はアイヌ人の領土だぞ」

などと主張するアイヌ人だが、ミダスとホサイン的にはこの主張に賛成だったがの本陣はどうだろ?

「俺は良いと思うぞ。大体文明が崩壊したからには、戦争でもしないと支配は無理だろうと思うが」

アレインと禿げ頭は同意して、エミリーとロザリーも同意するので一応密約が成立したのだ・・・。

「じゃあ小麦と玉蜀黍とジャガイモをありったけ。後豚肉と牛の肉とチーズも頼む。500億円で」

取り合えず工業製品は乏しいので、お金で解決するが、クルメシティを抑えて造幣局を抑えるのだ。

「暴X団は出ていけ~。クルメシティは独立国家だ」などと言いきり抵抗を続けるクルメシティだ。

ここにクルメ戦争(モデルは東久留米です。九州の久留米市じゃありません)な勃発して戦うのだ。

「お金を手に入れ、貿易戦争を勝ち抜く為には造幣局があるクルメシティは絶対に抑えないと・・」

クルメシティに結集したドイツ人傭兵部隊3万人は。サクラギルドのギルメンを追放したのである。

クルメシティはサクラギルドの縄張りに侵入して、ロザリーの鉄器兵を打ち破り待ちを占領したし。

クルメシティの市長渡辺は、ドイツ人傭兵にクルメシティの傭兵3千人と共に戦ったのだが・・・。

「アネレイ将軍?勇者アネレイがクルメシティにいるのか?」クルメシティ偽勇者作戦が成功した。

アネレイ将軍の武勇に恐れをなしたロザリーの鉄器兵は連戦連敗して数を1400名に減らすのだ。

死者こそ出なかったが、減った人数はロザリーを見捨てて逃げ出した兵士の数であり困る事になる。

「難民の処遇も安定しないうちに抗争を始めたのは不味かったんじゃ無いでしょうか?」と思うが。

抗争はサクラギルドに不利で、百合財閥は武器を売り大儲けしていたが、税金は支払うのであるし。

この戦い一応ロベルド市とクルメシティの戦争にもなるからロベルド市はサクラギルドに味方する。

「サクラギルドは気に入らないが、今回は味方をしてやる。クルメシティを倒して植民地にしよう」

ロベルド市は難民を正式に住民と認め、ロベルド王国の建国を宣言して難民から兵を徴兵したのだ。

一応80万の兵を徴兵したが、応じたのは35万人で、クルメシティと戦うのは12万人程である。

クルメシティはアネレイ将軍の兵15万、クルメシティ軍3千、ドイツ人傭兵3万人なのであるが。

クルメシティに侵攻する時周辺の街を抑えるのに4万を失い、8万の兵でまずクルメシティ軍を撃破してドイツ人傭兵の後方に回り、散々に蹴散らしてアネレイ将軍の軍と戦うのだが敗退するのだし。

アネレイ将軍はエレネイ市国連合に総動員令を発令して、80万の兵を集め訓練していたのである。

この兵で北部に侵攻して、アイヌ人国家の北村に宣戦布告をして攻め込んだが海戦で敗れ去るのだ。

アネレイ将軍は勢いに乗ってロベルト王国に侵攻して、経済都市ミダスシティを包囲するが落ちぬ。

アネレイ将軍(の偽物)の武勇に恐れをなしたロベルド軍6万は補給を得て30万に膨れ上がるし。

そのうちエレネイ市国連合が攻略困難な北海道を諦めて60万の兵で南下してきたのだである・・。

1月8日朝、休戦協定が成立してロベルド王国はエレネイ市国連合に300億円の賠償金を支払う事になり、軍隊も解散させられたが、サクラギルドはクルメシティとの戦いを継続するのである・・。

「ミダス商会の飲食店の値段を2割上げる。愛国者はうちの料理を買って国とギルドに貢献せよぅ」

ホサイン1世が金持ちに対するみかじめ料のアップとミダス商会の値上げを発表すると金が増えた。

みかじめ料は8500億円増加して、ミダス商会の売り上げが800億円に増加して燃え上がるし。

「外道。こうなったらクルメシティにギルド造って内部から崩壊させろ。俺の名前じゃ3万位しか」

クルメシティはかつて東京があった地方を抑えてクルメ共和国(首都は旧東久留米)を建国したし。

造幣局(文明崩壊後東久留米市に移転した)を抑えたクルメシティは幾らでも傭兵を雇えるのだし。

「諸君。あの暴虐なサクラギルドを倒して日本に平和を取り戻そう。イギリス軍が助けてくれる筈」

アメリカイギリスフランスの代理戦争と化した日本での戦いは、鉄壁のアルフェリア共和国方面では死の大天使軍がアメリカ軍の基地モレスビーを攻撃して無残にも惨敗して総反撃が始まっていたが。

だがモーロ将軍は、自爆攻撃でアメリカ軍の戦車隊を破壊して、進軍を阻止して空爆に走らせたが。

「民間人が1千人も死んだぞ。アメリカは軍人なら兎も角民間人を平気で虐殺するのか?人を手ロリストと呼ぶくせに民間人を虐殺しておいて、遺憾ですの1言でなかった事にしようと言う魂胆か?」

「遺憾ですねぇ」アメリカは白々しくこの言葉を続けて更に空爆を開始するのだが、テロリストが民間人を盾に取ってると言うなら、それを空爆したら民間人に犠牲者が出る事は分かってる筈である。

それをあえて空爆するのだから、アメリカも確信犯という奴だろうと思うのだがこれが正義なのか?

「まあ俺達はアメリカ様にだけは目を付けられないようにしようぜ。怒らせると原爆落とされるし」

北を恐れるアメリカだが、北は原爆を落としておらず、落としたのはアメリカ合衆国なのであるが。

ミダスやエミリー的にはアメリカの方がよほど怖いと思うのだが、加害者にその自覚はないのだし。

まあ当面は外道にクルメシティ攻略のギルドを作らせて内部崩壊させようと心に誓ったのであるが。

外道のクルメシティ攻略戦の予定です。

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